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ソーラ・レイのブログ一覧

2012年12月30日 イイね!

12年・映画評

今年は劇場で34本の作品を鑑賞しました(短編・巨神兵東京に現るを含み)
全盛期の年間100本ペースで観ていた時期の1/3程度しか劇場鑑賞していませんが、現在の生活の中での鑑賞ペースとしては丁度いい感じなので、今後もこのペースで劇場に足を運びたいと思います。

さて、今年は割とバリエーションに富んだ作品を鑑賞した気がします。アニメーション作品も5作品を鑑賞しました。
かなり好きな作品も多かったけど、抜きに出た作品はなかったのが今年観た作品の傾向だったと思います。
振り返って記憶に残る作品を羅列してみたいと思います。

『アンダーワールド 覚醒』
個人的趣味ですが、セリーン役のケイト・ベッキンセイルにメロメロです。
裸に皮ツナギはたまりません(汗

『外事警察 その男に騙されるな』
とにかく緊張しっぱなしでの鑑賞でした。
かなり気に入り、その後にTVシリーズをレンタルで鑑賞したら、あらま!映画と作品構成プロットのパターンが一緒じゃないですか。
TVシリーズもオモシロかったけど、少し褪めました。

『おおかみこどもの雨と雪』
アニメーションでこの手の作品を作る事自体に大賛成です。
今後もっともっと評価されてくると思います。
ただ、自分は男なので、女性の「母性」にたいしての本質的な共感ってヵ所が、正直ココロで感じるとうより「理解」になってしまいます。でも監督は男なんだよね。

『ダークナイト ライジング』
ブログの感想には書かなかったけど、「影の同盟」の真の首領、ミランダ・テイト役のマリオン・コティヤールに惚れました。
彼女見たさに3回劇場に足を運びました。あ、DVDも当然購入済みです。

『北のカナリアたち』
この作品の最大のミスは、吉永小百合さんが美魔女すぎて、40歳時と60歳時の区別がつかないところです。それと森山未來という若手俳優が輝いてました。彼は凄くなる気がします。

『その夜の侍』
俳優・堺雅人の渾身の演技を観てください。
たぶんTV放映されても深夜枠の扱いでしょうが。

『ホビット 思いがけない冒険』
シンフォニー映画の第一楽章だし、ロードオブリングからだと第四楽章に過ぎないのでまだ評価は確定できませんが、たぶんホビット3部作でアカデミー賞とれるでしょう。
主役のビルボ役のマーティン・フリーマンには演技賞を取らせてあげたい。そのくらいいい演技してたし、なによりカッコいい。見た目ではなく内面から現れる存在感自体が。
3Dでも観ました。オモシロかった♪


と、まぁ絞り切れずに散漫な感じで作品を挙げてみました。
そして、今年観た作品をよくよく振り返ると、二つの作品が特に強く印象に残っていました。
今年のベスト、ではありませんが、自分が観た中では特に印象深い作品だし、自信を持ってお勧めする事ができる作品です。

『桐島、部活やめるってよ』
この映画をまっとうに評価しないと日本映画はホントに衰退すると思います。
映画演出の最大の特徴である「時間軸を簡単に移動できる」初歩のモンタージュを効果的に使い単純な縦軸ストーリーに深みあるボリュームを持たせていますが、客席にいた中高生にはチンプンカンプンだったような鑑賞後の雑談が印象的でした。
これだけ映像が氾濫している時代に一番感受性の強い世代を生きているのに、なんだか映像の受信処理能力は退化している気がします。

『007/ スカイフォール』
先日映画観に劇場へ行ったら、本編始まる前に『スカイフォール』の追加番宣を流してました。その中のコピーで「アカデミー賞射程圏内」って謳ってましたが、そうかもしれないって普通に思いました。さすがに作品賞は無理でしょうがノミネートは十分に考えられます。
ながく近年のシリーズの顔だった鉄の女『M』の退場劇をメインにした本作ですが、それだけで終わらない人間ドラマの深さが際立つ、今までのシリーズとは別物の007シリーズです。
このシリーズであと5本くらいは作って欲しいです。
はやく、宿敵になった気配のホワイトとの決着編を観てみたい。
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と、まぁこの2作品が、今年観た中では特にお勧めできる作品でした。
来年は、14年間待ち望んでいた名監督の新作がラインナップされていたりと、楽しみな一年となりそうです。

今年はこれが最後のブログ。
ことし一年どうもありがとうございました。
来年は蛇です。生命力がみなぎってきそうです。
来年もよろしくお願いいたします。
Posted at 2012/12/30 20:39:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ
2012年12月30日 イイね!

『レ・ミゼラブル』

今年最後の映画鑑賞として、昨夜観てきました。

この古典原作を初めて読んだのは、小学校の終わり頃だったか中学生になってからだったか、とにかくその頃に一度読んで高校時代にもう一度読んだ記憶があります。
昨夜この映画を鑑賞して率直に「あれ?ああ無情ってこんな作品だっけ?」と思いました。
わたしの「ああ無情」に抱いていたイメージは「ジャン・バルジャンの濃厚な一生を描いた人生の不条理叙事詩」でしたが、このミュージカル映画は古典原作の「読み方」を改めて教えてくれました。

自らが幸福や希望を手に入れるのもいいけど、場合によってはその橋渡し・希望を繋ぐ事自体が自らの幸福なんだ。
ファンテーヌから託されその後の一生をかけ、コゼットを幸せへと導いたジャン・バルジャンの贖罪人生。

10代の頃の思考レベルで読んだ時は、波瀾万丈なジャン・バルジャンの贖罪の一生と、その最後も決して実益的な幸福ではない終わり方に、社会の不条理さを痛烈に感じました。
今回この歳になって、脚色されミュージカルとなった作品を観て原作の持つ「本質」を教えられました。

この映画の直接的な原作が世界的ロングランを継続している事も、この映画を観て納得できました。
大長編の原作を歌の力で凝縮し、原作のテーマの結晶のような160分間に仕上げています。
ただ、厳密に「ミュージカル映画」と云われるカテゴリーに分類されるのか?とも思いました。
わたしの中でのミュージカル映画とは、歌と踊りなんですが、踊り(ダンス)が皆無に等しい内容でした。
クライマックスとなる「フランス6月暴動」などの世情とのリンクさも脆弱な印象でした。
10代の頃に読んでの強い印象だった社会不条理の面がかなり影を薄め、ジャン・バルジャンの個人因子での波瀾万丈人生の印象を受けました。
この点は原作との一番の乖離感を感じた点でした。
映画の最大のチカラ・画力はお見事。
冒頭の造船所シーンからガツンと画力で圧倒されました。

いままで自分が抱いていた原作・ああ無情のイメージはある意味間違っていて、(神への)変わる事ない愛(アガペー)こそが原作の本質だったと気づかせてくれた重厚な良作です。
この映画の直接的原作のミュージカルを観たくなりました。

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Posted at 2012/12/30 10:37:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「週末はクルマ2台のオイル交換&フィルター交換。2台とも元気になりました。」
何シテル?   11/01 14:21
基本的に『インドア』で出不精です。 でもじっとしていられない性質なのでアウトドアします。 長時間の寝貯めが出来るので、 活動期と充電期がはっきりしています...

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