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ソーラ・レイのブログ一覧

2019年12月08日 イイね!

追悼鑑賞『劇場版:涼宮ハルヒの消失』

追悼鑑賞『劇場版:涼宮ハルヒの消失』劇中に描かれているようにカチンカチンに寒くなってきたので、愛藏DVDライブラリーの中からこの作品を鑑賞。

劇場で観賞した直後にDVD愛藏を決めた作品です。
とにかく唸ったのは、アニメーション作品で空気の温度を感じたのはこの作品が初めてでした。
温度を感じるってホント凄い事ですよ、アニメ手法では。

淡々と進む『一人称映画』の側面もあり好みが判れるかもしれませんが、とても実写的な演出方法がとても気に入りました、自分には。
この実写的な演出方法こそが劇中から『気温』を感じる主因なのは間違いないでしょう。
この『実写的な演出方法』って、アニメーションではなかなか実現出来ないモノです。
演出・色彩・作画、すべてのスタッフの技術が高いレベルで融合して初めて成しえる事が出来るモノです。
そしてこの劇場版は、登場人物たち一人ひとりの心情の集大成的な物語にもなっていて観応え十分。

実はこのシリーズは、小説未読、TVシリーズも未鑑賞です。
物語の細部のディテールまでは判りませんが、ストーリーアウトラインは把握しているつもりです。
この程度の予備知識でも十二分に楽しめる作品に仕上げてあるのも見事だと思います。

派手なカット割りやアクションをアニメーションに求めるのではなく、この作品のように写実的で淡々と進む物語もアニメーションの可能性のひとつです。
(写実的に見せてココと云う処はデフォルメする妙)



『忘れないでいてくれ。ここに俺がいたことを。』
この映画のキャッチコピーが、やけにココロに刺さってきます。

犠牲になったスタッフの方々のご冥福をお祈りいたします。
Posted at 2019/12/08 23:46:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 懐古シネマ | 音楽/映画/テレビ
2014年06月10日 イイね!

極私的懐古活動写真 『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』

極私的懐古活動写真 『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』正直、この作品(このシリーズ)が時代を超えるとは当時は思っていませんでした。
劇場に観に行った時の事を割と鮮明に今でも覚えています。

たしか『テアトル新宿』で観たと記憶してます。
当時横浜に住んでたので東横線でズンドコと都内へ向かって、新宿駅まで来て、劇場へとトボトボ向かいました。
公開初日だったかは忘れましたが早い時期の週末だった事は覚えています。「きっと混んでるだろうな」と思ってたら、あらま。ガラガラでした。
自分を含めて10名程度。それも「このひとファンじゃないだろ。きっと時間持て余したので来たのでしょ」って感じの人が複数。

ま、無理もありませんな。
個人的にアニメーション映画のカンブリア爆発期と思っている1984年。
2月に『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』
3月に『風の谷のナウシカ』が世に出ましたが、まだまだアニメ映画のジャンルとしての認知度は浸透し始めたばかりですから。
同年7月に世に出たこの『マクロス』は、『ナウシカ』『うる星2』に比べたら圧倒的に小さな公開規模。TVシリーズが放映済みでしたがロボット物の亜流だし、一部のファンに支えられた人気だったのは紛れもない事実だと思います。
それでも配給収入約7億円は立派です。(ナウシカも同程度の配給収入)

最終的にナウシカと同じくらいの収益を出せたのは何故?
の答えになっているかどうか判りませんが、劇場鑑賞の後日にこんな事がありました。
たまたまお昼のワイドショーを見てたら『マクロス』を取り上げていました。
話題としての切り口を要約すると
「ワイドショーネタのような男女の三角関係を描いたアニメ映画があります。こういう世の中になったんですねぇ~」
観客動員にどれほどの影響があったかは判りませんが、多少はこんな話題に釣られて劇場に足を運んだ人がいたでしょう、って思ってます。
確かに『色物として』TVのワイドショーが取り上げる要素はありますね。
アニメらしからぬプラトニックな一線を越えた生っぽい三角関係ですし。
ま、極限状態だからネ。ココロ移りの不自然さは感じないし、今観ても十分通用する人物描写だと思います。

アクションシーンも弾幕描写のスピード感は、手描きセル画の極みに近い描写。
最近のCG描写にはない迫力があります。

いちばん劇場版が良かった点は、TV版と違ってリン・ミンメイがあばずれなかった点かな(汗
個人的には早瀬 未沙揺れるハート揺れるハートです。

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Posted at 2014/06/10 00:42:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | 懐古シネマ | 音楽/映画/テレビ
2013年08月04日 イイね!

極私的懐古活動写真 『ストリート・オブ・ファイヤー』

極私的懐古活動写真 『ストリート・オブ・ファイヤー』懐かしい映画を思い出したのでブログに記してみます。
なぜこの映画を思い出したかというと、通ってるジムが最近洋楽懐メロをBGMで流していてこの名曲が流れた瞬間、映画の事とかその当時の事が一瞬で甦ってきました。

めちゃくちゃハマりました、この映画に。
とにかくカッコいい。男も女も、悪役も。
美貌と人気の絶頂期のダイアン・レインが美し過ぎて。
当時まだ19歳だよ彼女。
ロックンロールクイーンを演じている彼女は、まるで女神です。
いまでも美人映画女優は、ダイアン・レインか、ナスターシャ・キンスキーの2名しか思い浮かびません(その世代です・汗)

かなりこの映画に感化されてしまって、この映画観てバイクの免許を本気で取ろうと思いました。
結局貧乏学生だったのでバイク免許は実現しませんでしたが、この映画の悪役もカッコいい。
この映画自体、殺人が一切ないアクション映画という特異なスタイルなので尚更なのかもしれませんが、悪役達の革ジャンの着こなしがカッコいい。
上半身ハダカで革の胴付長靴みたいなスタイルの悪役、レイヴェンが炎の合間から現われるシーンがカッコいいんだなぁ。
でもいちばん痺れたのは主人公。
アーミーくずれのトム・コーディー役のマイケル・パレが文句なくカッコいい。
あの着崩したロングコート姿なら自分もきっと・・・・なんて思って、吉祥寺界隈の古着屋まわって似たようなロングコートを買った懐かしい記憶が甦ります。
結局、どんなに頑張ってもマイケル・パレにはなれないと、優しい友人が諭してくれ目が覚めました。後からプラグラムを隅々まで読んで、衣装がジョルジオ・アルマーニだったって知りました(^^;

映画自体が「ロックンロールの寓話」と高らかに謳っているように、カッコよさを追求したようなロックンロールアクションストーリーです。
ただし荒唐無稽なストーリーではなく、往年の王道西部劇のプロットを忠実に再現したしっかりしたストーリー展開の「本物」です。
先に述べたように、殺人・死人がひとりもでない物語なので、そのぶん爽快感を感じます。

寝苦しい熱帯夜の夜、往年の名作を観て、熱い爽快感を感じてはどうでしょうか(^。^/

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Posted at 2013/08/04 19:47:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 懐古シネマ | 音楽/映画/テレビ
2013年06月30日 イイね!

極私的懐古活動写真 『風の谷のナウシカ』

極私的懐古活動写真 『風の谷のナウシカ』云わずと知れた、宮崎駿監督の名を世に知らしめた一作。
当時、これほど衝撃を受けた作品はありませんでした。
劇場に20回ほど通いました。
当時は指定席総入替制でなかったので、一度劇場に入れば何回も鑑賞できたので毎回ごとに3~4回観ました。少なく見積もっても60回以上はスクリーンでナウシカを観たことになります。
いまナウシカ一人芝居をしている梅本真里恵さんにも負けないくらい、殆どのシーン・コマ割り・台詞を暗記しました(汗
映画ナウシカの考察をいまさらする気はありませんが、いま改めてこの安田成美が歌うイメージソングや映画パンフレット、そして原作本のイラストなどを見ると、当時どのようにマーケッティングをすればヒットするか?かなり苦慮した事が伺えます。
販促イメージがばらばらです(笑

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いままでなかったジャンルだし内容だし、宣伝部門は大変だったでしょう。
でも映画は結局は内容。
口コミが口コミを呼びアニメを見ない観客層まで呼び込み、そして一般層まで。
当時インターネットも携帯もない時代に、口コミで話題が伝播していった様、その熱量は凄いモノがあった事を鮮明に記憶しています。
結果的には、観客動員約91万5千人。キネマ旬報1984年度年間ベストテン第7位。同読者選出年間ベストテン第1位。
読者選出ベストテン第1位という結果は社会現象化した当時では当たり前の結果ですが、お堅い映画評論家がひしめき合うキネ旬のベストテンで第7位というのは快挙でした。
(余談ですが4年後、トトロがキネ旬年間ベストテン第1位となりました)

実はこのブログの本題はココからなんです…
初めて宮崎駿監督を意識したのは『未来少年コナン』でした。それから『ルパン三世』第一期シリーズを再確認し、『太陽の王子ホルス』を知り、『カリオストロの城』に熱狂しました。
『カリ城』以降、全劇場作品を劇場で観てきましたが、自分は盲目的な信者ではないと思っています。自分がダメだと思った作品は周囲が評価していてもダメだと思っているし。それでも宮崎監督作品には甘目かなぁ。
でも今は宮崎駿監督に幻滅しています。
3.11直後の言動を見聞きして。
『コクリコ坂』の制作過程ドキュメンタリーが放映された時、その製作途中で大震災が起こり福島第一も跳ね、スタジオ内の混乱の様子が記録されてました。その時の宮崎駿監督の言動には非常に落胆しました。怒りも感じたかも。
その瞬間から監督への熱意は消え、その後今まで全く無関心となってます。
そして昨夜。
劇場で最新作『風立ちぬ』の4分間特別予告を観ました。
「凄いモノ(作品)を世に出そうとしている」と自分の直感が警笛を鳴らしました。
善悪でも是非でもない純な熱量を描こうとしていると感じます。
それは、監督自らの内面を曝け出そうとしている行為にも思えます。
『トトロ』や『ポニョ』を見る気分で行ったら危険かも。
『トトロ』見に行って『火垂る』見せられたり、『破』のノリで『Q』を見せれれたりに近い危険性を感じます。
最初から『火垂る』見に行く気構えくらいが丁度いいかも。
高畑勲監督ではないのでリアリズムの追及って画ではないけど重い、たぶん。
3.11以降に企画された、3.11を経験した後の宮崎駿監督が描く、物語であることを十二分に理解して観に行くことが重要な作品だと感じます。
定着しているジブリイメージと新作の内容のギャップを、配給サイドも十二分に判っているからこそ特別特報4分の予告を作ったんでしょうか。
ナウシカ公開から29年。
30年の節目には一年早いけど、再びマーケッティングに苦慮する作品が世に出ようとしていると思います。

新作公開まで、エポックメーキングとなった名作『ナウシカ』を映画版・原作版ともに観て読んで待ちましょうか。
Posted at 2013/06/30 13:42:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 懐古シネマ | 音楽/映画/テレビ
2013年01月20日 イイね!

極私的懐古活動写真 『スワロウテイル』

極私的懐古活動写真 『スワロウテイル』以前、映画鑑賞ブログで『BANDAGE』の感想を書き込んだ時に、監督の小林武史を「知らない」と書き込んだけど、記憶違いの間違いでした。
1996年公開のこの消えた名作『スワロウテイル』で監督岩井俊二・音楽小林武史と、最強タッグを組んでいました。
この作品を「消えた名作」と個人的に名づけたのには訳があります。今後絶対にTV放映する事はないでしょうし、現在でもレンタル店に並んでいる事はありません。
なぜなら、映画として取り上げてはいけないタブーを犯しているからです。
映画の題材として取り上げてはならない「見えないタブー」は複数あります。判りやすいモノだと「反原発」などがそうでした。

反原発のタブーは現在崩れつつありますが、過去には絶対不可侵の聖域でした。
沢田研二主演作『太陽を盗んだ男』を撮った長谷川和彦監督は、その後メガホンを持つことなく現在に至り。原発ジプシーを題材にした原田芳雄主演作『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』はその存在さえ消されたような状態で、やっと昨年にDVD化されました。
タブーを犯した作品には常に見えないチカラが作用するようです。

では、この『スワロウテイル』はどんなタブーを犯しているかと云うと、
一番の大罪「偽造通貨」を取り上げています。
偽札は自由主義経済法治国家の根幹を脅かす事例なので、絶対に許されません。
このいちばんのタブーを題材にした『スワロウテイル』は、今後もTV放映やレンタルとして簡単に鑑賞できる環境を得ることはないでしょう。
(現在DVDは発売されてます。観たい人だけが見られる環境です)
普通なら忘却の彼方へ消えていく運命の作品ですが、この作品だけは時を越え語り継がれる事になりました。
映像は観た事ないけど、この音楽ならいちどは聴いたことあるって名曲が、この作品をいつの時代になっても思い出させてくれます。
CHARAの切ないボイスが印象的な作中のバンドYEN TOWN BANDが奏でる「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」

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円(¥)が世界で一番強かった時代の寓話。
円ドリームを求め外国人不法就労者が集まる日本の大都市。
彼ら外国人達は大都市を「円都(イェン・タウン)」と呼び一攫千金を夢み。
日本人達は外国人不法就労者たちを「円盗(イェン・タウン)」と呼んで差別した。
そんな円都に住む円盗たちのひとりグリコ(CHARA)は、偶然に歌手の道を歩み始める事となると同時に、手に入れた偽札のデータ磁気テープで一儲けを始めるが…。

全編を覆う無国籍感とバイタリティと物悲しさ。
特に公権力によってボロ雑巾のように撲殺されるヒオ・フェイホン( 三上博史)と円盗マフィアのボス役の江口洋介が印象的でした。

監督岩井俊二は、タブーに手を出せばどうなるか判ったうえで完成させたんでしょう。
これだけ人気監督でありながらこれ以降、ビッグメジャーの作品を自ら監督していません。
監督岩井俊二の静かでありながら強い意志を感じる「消された名作」です。

Posted at 2013/01/20 00:08:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 懐古シネマ | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「週末はクルマ2台のオイル交換&フィルター交換。2台とも元気になりました。」
何シテル?   11/01 14:21
基本的に『インドア』で出不精です。 でもじっとしていられない性質なのでアウトドアします。 長時間の寝貯めが出来るので、 活動期と充電期がはっきりしています...

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