
まず、長文につきスマホ(特にiPhone)に興味の無い方は読み飛ばして下さい。
(^^;;
巷では、新しいiPhone5が発売されて話題になっておりますが、このiPhone5にのっているのが新しいOS、
iOS6。
9/19から従来のiPhoneでも新しいOSをダウンロードして使用できるようになりました。
(まあ、これで「全くiPhone5と同じ」になるわけではないのですが…。)
かくいう私も、即日
iPhone4SにiOS6を入れてみたのですが、それからと言うもの、笑いが止まりません。
原因はと言うと、
標準装備のマップ。
今まで(iOS5)は「Google マップ」がベースとなっていましたが、(Google社との決別を図りたいAppleは)iOS6では自社製のマップに大きく変わりました。
で、これが笑っちゃうくらいにヒドイ出来。
まさに、
「iPhoneの誕生以来、最も大きな驚きを」です。
既にあちこちのweb上で書かれていますが、羽田空港が
大王製紙と表記されていたり、東京のJR青梅線の中神駅と昭島駅の間に
「パチンコガンダム駅」があったり(青梅線は、東京に住んでいた頃、通勤で使ってました。確かに昔、もっと昭島駅寄りの場所に「ガンダム」という名前が付いたパチンコ屋がありましたが、既に名前が変わってますし、駅じゃありません。)、東京湾の海上にゆりかもめの駅が点在していたり、「浜離宮」がハングル文字で併記されていたり…と、「もしかしてネタ?」と思うようなツッコミ所満載の間違いがあちこちにあります。
自分も、身近な所のマップを見てみると、

JR苗穂駅が豊平川の河川敷に。(しかもNaeboと英文字表記になっている。一瞬、Naebaかと思った)、
一応左上の正しい位置にも表示アリ。

札幌丘珠空港っていつから公園になったんだろう?(木のマークは公園)

皮膚科も眼科も歯科も夜はみんなバーに?(カクテルグラスのマーク、データの属性はバーになってました。)
他にも多々ありましたよ。
しかしまあ、どこかも分からないような三流メーカならいざ知らず、天下のAppleが良くこのレベルで製品として出荷したもんだなと正直驚きです。
(製品化までにどれだけチェックしたんだろうか?)
ただ、これらのネタと思われるような間違いは、世界中のユーザから指摘された内容をAppleが逐次修正していけば、かなりの時間は掛かるでしょうがある程度良くなると思うのですが、問題は地図としての「見た目」。
見比べてみると一目瞭然。

一例として、札幌駅を中心に同程度の尺度で表示してみました。
右は新しいiOS6のマップ、左は以前のiOS5のマップ…と言いたいのですが、既にiOS6にアップグレードして元に戻すことは出来ないので、ブラウザSafari経由でGoogleマップを開いたもので、iOS5標準のマップとほぼ見た目は同じ(はず)です。
左のGoogleマップは、市販の地図帳を見ているようで、情報量が多すぎず少なすぎず、必要な情報だけが見やすくまとまっています。(あぁ、見慣れた地図)
対して右のAppleのマップは良く言えばシンプル、悪く言えばスカスカすぎて、イマイチ地図の尺度感覚がつかめない。
ピンチ操作で拡大・縮小するとき、地図上の情報量が少なすぎて、どこまで拡大・縮小したのか分からなくなることがしばしばある。
(結局、何度もピンチやスワイプを繰り返す事に…)
だいたい、駅がどこにあるかも分からないし、線路も、地図をかなり拡大すれば表示されるが、この尺度では表示されていない。高速のインターもどこにあるか分からない。(Google側は幹線道路は黄色、高速道路は緑色で、ICも文字で表示されていてわかりやすい)
拡大しても道路の太さがあいまいで、ぱっと見で表通りや裏通り(中通り)の区別が付かない。
明らかに、地図として「見た目」で劣っています。
コレを使えるレベルに修正するのは数年掛かるんじゃないでしょうか?
(Googleマップだって、今のレベルになるまでには相当の年月が掛かってますからね)
AppleはGISの専門会社じゃないんだから難しいでしょうね~。
自分が今使っているアプリの中には、標準マップのAPIを使っているものも多く(ゴーゴーラボの
iGSとか、
ロケスマ、
AroundMe、
100均マップ)、検索した結果を標準マップの上に表示します。
ご存知、
「ハイタッチ!drive」もそうです。
iOS6にしてから、「ハイタッチ!drive」で他車との距離感や位置関係が分かりづらくなってしまいました。
まあ、長々と書きましたが、とにかく「Appleさん、頑張ってマップのレベルを上げてくださいね~」とエールを送りたいです。
あ、そう言えば今度のマップにはコンビニも載ってますが、はっきり言って必要ないと思います。
今、日本国内に上位10社だけでも計4万5千軒以上のコンビニ店があり、毎日のように新しい店が出来る一方で、閉店するところもあります。さらにはそっくりそのまま他社のコンビニに変わることもあります。
地図って言うのは「情報の新しさ」は、「情報の正確さ」と同じくらい大事なものだと思います。
定期的にデータ更新し、無料で
コンビニを検索できるアプリもあるし、標準マップには個人的にはいらないと思うのですよ。
Posted at 2012/09/25 02:32:35 | |
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