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2023年07月06日

出会ってから50年経って…ジャストワンナイト〜 1979年のEC

出会ってから50年経って…ジャストワンナイト〜 1979年のEC 中2だった1971年頃の本人が世間から雲隠れしている時に知って以来、NHKの解散コンサートの放映、バングラデシュコンサートやフーのピートタウンゼントが作ったTommyの映画の上映、同じくピートによる再起を願ったロンドンでのレインボーコンサートを経てその3年後についに日本にやって来て、その後1979年の日本公演がレコードとして発売されるまでになったのです。
EC自身はライブ録音にあまり乗り気じゃなかったらしいのですが日本人の私には感慨無量の事でした。
まるで雲の上の仙人みたいに思っていた人も知ってから既に8年くらい経っていました。
今から考えると洗脳状態にいたと思います。
自分にとっては徐々に神様から人間に降りてきた感じです。近年では裏原のとんかつ屋のチキンカツが大のお気に入りという情報を仕入れてそこに行ってみたのですが時既に遅しでその店は移転した後でした。


行った時この場所はもう無かった。

彼は日本が特に気に入ったらしく、お忍びでも何度も日本を訪れてレースやK1の試合を観ていたらしいです。裏原へはカーゴパンツなどをよく買いに来ていたようです。
またクルマでもニッサンのフィガロを持っていたという情報もネットで知りました。
ニッサンが手掛けたパイクカーは一時大ブームになりましたが、少量生産のBe-1、ラシーン、フィガロなどを作っていたのは我が家にも近い高田工業という工場だったとの事でした。


上からパオ フィガロ Be-1


ラシーン
ウチの地元には遥か昔に生産を終えたラシーン専門の中古車販売店がある。いろんなラシーンが見れてなんか嬉しい。

日本は海外のミュージシャンにとっても特殊な国らしく、多くのアーティストが日本でのライブアルバムを作っています。
他の国でそういう例はあまり聞かないので、そういう意味で特別な国に生まれたと思います。逆に日本のアーティストが海外でレコードを作る事も1980年頃から流行って、自分の持っているものではかもめが翔んだ日で大ブレークした渡辺真知子のアルバムに全然知らない外人ネーサンイーストが参加していたのですが、その時はまだECとの接点はない頃で後から知って驚いたものです。アルバムの歌詞カードには彼の写真も載っていました。


1981年Feel Flee
ネーサンイーストはECのバンドに入る前にこのアルバムに参加していた❗️
他にもドングルーシン、ロベンフォードも参加している❗️

ネーサンイーストとECの縁も不思議な感じで、彼はジャズフュージョン畑の人なのになぜ長年にわたってECのサポートをしているのかずっと不思議に思っています。


凄く仲が良さそうなECとネーサン。嬉しいがなぜか不思議。

また近年知ってファンになった水越けいこのアルバムにはTOTOのスティーブルカサーなどが参加している事も知ってその頃の日本の凄い勢い(特にお金の面で)を改めて感じました。


同じく1981年TOTOが参加したアルバムI'm fine
人気絶頂のバンドがよく日本人のアルバムに参加したものだと思う。
ECはアナザーチケットの頃


わざわざクルマを飛ばして観に行った1986年軽井沢で行われたサウンドマーケットというイベントでジェフベック、サンタナと共演した若きスティーブルカサー
この組み合わせは恐らく全員CBSソニー所属アーティストという事から実現したものだと思う。
ECはフィルコリンズと組んでいた時期にあたる。


過去をいろいろ振り返ってみても、ジャストワンナイトは私にとってひとつのハイライトだと思っています。
神業のテクニックに驚いた時代、急に逆転したかのようなユル〜いサウンドになったカムバックを経て一段落したのか、この時のECはどっしり肝が座ったかのような音色のギターと腹から絞り出すようなボーカルで漢の音楽という印象を受けました。丁度メンバーも全員男ばかりのイギリス人で固めた直後だった時期です。この時はもう華麗というよりは燻し銀の魅力が充満して、霞がかかった謎めいた人物から剥き出しの人間臭さを感じるキャラクターになっていました。
1970年のファーストソロアルバムの「アフターミッドナイト」は原曲のJ Jケイルとは違った軽快なアレンジが好きだったのですが、このライブではテイストがガラッと変わってアップテンポなのに重厚な味になっていました。
その頃人気が出てテレビの歌番組にもよく出ていた柳ジョージなどは泥臭い歌い方、ファッションやヒゲの生やし方までECの影響をモロに受けたように見えたものです。
長年のECファンの私としてはそれが少し苦々しく感じてもいました。なぜなら彼の音楽性には演歌的な要素が含まれていて、演歌とロックを混ぜたようなちょっと不純なテイストが匂ってECを穢されたように感じたからです。
もっとも柳ジョージも古くからECのファンで彼のコピーもしていた経緯があるので軽薄なニワカではない事を知ってはいましたが。

また脈絡のない話ですが、記事を書いていて突然富士スピードウェイの日本グランプリを子供の頃テレビで見た記憶が蘇ってきました。
自分が見たのは1966年ニッサンのR380-2が優勝したものと思っていましたが、改めて調べたら他にもあったようです。
それはその雪辱を晴らす為に1968年R381で優勝したのを見たのか?それか1969年R382優勝時か?いずれにせよクリームの活動時期とモロ被りしているので自分にとってはもの凄い時代だった❗️と改めて思いました。
その前の1964年スカGとポルシェの対決も見たような…とにかく大興奮して見た割にはどれを見たのか全部見たのか今となってはハッキリしないのは長年記憶の底に沈んでいた上に老化現象も加わったせいだと思います。
wikpediaによれば、その後日産は排ガス対策のために1970年はレースには参加しなかったとありますから1960年代のレースが生放送で見られた事は大変ラッキーな事だったのだと思います。


スカGとポルシェの対決



R380 確か晴海のモーターショーで見たような…ボディやガラスに虫がいっぱい貼り付けていた記憶がある。

どっちにしても大興奮してテレビに齧り付いて見た事ははっきり覚えています。もちろん生放送でした。それ以上未だに忘れられない興奮のるつぼの中で観たのがNHKのヤングミュージックショーのクリームフェアウェルコンサートです。それまでレコードでしか知らなかったクリームの動く映像が見れた衝撃は凄かったです。
唄い終わってしばらく放心したようなジャックの様子、頭を激しく振りながらドラムを叩くジンジャーの鬼気迫る姿、ほとんど派手なアクションはしないのに機関銃のようなフレーズを弾き続けるエリックが画面いっぱいに写し出されていました。これほどのショックを受けた事はそれまで無く、この時は日本グランプリの時以上に放送の最初から最後まで目が釘付けのままでした。それまでの私はテレビの歌番組の歌謡曲やグループサウンズを知っている程度で、音楽とはそういうものだと思っていたのであまりの違いに愕然としたのです。その頃の歌番組で流行っていたものといえば、ブルーライトヨコハマのいしたあゆみやベンチャーズが作った京都の恋の渚ゆう子とかおふくろさんの森進一や長崎は今日も雨だったのクールファイブとか、他にもいろいろいましたがそんなものでした。実はその放送は短縮バージョンでフルバージョンは90分くらいのものだったことは後で知りましたが、放送された50分バージョンをずっと興奮しっぱなしで見ました。その鮮烈さは残念ながら今のECからは感じられませんが半世紀も経てばそれも仕方ない事だと思います。

タイトルはジャストワンナイトの1979年当時
この時はまだネーサンイーストはいない。
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Posted at 2023/07/07 10:19:12

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この記事へのコメント

2023年7月8日 0:11
こんばんわー、いつもながらのE.Cアーカイブ懐かしいですね^¥^
生沢 徹とか黒澤元治や福澤幸雄・・小川知子まで思い出してしまいました。
 よくも覚えていらっしゃいましたね!!凄いです~~~(謝)
コメントへの返答
2023年7月8日 8:58
なんか、書いているうちに頭のページがめくれていろいろ思い出してくるので誰かのためというより自分の老化防止のリハビリみたいになってきました💦

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「気に入りました http://cvw.jp/b/1309032/42873871/
何シテル?   05/20 04:07
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