2008年06月15日
先日、Z4モニター当選のことをブログに書きましたが、実際のモニターは梅雨明けにしていただいたので(せっかくのロードスターなのに、雨天ではつまらないですからね!)、今回は335iの試乗です。てゆーかこの二つは別々の話なんですけどね。
以前にE90セダンの330iには試乗したことはありました。そして所有するE46の車検の際にE90セダンの320iを数日間代車として長期試乗をさせていただきブログにもレポートした通りです。
E90-320iについては、レポートの通りで、自分としてはE46を凌駕するまでの存在ではないかなと総括しました。そして今回はE92-335iです。はたして興奮するような存在なのでしょうか?
結論から先に申し上げると、そのパワートレーン、足回りなどについては凄いって感じです。わずか30分程度の試乗でしたが、動力性能と足回りについてはある程度試せたと思います。
【市街地のSTOP&GOについて】
市街地では、まあ普通で自分のE46-330iと違いは感じられません。私のE46はHSB(ハイパースプリントブースター)を装着しているので、標準のE92-335iよりも発進はむしろ速いと思います。市街地での発進加速と停止は穏やかで、特にエグゾーストも響かず、車内のこもり音がないところに関してはE46よりも心地よいかも知れません。エグゾースト・ノートにしびれたい人には不満かも知れませんが。
【郊外の空いた道】
さていよいよ思い切り踏み込める道路に来ました。広い直線道路に1台きり。まずはDモードで加速します。アクセルを半分くらい踏み込みます。踏み込んだ最初はちょっともたつく感じがありましたが、それは一瞬で、その後は滑らかでぐんぐん加速します。加速感はE46-330iよりも滑らかでATのつながりもすごくいいです。プラズマダイレクトとHSBで武装した私のE46よりも気持ちひとつ速いかな?という感じです。次にATモードをスポーツにします。そして発進!今度は思い切り踏み込みました!
す・凄いかも(^^;)・・・Dモードとは全く顔が変わったような次元の違う加速です。エグゾースト・ノートも強烈なサウンドを奏でます。私のE46なんか比較になりません(泣)そりゃ当たり前ですね、相手はツインターボ、New M3 並みのトルクを下の回転から発生するんですから。しかもターボと思わせないようなリニアなトルクの出方をしています。私は昔何代かにわたってターボ車を乗り継いできましたが、昔のドッカンターボと比べるとその滑らかさには驚きましたし、これなら直線だけでなくコーナリングの立ち上がりにも十分使えるなと思いました。
久しぶりのターボだったので、首を後ろに持って行かれるような加速感を思い出して、堪能してしまいました(笑) E46-330iではそこまで軽く強烈な加速感を出すことはできません。スピードメーターが280km/hまで刻印してある意味を十分に感じることが出来ました。これでは運転する最中はずっと速度超過違反が頭から離れないでしょう(笑)。
【足回り】
試乗車はMスポーツ仕様でした。これもまた驚きでした。動きはE46とは全く異なりしなやかな足回りです。決してゴツゴツ感はなくむしろ柔らかい感じです。しかし上下動を伴うコーナリングでも若干ロールしますが基本的にはニュートラルステアを維持します。まあ普通に走っただけなので何とも言えませんが、アクセルのON/OFFを切り替えてもニュートラルな挙動を維持し続けました。高速は走っていないので残念でしたが期待を持てそうです。ただ少し残念なのはE46のほうがステアリングにダイレクト感があると思います。つまり路面からの情報はE46のほうが多く伝えているようです。そういう意味では、このE92-335iは少し日本車っぽいかもしれません。
それでも、18インチという一回り大きなホイールを履き、一回りロープロ・タイヤを履いた、重くて硬い腰下なのによくコントロールできていると思いました。心配なのは、超高価であろうと思われるタイヤ交換時のコストと冬用のタイヤのコストのことでしょうね。これだけ原油が上がるとタイヤ価格も高騰しそうですから。
【その他】
少しがっかりしたのは内装です。試乗車はレザーシート装備車でした。シートそのものはしっかり作り込んでありましたし、ドアトリムにもレザーが使用されていましたが、がっかりしたのはダッシュボードまわりでした。アクセントラインのシルバーが、320iのときと同様にプラスチックのシルバーそのもので、高級感を甚だしくスポイルしていたことです。E46のときのカーボンもどきというアクセントラインにも論議がありましたが、試乗車であるE92-335iのプラスチックそのものには落胆しました。運転席に座っているとき最も目立つ場所にあるダッシュボードが安っぽいと、所有する喜びが半減します。オプションで変えればいいではないかという意見もあると思いますが、3シリーズの最上級グレードなのですから、そのくらいは最初から相応の装備としていただきたいものです>BMWジャパン様。
【欲しいですかって?】
う~ん悩みますね。パワートレーンと足回り関係はさすが新型車。E46時代よりはずっと洗練されているし性能もかなりよくなっています。でも・・・私はやっぱりE46のスタイルとほどよい車体のサイズ、インテリアのデザインなどが好きなんですよ。そしてまた一番の問題は価格ですかね~。仮に定価ベースで考えると、乗り出しで750万円近く行きそうです。私のE46-330iMスポよりも100万円は高いんです。そうなるともうGT-Rの領域ですからね~。維持費はかかるけどGT-Rは面白そうだし・・・。
結局予算もないし、E46は一番気に入ってるクルマなので、当分浮気はしないと心に決めたのでした。
Posted at 2008/06/16 00:41:11 | |
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2005年12月23日
前日関東北部の栃木県塩原温泉に宿泊して、今日は山越えして福島県に抜け、会津若松を廻って東京へと帰路につくコースを取りました。折からの豪雪で、前夜はまるで台風並の暴風雪でしたが一夜明けると数十cmの積雪です。早速会津に向けて出発しました。国道121号線を北上する形で進みましたが、路上の積雪も圧雪路ではなくふかふかの新雪に近い状態です。轍はありますが、車道上ですら積雪は圧雪面に加えてさらに20-30cmあります。ちょうど毎年通る、湯沢から十日町方面への山越えの道に近い状態でした。案の定というか245というワイドタイヤと330のビッグトルクの組み合わせは、328I+205という組み合わせよりはかなり滑りやすく神経を使います。もちろんDSCのおかげでクルマのコントロールは失われていませんし、グリップの強いフロント側と併せて力強く登坂もこなしてくれます。REVO1の高性能も大きく寄与してくれていたのは間違いのないところです。会津若松市内で圧雪路になったとき、抜群のグリップをしてくれて不安感は全くありませんでした。新雪路だけはやはり今までの328iと205/60-15の方が自分の感覚と実際の動きがベストであったと思いました。
恐らくは、やはりホイルも交換して4輪とも215~225/45-17にしたほうが新雪路も含めた性能としてはベストなのかなと思いました。次回、数年後にスタッドレスタイヤを履き替えるときには是非試してみたいと思います。
Posted at 2006/01/02 22:00:49 | |
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