マイ昭和63年式 GF31型 日産レパード XSⅡ V6ジェットターボ
これと言って問題なく日々の通勤やなんかに活躍していたのだが
ある時から加速中に
「カリカリカリヵ・・・」といわゆるノッキング音が聞こえるようになった
まあ古いクルマだからあるよね
カーボンの堆積によるものなのか、なにが原因なのかは分からないが
ノッキングを検知してECUで点火時期を補正するという
ノックセンサーを交換してみることにした
マイレパードのノックセンサー純正品番は22060-56S10か22060-59S00
もちろんどちらも製廃なので代替品としてリストアップされている
B2060-56S10をモノタロウで10%オフの時に手配する
さて部品が到着したので作業開始
シングルカム系レパードのノックセンサー交換は、ネットで具体的な作業実例が探せなかったのだが
別車種で同じVGシングルカム系の記事があったので参考にする
諸先輩方ありがとうございます
どうやら上からのアクセスは困難なようなのでリフトアップ
レパードの車高だと、ルーフが天井に当たるのでこれよりあとすこししか持ち上がりません
アンダーカバーを外してのぞいてみると
予備知識通り運転席側エキマニの下にジャバラのカバーが付いた状態でセンサー発見
カバーをずらすと
ノックセンサーとご対面~
赤の囲みがノックセンサー
もしかしたら30数年無交換かもしれんな・・・
カプラーソケットは指でつまんで引っ掛かり部分を広げて引き抜くタイプだが
まず手が入らねえ・・・
手前にオルタネーター
横にエンジンマウント
隣にオイルレベルゲージのガイドパイプ
旧車だけに、できればどれも動かしたくない代物ばかりだ
カプラーを指でつまんで引き抜く動作が片手でできればいいが
まずつまめない
プライヤーも入らない
とにかく
片側ずつ指で押さえつつ、マイナスドライバーでやさしくこじってなんとか外れた
プラがパキパキになって割れるかと思ったが、案外柔軟性が残ってて無事に抜けた・・・よかった~
さてここからが本番なはずなのに、カプラーだけで疲れ切ってしまったが
このまま放置するわけにもいかないので、気を取り直して作業再開
ノックセンサーそのものは上から作業したほうがやりやすいとネット記事には書いてあったが
V型エンジンだけに上からはもちろん全く見えない
ネット記事では24mmのディープソケットとエクステとユニバーサルジョイントで緩めるとあるが
手探りでセンサーを触ることはなんとかできるが
エンジンマウントが邪魔してディープソケットが入らない
同じVG系の記事でもレパードと他の車種ではこの辺の作りが違うのかもしれないな・・・
下からメガネレンチでアタックしたが
オイルレベルゲージガイドパイプが邪魔して
肉厚なレンチはかけられないので
ラチェット首振りレンチは無理(写真右から2番目)
薄いメガネレンチ(写真右から3番目)は角度がだめでセンサーまで到達できず・・・レンチ曲げるかな・・・
うーむ・・・
いろいろ試してみて
めったに使う機会がない24mmの工具ばかり揃ってしまったが
24mmのディープソケットは差込が12.7mm(写真左側の2個)が多いようなのだが
12.7mm用のユニバーサルジョイントは大きくて無理
差込角変換アダプター(12.7mm→9.5mm)も入れるとエンジンマウントに当たるので無理
試しにジャッキでエンジンを少し浮かせてみたが、ほぼ状況は変わらず
結論から言うと
写真右隅のラチェットに刺さっている短めのディープソケット(差込角9.5mm)の
直後にユニバーサルジョイントを入れてエクステでなんとか上からセンサーにレンチをかけて
センサーを外すことができた
もうヘトヘトなり・・・
あとは新品ノックセンサーをつけるだけ・・・つけられるんかいな
まず手でマウント部を触ろうとするが
なんとか指先が触れる程度で座面の清掃とか無理無理
とにかくウェスにパーツクリーナを染み込ませて、たぶんきれいになったかもレベルで良しとして
指先に新しいノックセンサーをプルプルしながらネジ穴に差そうとするが・・・入らない
外すのは多少無理して外してもなんとかなったが
新しいノックセンサーを取り付けるのは出来れば慎重に作業したい
邪魔な周辺のアイテムのうち、撤去するとしたら・・・
やっぱりオルタネーターかなあ
まあオルタネーターはそのうち交換する必要に迫られることもあるかもしれないし
手前側のスペースに余裕が出来れば作業しやすくなりそうだ
カプラー類を破壊しないように慎重に外して
12mmのボルトを数本緩めてオルタネーターを下におろす
疲れ切った体にオルタネーターは重い・・・
さてスペースが開いたので、さっきより断然アクセスしやすくなって
なんなく新しいノックセンサーをねじ込むことができた
写真で比較してもらえばわかるが、
新しい代替品番のセンサーはネジ部が長い
なので、古いセンサーと比べると掛かりが浅くなるので不安になるが
エンジンブロックとはセンサー底辺の座面で気密をとるようなので
念のためにシールテープを巻いて
工具写真右隅のラチェットに短いディープソケットで難なく締めこむことができた
ラチェットはヘッドの大きさがいろいろあるが、こういう時は小さいヘッドがありがたい
あとはカプラーを差して、カバーを戻し
重たいオルタネーターを元に戻して完成!
さて試走してみる
おっ!カリカリ音すっかり消えた!センサー1個でこんなに違うもんだ
加速感も燃費も良くなってアイドリングも安定してる気がする!今までフェイルセーフモードだったか
作業が苦労すると効果もその分あった気がするのはプラシーボ効果だけではないはず
代替品番も製廃になる前に、ノックセンサー交換は効果的です
作業するときは、最初っからオルターネーターを外しとけばよかった
Posted at 2023/10/02 17:31:17 | |
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