ソーラ・レイのブログ一覧

風が強かったのに、、、

またやってるのを目撃してしまった。。。
恐ろしいぃぃ～
絶対に出来ません。
この仕事だけは。
見ただけで縮み上がりました。男だから、、、

細部まで入念には出来なかったけど
外見上はキレイになりました。
（運転席側ドアに小さく、もう何度目かのパンチキズが･･･）

冬支度は次週に持ち越しです。

放置プレイしすぎて
こんな斑模様になってしまった（汗
自分のクルマなのに埃っぽくて
ナンか近寄りがたい（^^;

寒いし冷たいけど
洗車するぞー！

『良い脚本から駄目な作品が生まれる事があるが
　駄目な脚本から良い作品は、決して生まれない』 by黒澤明

1962年公開の日本映画の至宝のひとつ『椿　三十郎』のリメイクが本日公開されました。
とても恐ろしくて観に行くつもりなかったけど、
リメイク版がオリジナル脚本を使う事と、映画の日だった理由で
観に行きました。

今回のリメイクがオリジナル脚本を使ったのは正しい選択だし、
その選択肢しかなかったのがホントの処でしょう。
黒澤明監督は『脚本至上主義』の監督。
特に『七人の侍』と『椿三十郎』の脚本完成度は神憑りでさえ在るほど。
究極に完成された脚本を脚色するような冒涜は無理無理。
そうなると、
どうしても『演技力』と『演出力』の違いに目が行ってしまう。。。。。。
先に云ってしまうと、
『演出力』に関しては、、、大甘で及第点だと思う。
森田芳光監督も馬鹿じゃないから、要所を押さえて無難に纏めている。
問題、大問題なのは『俳優陣』
こんなに日本映画界の層は薄かったのか！と閉口してしまった。
脇役に個性的な面々を配してはいるけど、どうも皆いつものお決まりな演技。
別に劇場で観なくてもＴＶで演じてる通りではないですか。。。
脇役俳優陣に魅力がないのがまず問題。
そして主役級ですが・・・・
豊川悦司は、彼なりに「室戸半兵衛」を演じていると思うけど、、威圧感がない。
　　　　　　　仲代達矢のギョロ目の威圧感の凄い事。
　　　　　　　室戸半兵衛はラストの果し合いまで斬り合いシーンがなかったけど
　　　　　　　目ヂカラだけで強さがひしひし伝わった。
　　　　　　　豊川の半兵衛から強さを感じられない。。。
中村玉緒が隠れたミスキャスト。
　　　　　　　入江たか子が演じた家老夫人の気品高く優雅だった事。
　　　　　　　入江さん自体が旧華族出身だから、自然な気品と優雅さが
　　　　　　　画面から伝わったからこそ、三十郎を諭す有名な「抜き身の刀」シーンでの
　　　　　　　三十郎の心境の変化を汲みとれたのに、今回はその心境の変化が伝わらない。
　　　　　　　三十郎が藩内の揉め事に介入してゆく理由付けが弱くて弱くて。
織田裕二は必死で頑張ったね。
　　　　　　　でも、三船敏郎にはなれない事は万人が知ってます。
　　　　　　　誰か周りの人間がアドバイスしてあげなかったのだろうか。
　　　　　　　どんなに三船を真似しても借り物の演技でしかない事を。
　　　　　　　全く主人公に魅力を感じない。
　　　　　　　三船は忘れて自分の三十郎を創造すれば良かったのにな～。。

「椿三十郎」って作品は基本対話劇だから、役者の力量がもろに問われるけど、
完成された脚本をなぞるだけのレベルでした。
対話劇の節目を締める「殺陣」も問題。
織田裕二・豊川悦司ともに殺陣が下手だと判る。
だから織田の大立ち回りもスピーディさに欠けるし、
ラストの居合いでの果し合いも、ああいう事になるのでしょう。


映画製作を料理に例えれば
脚本は、レシピ
撮影は、食材集め
編集は、調理
ダビング・仕上げは、盛付け

このリメイク「椿三十郎」は、新鮮な食材を用意しないと、どんなにレシピ通り
調理しても美味しくならない事を教えてくれます。

　　

１ヶ月ほど前に営業車のラヂオで聴いて
即買いしたい衝動に駆られましたが･･･
お勉強のために今日まで我慢してました。

薀蓄などとても語れませんが。
すごくイイ
古くもあり新鮮。

８０年代の『熱』が蘇ってくるようです。
これは買いです！