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イイね!
2014年10月25日

スタバが高いというのならサンマルクにでも

スタバが高いというのならサンマルクにでも










toisu

久方ぶりの更新です。
どうにもこうにも仕事とか諸々が忙しくてブログ書いたりする気力のない私です。

というのも、ここ最近農耕車や北米用ピックアップの受注案件が新規でいろいろと立ち上がっておりまして、会社としては嬉しいことなんですが現場で制作する身としてはなかなかに頭を悩まされております。トレーサビリティ大事です。


少し前、Twitterで友人とこんな話をしました。

「【 日本人はサービスがタダだと思っているから「スタバは高い」とか言う。そのコーヒーの値段には、フカフカのソファー、おしゃれな音楽、雰囲気のある照明、笑顔が素敵な店員さん、こういうのも全部含めて、その値段なんだよ。】時間にお金が払えないなら来るなって。」

これって、何気ないようで実はビジネスの基本をついてるんですよね。
私たちが求める商品対価とはなんなのか。
併せて、モータリングと呼ばれる概念などについて少々。


One-77。人生で一回くらいは実車見てみたいです。


少し前のエントリで自動車に対する付加価値をどんなもので求めるか。みたいな話をちょっとだけ書きました。
はっきり言って私はディーラーで車を買うことはそれ相応の投資であるし、また中古車を保証なしで乗ることもまた投資の一つだと思うのでどちらがよくてどちらが悪いとは思いません。

その「違い」こそが「ユーザーのクルマに対する価値観」だからです。

しかし往々にしてその価値観の違いがこういったSNSで議論を呼ぶこともまた必至だと思っています。DIYすればタダで仕上がるのに。という人もいれば、DIYで失敗した経験があるので万事に備えて工場にお金を落とす。という人もいます。
すなわちそれこそが、品質に関する投資であると言えますよね。

自分の腕に投資するか、ショップに投資するか。それは単に信頼の拠り所が違うに過ぎないわけです。


BackyardのEKはいつ見てもかっこいいですね。

コスパが騒がれる時代になってしばらくたちました。
私たちの意味するところのこの「コスパ」とりわけ自動車業界におけるコスパとは何なんでしょうか。

少なくともこのみんカラというSNSにいる皆さんはクルマが好きで、いじってはみんなと情報を共有したいひとが集まっているので、どちらかというと「店にカネを落とすのは馬鹿らしい。」サイドの意見を多く耳にするように思います。

しかし、一方で対価を支払えばそれ相応のサービスを受けられる、ないしはそれに費やす時間を別の事柄に投資できる。とこうなってくるわけです。これが、先述のスタバに対する投資の話とリンクしてくるわけですね。
つまりは、自動車が好きで作業そのものに没頭する時間を費やすことを惜しまない、或いはそれだけの環境を持っている人はわざわざ店に行く必要はない。逆に、そういう作業をショップに任せてその時間を別の事柄に投資しようと思うならば、それもまた正解だと思うわけです。
それをさも馬鹿らしいと言うのはナンセンスなことです。

じゃあコスパってなんなのか。

大事なのは、「こうありたい」と自身が思う理想や付加価値にたいして納得した投資ができたかどうか。なんです。
その「こうありたい」って思う基準ってのは、誰それが言ったという相対的なものではいけないわけです。あくまでもエゴイスティックに。自分がどう達成したいか。

ふとこんなことを考えてたら、なぜVTECというエンジンが現代までスポットライトを浴び続けていられるか。そんなところのケースメソッドに落ち着いてみました。

“ホンダらしさ”とは何か 数字に表れぬ危機感「武器がなければ戦えねぇ」


上のリンクにもあるようなホンダの社是「三つの喜び」。この里程標とも言うべき存在がまさにVTECというエンジンなのかな。と思います。

「モータリング」という概念は欧米ではごく当たり前なものですが、日本ではあくまでもクルマは「手段」であるというイデオロギーが未だに根深いです。
しかしホンダの創り出したVTECは、このモータリングという概念に正面から取り組み、ひいてはユーザーの投資に対して納得のいく答えを提出し、それを感動(Customer delight)までに昇華したのではないか。と、こう思うわけです。

すこしホンダを持ち上げすぎですかね。
でも、最近のホンダがいかんせん魅力的に感じないのも事実です。

国内需要というものがまさに大衆主義に流れ、やはりこのイデオロギーは加速している以上ユーザーの「嗜好」というところまではなかなか踏み込めないのが市場の現状なのかなとも思いますが。

それでも、86、BR-Z、新型デミオなどはまさにこのクルマに乗ることの純粋な楽しみ、嗜好性を追求したクルマであることに違いはありません。こういうエポック・メイキングが市場を活性化してくれるともう少し楽しいかもしれませんね。


小難しい話をしました。
ひさびさにパーツレビューと整備手帳でも書こうかなと思いますので飽きたらそちらでも一読頂ければ。

本日の一曲。
Avicii "Dear Boy"



では。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2014/10/26 00:22:47

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この記事へのコメント

2014年10月26日 13:46
いつもながら興味深いエントリですよね。
今、そのモチベーションを持っているのはマツダでしょうね。
日本人の価値観にもひとつ付け加えるなら「良いものが安く手に入れられる、と夢見てる」んだと思います。そもそも価値に対して正当な対価を支払うつもりがない。いや、そもそも価値を測ることが苦手なんじゃないかなと思いますね。
トレーサビリティ、大事ですよね(^^)
コメントへの返答
2014年10月26日 14:41
いつもコメントありがとうございます。
「良いものが安く手に入れられる」のに越したことはないんですが、その意味するところの「良いもの」っていう判断基準が、現代では何なんだろう?って思ったので少し書いてみました。良いものって燃費がいいもの?耐久性が高いもの?いろいろあると思うんですよね。

>価値を測ることが苦手
これはまったくもってその通りだと思います。島国根性の悪い癖とでもいいますか。このあたりは、私にとって内田樹先生の「日本辺境論」あたりがかなり参考になってて、ときどき引用してます。

トレーサビリティ…ホンダ系列の納品はホントめんどくさいです…。笑

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