フロントブレーキパッド交換&ピストン清掃&揉み出し(29,800Km)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
フロントのブレーキパッドですが、そんなに減ってしまっているわけでもないし、効き具合に不満があったわけでもないですが、30,000Km目前に何となくボチボチ交換しておこうかな・・・という理由で交換する事にしました。
どうせキャリパー外すなら、ブレーキピストンの清掃と揉み出しもやっておくことにしました。
まずはキャリパーを外すために対辺12mm六角ボルトを2本外します。
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あっ、キャリパーが固定されている状態で、先にパッドピンを緩めておいた方が良いですね。
パッドピン2ヶ所をヘキサゴンレンチで緩めておきます。
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キャリパーを外したら、パッドピンを抜き取るとブレーキパッドがポロリと外れてきます。
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ブレーキパッドを外した状態のピストンです。
やはりピストンの側面は汚れていますね。
このままピストンを押し戻すと、ゴミやらなんやらでシールを痛めるといけないので、ここではそっとしておきます。
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一応外したパッドの厚みを測りましたが、一番減っている箇所でも2.5mm残っていました。
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ピストンを戻した際に、フルードが戻ってきて溢れるといけないので、マスターシリンダーのフタを開けて、フルードを少しスポイトなどで抜いておき、さらにフルードがこぼれても良い様にウエスなどで養生しておきます。
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清掃用に水に中性洗剤を溶かしたものと、洗剤を洗い流すための水と歯ブラシを準備します。
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まずはピストンを動作させずに、今の状態のままピストンを歯ブラシで清掃します。
ついでにキャリパー全体も歯ブラシでゴシゴシして奇麗にしてあげます。
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ピストンはそのままだと全体を奇麗にできないので、キャリパーピストンツールを使ってピストンを回してあげます。
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すると汚い部分がお目見えするので、また歯ブラシでキレイにしてあげます。
一通り奇麗にしたら、ブレーキを握ったり離したりしてピストンを出してやります。さすがに隠れていた部分は奇麗ですね。
傷が無いかだけ確認しておきます。
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さてここからが揉み出しの作業です。
揉み出しは賛否両論あるようで、動きを良くするどころか逆にシールを傷つけてしまうのでやらない方が良いという説もあるそうですね。
でもネットで検索していると、プロもやっている方法があったので、その方法をマネしてやってみることにしました。
まずはブレーキフルードとインシュロック(結束バンド)を準備します。
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インシュロックの先にフルードを付けて、ピストンとシールの隙間にチョンチョンと流し込んでいきます。
この状態でブレーキを握ったり離したりしてピストンを出してやります。
一度出したら手やピストン戻しツールで戻し、再度フルードをピストンとシールの隙間にチョンチョンと流し込んでブレーキを握ったり離したりします。
この時にピストンの動きを観察します。
ブレーキを握るとピストンが出てきて、離すとピクッと少し戻る動きをすればOK。
この状態を確認出来たら、新しいブレーキパッドを迎え入れるため、ピストンを押し戻しておきます。
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シムやパッドスプリングも先ほどの中性洗剤と歯ブラシで奇麗にしておきましたので、シムにブレーキグリスを塗っておきます。
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パッドピンも先ほどの中性洗剤と歯ブラシで奇麗にして、今回はシリコングリスを塗ってあげました。
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今回選んだパッドは、デイトナの「ゴールデンパッドX」品番:97159です。
Amazonで3,711円(送料・税込)×2セットでした。
純正パッドとの性能の違いは画像をご覧ください。
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新旧比較です。
画像上が純正(シムが装着された状態)で、下が今回のゴールデンパッドXです。
パッドの配置などは純正と変わりませんね。
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で、逆の手順で組付け終わった図です。
チラッとゴールドが見えますね。
この後、少しだけ試走してきました。
最初は低速でブレーキが効くことを確認して走り出します。
ブレーキを握ったまま、しばらく走り焼き入れをします(必要かどうか知らんけど)。
その後、普通に握ってみて感覚を確かめましたが、とにかく効く!!良い感じです。
あまり細かいことはわかりませんが、自分は嫌いではないです。
少しジャダーが出ているようです。
そんなにひどくはないので、しばらく様子を見て気になる様なら対応しようと思います。
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洗浄後の水を捨てたらこんな感じに真っ黒でした。
さぞかし奇麗になった事でしょう!!
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