JVC GC-DR1 修理（内蔵バッテリーの交換）

JVCのドラレコ GC-DR1の内蔵バッテリー交換です
内容はかなり端折ってあります
※内蔵バッテリーの交換はメーカー推奨の作業ではないため、何かあっても全て自己責任となります
（パーツレビューでも書いてますが、KENWOOD DRV-610も中身はほぼ一緒なので手順は同じです）

まずはmicroSDカードを抜いて、上面の隠れているネジ2本を外してカラ割します

液晶と本体基盤を接続しているフラットケーブルを外す

基盤本体を固定しているネジ３本を外し、灰色のアンテナ線も外します

基盤を外すとレンズ側にバッテリーが載ってます
バッテリーはリチウムポリマータイプで容量は240ｍAh
メーカー品番は、338040000086

中のリチウムポリマー電池自体の型番は、印字がかなり消えかかってますが402035（＝4.0mm×20mm×35mm：概寸）
※リチウムポリマー電池は６桁の数字で表示されることが多く、最初の２桁が厚さ、次の２桁が幅、最後の２桁が長さ（全て概寸）を表します

バッテリーから出てるケーブルは３本（赤：＋、黒：-、青：T）
TはThermal（温度）端子で、T端子とマイナス端子間に入っている抵抗値が温度により変化するので、それを測定して高温時はバッテリーの充電を停止するなどの制御に使用している

バッテリーのコネクタは４ピン（同型機のDRV-610ではバッテリーのコネクタは3ピンと4ピンの2タイプあり）

手持ちのバッテリーで大きさ的に使えそうなのは、702030（＝7.0mm×20mm×30mm：400ｍAh）
確かかなり前にAmazonで600円くらいで購入したもの
厚さが3mmほど厚くなるが、特に問題なく収まりそう
（因みに、同型機の「DRV-610 バッテリー」でググると、この後の改造作業無しにマルっとそのまま交換できるバッテリーユニットが3,000円程度でAmazonなどで売ってます）

手持ちの702030バッテリーの方には温度制御回路（T端子）が無いので、702030バッテリーから制御基板を外し、402035の制御基板に702030バッテリーをハンダ付けする
写真では既に付替作業は終わってますが、ここが一番のヤマです

あとは元通りに戻して完成

設定もリセットされることが無くなり、内蔵バッテリーだけでの駐車監視機能も問題なく動作しました
エンジン始動時の電源断状態も解消されているようです
やはり内蔵バッテリー劣化が原因だったようだ