何シテル?に書きましたが、日曜日にとんでもないクルマに遭遇しました。
画像の初代日産ローレルスピリットです。しかもこのカタログカラーです。
このクルマとすれ違って思わず「えぇーっ!!(゚д゚;)」と声が出てしまいました…。
まあ今となってはレアもレア、どレアですよ。
みん友様からは「まぼろし」だの「疲れてる」だの言われましたが…www真昼間から夢は見ませんですよ…( ̄Д ̄;;
また会えるかなー?
さて「高速有鉛」の最新号を買ってきました。

今、自分にとって安心して読めるクルマ雑誌は、この「高速有鉛」と「G-ワークス」くらいですねー。
今回もブレのないメイニア向けの内容がわんさかと出ております。
お友達やお知り合いの方々もチラホラとお見かけできまして、いつも以上に楽しんでおります。
そして今回最も興味深く拝見したのはこれまたお知り合いのT様所有の…

こちらの「陸奥湾の老鯨」であります。
昨年の
「第4回 六戸クラシックカーミーティング」でデビューしたこの車両、ただのクジラワゴンだったら普通の注目度だったのですが、あの伝説のサーキット「むつ湾インターナショナルスピードウェイ」の関係車両の生き残りということで、俄然興奮してしまいました。
それもそのはず、この「むつ湾サーキット」(地元民はこう呼んでいました)には自分はかなり思い入れがあり、興味の対象でもあったのです。
実は、P.32の「その一方で~」のくだりから「むつ市出身の某メニアな青森県民による貴重な証言も存在する」までの間は、何を隠そう自分の証言だったりします(≧∇≦)b
記事をお書きになったK氏との電話の中で何気に「むつ湾サーキット」の話になり、自分がそこを知っているということで突然のインタビューとなりました(;^_^
ここからはその証言に補足する形になりますが、たぶん自分の世代が「むつ湾サーキット」を知っている(記憶にある)最後の世代だと思われます。
まだ小学校へ上がる前になりますが、自分は当時むつ市に住んでいたため、親類のいる野辺地町や病院へ行くために青森市に行く際に、R279からよく見えた最終コーナー部分を眺めていました。
ある日、サーキットの入り口が渋滞している時があって、何かと思ったらゼッケンを付けたスポーツカーが何台も出てきたのです。
それがとてもカッコよくて、早速家に帰ってからトミカでレーシングごっこをして遊んだものです。
そして「むつ湾観光牧場」というミニ動物園と遊園地が併設されておりまして、たった一度だけでありますが保育所の遠足で行ったことがありました。
動物ももちろん楽しかったですが、サーキットの方に興味が向いてしまう幼児でした。
サーキット及び観光牧場閉鎖後もしばらくはコースの路盤は残っていました。
中学・高校生になると部活の遠征でR279と併走するJR大湊線によく乗るようになり、R279よりもハッキリと最終コーナー~メインストレートの様子が列車から見えることがわかりました。
しかし、時が流れてサーキット及び観光牧場跡地付近は採石場になって開発されてしまい、今となってはほとんどその痕跡がありません。
今となっては廃墟メイニアに人気の施設となってしまいました。
「むつ湾インターナショナルスピードウェイ」で検索すると、訪問記が結構ヒットします。
その後、このサーキットのことはすっかり忘れていたのですが、こんな本が発売されたのです。

’72年に行われたむつ湾ストックカーレースについての本です。
この本の発行により、それこそ自分にとっては幻同然だったサーキットの詳細がよくわかりました。
この観光牧場の入口ゲートも記憶にあります。

青森のある本屋さんには地元の話ということで平積みでかなりの冊数がありました。
地元でも幻とされるサーキットについての本ですが、果たしてどのくらい売れたのかな??(;´▽`
さらに地元テレビ局RAB青森放送が発売した、昔の青森の映像ライブラリー「あの瞬(とき)」のDVDの2巻には…

むつ湾観光牧場の映像があり、そこにはサーキットのレースの模様も収録されていました。
そんなこんなで自分の中でむつ湾サーキット熱が高まってきまして、会社にアルバイトに来てる野辺地町在住の60~70代のおじーちゃん達にそのことを聞いてみると…
「観光牧場やサーキットがあったのは知ってるが詳しくはわからない」…ということだけでした。
つまり、野辺地町のような超地元でもそのくらいの知名度でしかなかったということなんですね…。
このサーキットのことについて詳しいのは、実際に工事や運営に関わった人やレースに参加した人くらいなのでしょうね。
そんな人たちも当時若かったとどう簡単に見積もってももう60歳くらいなんですから、はるか昔の遠い話です。
「むつ湾インターナショナルスピードウェイ」は確かに存在してましたけど、もう幻のごとく過去の話なのだなぁと…(´ρ`)
そんな幻に少しでも関われて自分の記憶に残せたのはよかったことだと思います(*^-^)
ブログ一覧 |
本・雑誌 | クルマ
Posted at
2014/09/03 21:23:03