
暗号のようなタイトルになってしまいましたが、LDとは今では懐かしい“絵の出るレコード”レーザーディスクの事です。もう全て古い話で1985年の事ですが新しい技術のレーザーディスクで最新のエリッククラプトンのライブが観れるとあっては買わないわけにはいきませんでした。
レーザーディスクはオーディオのトップメーカーパイオニアが満を持して世に出したビデオテープに代わる画期的画質の映像ソフトとハードでした。
しかし私はコンペティター(競合メーカー)のヤマハが出した製品の方に惹かれてLV-X1DIGITALという機種を買いました。
どちらのメーカーも音響がメインなのに映像機器で競争していたのは今では不思議な感じがしますがともかく昔の日本の技術は凄かった❗️ビデオデッキといい、ビデオカメラといい、レーザーディスクといい、とにかく最先端機器は日本の独壇場でした。そのうえこんな狭い日本人同士でVHSだBETAだ(またはLDだVHDだ!)と規格争いをしていたのだから!(島国根性丸出し💦)※この話は長くなるのでまた別の機会に…
この製品は王道を行くパイオニアに対してトンガった画質が売りでした。
それは思い切り画質の鮮鋭さに振ったところにあり、そのかわりに画面のノイズも隠さず見せてしまうという、競合(後発)メーカーならではの攻めた製品でした。
この製品自体の事ももっと書きたいのですが、これで観れるECのコネチカットライブがまた素晴らしいものでした。
なぜかDVDではオフィシャルで出なかったようです。
しかしYouTubeでは観る事が出来るのを発見したので観てほしくて
アゲました。こちらはLDと同時にビデオテープでリリースされたものをアゲたものらしく画質がトロンとしているのが残念ですがノーカットで観れるのが素晴らしいです。しかし出来うることなら今でも頭に残るLDの先鋭な画像のものを観たかった!観てもらいたかった!
実はもう私はLDのソフトもハードも手放してしまって手元に残っていません。
個人的な事を言えばこの後所帯を持ったのと同時に家財道具が倍増して住む場所が手狭になりその内子供も産まれてますますオーディオやビデオなどという生活に不必要なものの置き場がなくなっていきました。
もっともその前にLDが故障し、仕方なく放置していました。
その後また観たいと思いましたが結局再びバカでかい装置と場所取りなソフトを置くのは諦めて今日に至っています。
ライブはライブエイドと同じ年のものです。1983年のARMSが記憶に新しいものですが
それと打って変わったような清新なECがここでは観れます。ファッションも髪型も(髭さえも)むしろ若返って演奏も力が漲った雰囲気で、最新のテクノロジーを駆使して産まれたレーザーディスクで観る画像にこれ以上ふさわしいものはないと思えるものでした。日本の最高の技術と世界最高のアーティストの夢の組み合わせで幸せな気分に浸りながら山のように積んだオーディオビデオ機器に囲まれて観ていました。今では薄っぺらいパソコンで観ています。
この時のクラプトンはとにかく最初から最後まで神々しいまでに弾きまくっていてカッコ良さもMAX状態です❗️
※このライブの事はしばらく忘れていました。久しぶりにYouTubeで出会えて懐かしさいっぱいです。
※タイトル画像はLV-X1です。LV-X1DIGITALは音声がデジタル(LV-X1はアナログ)でLV-X1の上位機種です。外観の違いは緑のラインが赤になります。
(書きたい事がクルマ、オーディオ、音楽と渋滞してしまって困っています。とりわけECの事は書きたい事だらけです。)
Posted at 2022/09/21 00:21:52 | |
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