シュヴェーレン 強化ＡＴ　ステージⅡ  

ども！

ＡＴ自体の中身の構造はやや理解できますが、油圧回路はさっぱり分かりません(笑)
強化って、何処を？みたいに考えてましたが、凄いですね。
RB20の５速と４速どちらのＡＴも滑らせてしまったことがありましたが、修理不能でした(笑)
日産のＡＴは壊れやすいと聞きますが、500馬力対応というのは改めて見ても尋常じゃないですね。

ヒエェ(;ﾟДﾟ;)ｪェエ

はい、どぅも^-^

僕自身もシュヴェーレンさんで毎回毎回勉強させてもらっているのですが（笑）、一口に強化ＡＴと言っても、奥が深いものです。

少し長くなりますが・・・と、前置きしておいて。


純正の場合、ＡＴＦ油圧は、変速時にシフトショックを極力減らす為に最大圧力に立ち上がらないように緻密に制御されていたりするようですが、強化ＡＴの場合、最大圧力に固定してシャープな変速をしたり・・。

強化する・・・
ＭＴミッションの内部にある各ギアが、ＡＴの場合、バンドブレーキという部品の中にディスクプレート（クラッチディスクみたいなもの）が数枚入っててそれが２速や３速を担当していたりします

そのディスクプレートの材質をメタル系等に変更し、純正だと３枚しか入っていないものをプレートの厚さを変更して５枚のディスクを入れ、更にそれらを締め付けているバンドブレーキという金属の締め付けバンドの幅を可能なスペース内で大きくしたりします。

簡単に言うと、ＭＴミッションの場合は、クラッチ側で半クラを使ってエンジンの出力をミッションに伝達した後は、ミッション内部で100％のエンジン出力をギアに伝えて駆動するのですが・・・

ＡＴの場合は、ＭＴのクラッチに相当するトルクコンバータでエンジンの出力を半クラ状態で100％に近い状態で入力して（←つまりは数％滑りを意図的に作りながら）、ＡＴミッション内部で更に変速に伴う唐突なシフトショックを抑える為に油圧等によって滑りを発生させていますが、これらの滑りを全て出力伝達に変換していこうとするのが強化ＡＴと言えば分かりやスかも（汗）

・・・ホンと長々となりましたが（笑）


ECR33の大先輩のＡＴも同じようなものです。

今は550馬力程度の許容量があるので心配ないですが、ノーマルＡＴの時は、250馬力程度にも耐えられずに一発ブローでしたので、日産のＡＴはホンとにパワーに対する許容量が低いですね。