
梅雨時のある日。
突然目の前に現れて、
そして突然去っていった雀たちの記録。
■6月12日(日) 曇り

前回のブログでも書きましたが、自宅敷地内のコンクリート上にひっくり返っている雀のヒナを発見。
とてもこのまま放置しておく気になれず、一時保護することにしました。
適当なダンボール箱にクッション代わりの紙を敷いて、保温用にいらない布も入れてあげました。
無事起き上がって動き回れる状態まで回復しましたが、この日はチュンチュン鳴くだけで、何も食べてくれず・・・。
とりあえず水は飲んでくれたので、砂糖水を少し飲ませてあげました。
この日は布に包んであげて就寝。無事朝を迎えられますように・・・。
■6月13日(月) 小雨

息絶えることなく、無事に2日目の朝を迎えました(^^)
本当は消化があまり良くないため、あげない方がいいらしいのですが、水でふやかしたパンを食べてくれました。
父親が巣箱を玄関先に出したら、親鳥が餌を運んできて食べさせていたそうで。
親に見離されなくて、良かったです。

巣箱を外に出すのはいいけど、猫にでも狙われたら一巻の終わり(T_T)
脚立の上に巣箱を設置して様子を見ます。
無駄な抵抗かもしれないけど、何もしないよりマシです。

数メートル先の定位置でヒナを見守る雀が1羽。
これが親鳥のようです。

物陰に隠れて観察していると、親鳥が餌を咥えてヒナに寄ってきました。
事前情報どおりです(笑)

たくさん食べさせてもらったみたいで、糞も大量(^◇^;
何度も足場のシートを取り替えてあげました。
栄養補給して、着々と旅立ちの準備が進んでいるように思います。
MINIグループのLINEチャット上で、勝手に「ちゅんすけ」と名づけました(笑)
夜間は気温が下がるので、再び家の中に巣箱を移動。
■6月14日(火) 曇り
朝、再び父親が巣箱を玄関先に出すと、待っていましたとばかりに親鳥が餌を運んできたそうで。
もう我々が餌の心配をする必要は皆無となったようです(^^)

この日は朝からちょっと肌寒い1日。
平均体温が40度を超える雀にとっては、なかなか厳しい環境。
寒さを凌ごうと、モフモフになっています(笑)

親鳥だってモフモフです(爆)

午前中の仕事を終えて戻ってくると、巣箱の中に藁が数本置かれていました。
「暖めてあげてほしい」という親鳥からのメッセージかな?と勝手に解釈して、マグカップでスペシャルルームを増設してあげました(笑)
コットンを敷いて、専用ベッドの出来上がりです♪

どうやら気に入ってくれたようです(^^)
でも、出入り口に糞をするのはやめてほしい(笑)
快適だったのか、この日の夜はいつも以上に爆睡してました。
でもこれが、ちゅんすけのラストショットとなりました。
■6月15日(水) 晴れ
朝、いつもどおり早起きの父親が巣箱を玄関先に出すと、今日も早速親鳥が餌を咥えてやってきたそうです。
でも、新たに増設されたマグカップが邪魔で、ちょっと戸惑っていたらしい(笑)

さて、朝のゴミ捨てに行こうということで、表に出て巣箱を確認すると・・・
居ない・・・
ついに旅立ちの時が来たようです。
3泊4日の最終日はお早目のチェックアウトだったようです(^^;

念のため半日、巣箱をそのまま出しておきましたが、出先から戻ってきてもそこに姿があるはずもなく・・・
ヒナのためにいろいろ出した道具を全て片付けました。
数時間おきにヒナの様子をチェックするのが日課になりつつあったので、空っぽになったマグカップを見つめながら、「今朝までここに居たんだよなぁ・・・」とちょっと残念な気持ちになりました(T_T)
辺りを見回しても、ずっと見守っていた親鳥の姿もありません。
にぎやかだった玄関先が、生き物の気配が消えて急に寂しくなってしまいました。
きっと今頃は親子で仲良くしていると思います。
本日をもって、「チュンチュン級一時保護責任者」の任を解かれました(笑)

ちゅんすけ、楽しい思い出をありがとう! 元気でなぁ~~~~っ!(T_T)/~
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Posted at
2016/06/16 01:42:54