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ソーラ・レイのブログ一覧

2012年11月11日 イイね!

極私的懐古活動写真 『ガメラ・平成三部作』

極私的懐古活動写真 『ガメラ・平成三部作』昭和29年公開の日本怪獣特撮映画の始祖『ゴジラ(初代)』はすでに神格化された別格として、
平成7年・8年・11年に製作された平成ガメラ三部作、特に11年製作のシリーズ最終章『ガメラ3邪神覚醒』は、初代ゴジラから続く怪獣特撮映画の頂点と呼べる傑作だと思います。

怪獣特撮映画の枠を超えようとする意欲的な脚本を手掛けたのは伊藤和典。

彼は前述の『うる星やつら』で押井守に見出された脚本家。「パトレーバー」等の初期の押井ワールドを支えたひとりでもあります。
このガメラ三部作にも、怪獣が居る世界と下町的日常生活という押井ワールド的な「日常と非日常」の世界を描き出していました。
特撮は樋口真嗣。
エヴァンゲリヲンにも係る、現代の日本特撮技術の第一人者の出世作がこの三部作でした。
そして監督は金子修。
彼は押井守の大学時代の後輩で、監督デビュー前にTV版「うる星やつら」の脚本を手がけた経緯があります。

彼ら3人が主要メンバーとして集結し製作された「平成ガメラ三部作」は、従来の怪獣特撮映画のタブーを破り、かなりのインパクトを与えてくれました。
怪獣同士の戦いで被災していく市民の描写など怪獣特撮のタブーに挑戦し、都市破壊のスケールが桁違い。
第一作の福岡破壊から始まり東京破壊。
第二作では札幌大破壊に次いで、仙台という街が消えてしまった仙台消失には圧倒されました。
そして第三作での渋谷大破壊は圧倒的な画力で被災する市民の姿を描いていました。
シリーズ最後の決戦の地・京都大炎上は映像美さえ感じるビジュアルでした。

余談ですが、周知の如く『エヴァンゲリヲン・破』は、その多くが『ガメラ3』へのオマージュに彩られていました。
イリスと6号機。ガメラの最後の一撃バニシング・フィストと腕を失った初号機。模倣した画面構図も多くて見比べる面白さがあります。

ガメラ三部作の他の魅力として美女・美少女が多く出演している事も揚げられると思います(個人的な趣味かな・汗)
三部作通してのガメラの巫女・草薙浅黄役の藤谷文子。ギャオスの探究者・長峰真弓役の中山忍の二人を中心に魅力的な美女・美少女が登場しました。
特に最終章に登場する邪神の巫女・比良坂綾奈役の前田愛の熱演はよかった。
今では6代目 中村勘九郎の妻として梨園に籍を置く彼女の、当時の初々しい熱演は見ものです。
それに、無名時代の仲間由紀恵がおバカな女性キャンパー役で出演していたりしてます。

怪獣特撮物がスクリーンから消えて久しく。
そろそろ新しい怪獣特撮が観たい欲求が臨界点を超えそうです(汗
平成ガメラ三部作のクオリティで新しい怪獣特撮の登場を切に願います。

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Posted at 2012/11/11 23:13:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 懐古シネマ | 音楽/映画/テレビ
2012年11月04日 イイね!

極私的懐古活動写真 『うる星やつら2 ☆ビューティフル・ドリーマー☆』

極私的懐古活動写真 『うる星やつら2 ☆ビューティフル・ドリーマー☆』 この週末は文化の日に因んでインドア生活を送りました。
その流れで「懐古シネマ」ブログを久々にUP。

今回は『うる星やつら2 ☆ビューティフル・ドリーマー☆』

このブログをUPする前に作品を観なおしましたが、続けて2回も観返してしまいました。
やっぱ凄いわ、この作品は。
28年前の作品なのにまったく色褪せない処か、当時より光り輝いてます。
言わずと知れた、クリエーター押井守の出世作。
この映画が公開された1984年は、個人的に日本のアニメーションのカンブリア爆発期だと思っています。
1984年2月 『うる星やつら2 ☆ビューティフル・ドリーマー☆』 公開
   同年3月 『風の谷のナウシカ』 公開
   同年7月 『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』 公開

時代を超える事になるビックタイトルが立て続けに劇場公開され、この年以降急速にアニメーションの社会的認知度が上がって行きました。
同時に、アニメーションジャンルの原型(アーキタイプ)もこの頃に固まり創めたと思います。
社会的認知度を押し上げた最大の牽引車は『風の谷のナウシカ』ですが、『うる星やつら2』も大きな影響を与えた作品だと思います。
あの、日本でいちばん権威が高い(かな?)キネマ旬報の読者選出ベストテンで、その年の第7位に選出されました。(因みに第1位はナウシカ)
いまではアニメーションも年間ベストテンに名を連ねる時代ですが、当時あのキネ旬でアニメ作品を評価する事自体があり得なかったし、ベストテンに選出する事自体が大事件の時代だったと思います。特に読者選出の方は、全国の(少しお堅い)映画ファンの生の声がストレートに反映されてたと思います。
そのベストテンに、社会現象化した『ナウシカ』と一緒に『うる星やつら2』も名を連ねたと云う事は、当時の多くの映画通の方々を唸らせた証でしょう。
この作品は、作品自体は忘却の彼方に霞んでいますが、押井守監督が創出したモチーフは、ジャンルを超えて各方面に多大な影響を与え続けていると思います。
「ビューティフル・ドリーマー」にインスパイアされた作品の多い事。
今すぐに浮かんだのは『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズですね。
『消失』などは正に「ビューティフル・ドリーマー」の直系遺伝子を受け継いでいると思います。

エンディングに初めて映画タイトルが登場する演出も斬新でしたが、ただ斬新さを狙っただけではなく、映画の主題自体を表現した演出に、ただただ感動してしまいます。
木造3階建てだったはずの友引高校全景に映画タイトルが掲げられエンディング。
でもここからまたドタバタ劇が始まる暗示。
終わらない学園祭準備のドタバタ。
終わらない高校生活。
(ちょっと書くのが恥ずかしいけど)終わらない青春時代。
劇中のラムとしのぶとサクラの給湯室でのシーンは白眉です。

一度もこの作品を観ていない方は、ぜひこの28年前の名作を観てほしいと思います。
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Posted at 2012/11/04 21:06:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 懐古シネマ | 音楽/映画/テレビ
2012年09月29日 イイね!

極私的懐古活動写真 『スター・ウォーズ』

極私的懐古活動写真 『スター・ウォーズ』手元に現存するパンフレットは4冊だけですが、全6作をしっかり理解できる年齢で、全て劇場っで観たことを「幸せな事だ」と思っています。

とにかく78年公開の第一作は衝撃的でした。
特撮といったら着ぐるみミニチュア特撮しか知らなかった世界に、突如「モーションコントロールカメラ」を駆使した最新鋭の映像表現が現れたンです。
あの時の社会現象というか、反響というか、とにかく桁違いの大反響だったのを今でも忘れません。
(その後、東映がモーションコントロールカメラ導入して真田博之主演で、和製SW似のスペースオペラまで作ったりして・汗)

個人的には第一作目『エピソード4』後に追加副題(新たなる希望)がいちばん好きです。
革新的な映像表現の印象も強いですが、ストーリーが見事にまとまっていて非常に完成度が高いと思います。
自分が歳を重ねてから、黒澤明「隠し砦の三悪人」にインスパイアされたストーリーだと知って別な意味でも驚きました。
が、確かに「隠し砦の三悪人」を隠された原案としながらも、見事にオリジナルなスペースオペラに仕上げていると思っています。

『帝国の逆襲』での尻切れトンボな終わり方も、非常に印象的でした。
「え!?映画でこんな、次回へ続く的な終わり方アリなの?」ってびっくりでした。
今ではわりとこんな風な終わり方のシリーズ作品は多いけど、当時はこの終わり方も衝撃でした。

27年の歳月をかけて全6作を公開した長丁場の中で、第一作を夢中で観てた年齢から27才も歳を重ねてしまい、楽しく映画を観るって初心を忘れてしまった自分がいました。
が、劇場公開順での再終話『エピソード3・シスの復讐』のラストシーン。
つまり劇場公開順での全6話のスター・ウォーズサーガを締め括る最終ラストシーン。
オビ・ワン・ケノービから赤ちゃんのルークを託された若い夫婦。
ルークの叔父と叔母の若かりし頃の姿を観た時に万感の想いがこみ上げてきました。

  満面の笑みで赤ちゃんルークを抱く叔母と見守る叔父。
  タトゥイーンの砂漠に沈む二連太陽が真っ赤にその姿を染めていく。
  ただただ美しい光景だけど、
  やがて太陽は沈み、暗黒の時が訪れるだろう。
  そして、ルークの将来・叔父叔母の行く末を、わたしたちは知っている・・・
  でも。このひと時は、幸福に包まれ、ただただ美しかった。

シナリオに書けばこんな感じかな。
27年の歳月をかけた叙事詩の最終シーンにふさわしい素晴らしいラストシーンでした。
このラストシーンの為に全6話が在ったと言い切りたいほど好きなシーンです。

スター・ウォーズ全6話 永遠不滅ですね。

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Posted at 2012/09/29 21:07:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 懐古シネマ | 日記
2012年09月23日 イイね!

極私的懐古活動写真 『機動戦士ガンダム』

極私的懐古活動写真 『機動戦士ガンダム』実家に戻り自室の再構築を行う過程で、倉庫の大掃除なども行った処、大量の映画パンフレットが出てきました。
いまは「これは」という作品以外は買いませんが、昔は映画を観に行くと必ずパンフレットを買ったモノです。
結構な量のパンフレットが出てきましたが、いままで10回くらいの引越しの中で消失してしまったモノも多数あり、出てきたのは、いままで買った全量の1/3くらいの量くらいでしょうか。
結構懐かしい作品が多く残っていて、その当時の記憶も蘇ります。
そこで、チョット昔を懐古しながら思い出の映画を懐かしもうかなと。

最初は『機動戦士ガンダム』などを。

もろに(ファースト)ガンダム世代でして。
最初にガンダムに出会ったのは、TVでの初放送時の第11話「イセリナ、恋のあと」からでした。
同級生から「凄いアニメがある」って言われて観た事を、今でも忘れません。
衝撃でした。
シャアが一度本筋から消える回で次章への繋ぎのストーリーでしたが、それでも「ただモノじゃない」と感じ取れました。
ギレンのガルマ追悼演説やイセリナの埋葬シーンなど、今までのアニメにない描写に衝撃を受けました。
それからは、ガンダムフリークに一直線です(笑

このファーストの映画化三部作は、厳密にいうと『イベント』という印象でした、自分にとっては。
今みたいにアニメーションが社会的地位を確立する以前の時代でした。
アニメ作品だと云うだけで正当な評価をして貰えず、アニメファンだと云うだけでレッテルを貼られてしまう時代でした。
そんな時代に『映画化』は、とても意味を持っていたと、私は思います。
今ほど色んな媒体の作品を映画化できる環境ではなく、映画化される事自体が特別な意味を持っていた時代だったと思います。
映画化されると云うことは、ある程度の社会的認知を得る。
こんな感覚を持っていました、私は。
たぶんこの感覚は、当時のガンダムファンの皆が持ってた感覚だと思います。
ガンダムの登場から、アニメファンだと公言するアニメファンが増えてきたような気がします。
「たとえアニメーション(媒体)だろうが、優れた作品が存在する」って想いのシンボルが、あの当時のガンダムに集約されていたと思います。
今みたいにSNSで簡単にファン同士がネットワークを構築できる時代じゃないから、アニメ雑誌などの媒体を通して当時のファンは情報を共有し、それぞれがそれぞれの方法で映画化へ向けたファン活動を行ってたと思います。
いまの時代ならAKBを応援して盛り上げるようなモノかな、自分の周りでコツコツと。
だから、映画化された時は妙な「達成感」を感じました。
(同時に、配給会社が東宝・東映じゃなくて松竹だったという、妙な敗北感もありました・汗)

その後、ZZあたりで一度ガンダムファンを卒業しましたが、自分が「アニメファンだ」と明確に自覚した作品が「ガンダム」でした♪


おまけ。
ガンダムシリーズを彩る、数ある名曲の中で、いちばん好きな楽曲を貼っときます。
『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』
F91の主題歌。 もちろん劇場で観ました。
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Posted at 2012/09/23 00:15:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 懐古シネマ | 趣味

プロフィール

「週末はクルマ2台のオイル交換&フィルター交換。2台とも元気になりました。」
何シテル?   11/01 14:21
基本的に『インドア』で出不精です。 でもじっとしていられない性質なのでアウトドアします。 長時間の寝貯めが出来るので、 活動期と充電期がはっきりしています...

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