駆動系組み換え

やっとのことで用意したクラッチをパレットに組んでいきます。
が、まずはドライブシャフトを点検してしまいます。

パッパとバラしてクラッチを外してみると、スプライン部の根本がピッカピカになっていました。

ここはトルクカムのボールベアリングが嵌るところで、サビているならまだしも、ピカピカになっているというのは、固着したボールベアリングによって削られていたという証拠。

問答無用で交換することに。

中古で手に入れたドライブシャフトの、スプライン部の根本は汚く、つまり削れていませんでした。

が、ギヤケースのベアリングに圧入されていたドライブシャフトを、ご丁寧に引っこ抜いてあったので、これを再びギヤケースのベアリングに圧入しなければなりません。

ったくめんどくさいなあ。

ということで冷凍庫からアイスを取り出し、代わりにドライブシャフトを入れて、アイスを楽しむことに。

食べ終わったタイミングでギヤケースのベアリングをドライヤーで温め、冷凍庫で冷たくなったドライブシャフトをスコッと滑り込ませたら圧入は完了。

常温に戻ればもう抜けなくなります。

新しいガスケットでギヤケースを組み立て、オイルを入れたら、あとは組んでおいたクラッチなどを組んでいきます。

ついでにウェイトローラーをレッツ2Sのもの、ボスを現行レッツのものに入れ替えて、元通りに組んで終了。

パレットで近所のマックまで試走したところ、淀みのない加速をしてくれるようになりました。
これよこれ。
センタースプリングは硬いほうが相性はいいようです。

ただ新品のシューのためか、いささか半クラッチ状態なので、スロットルをほんの少し開けただけで繋がっていこうとします。
あたりが取れるまでは仕方がないかと思いつつ、しばらく様子見かな。

シューだけ現行レッツでも別にいいので。

これは今回外されたほうのボス。
全長39.4mmで、部番の下5ケタは32G10。

取り付けたのは全長39.9mmの32G00。
0.5mm長い分だけベルトがプーリー中心側に落ち込むため、ゼロ発進時の加速が強くなるはず。

これも走らないK8の元凶のひとつだったんじゃないかと思います。

今の段階で吸排気系（上から1〜4行目）はK8アドレスV50相当、プーリー周り（同5〜7行目）は現行レッツ（ただし型式不明）、クラッチ周り（同8〜10行目）はK8パレット標準という組み合わせに。

パワフルですし良い加速しますし、なかなか便利で面白いです。
ポンコツ2stスクーターなら、十分追いかけられるんじゃないですかね。

もうちょっと詰めたい気もしますが、それは追々。
ディスク化のほうを進めていきましょうか。