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ソーラ・レイのブログ一覧

2012年10月02日 イイね!

『あなたへ』

なんだろう。
最近やたらに「富山県」が目立つ気がしてます、個人的に。
いま、富山県がキテるのか??

健さんの映画を劇場で観るのは『野生の証明』以来かもしれない。
故人の映画プロデューサーが遺した原案を基に製作されたオリジナルストーリーのようですが、その元ネタは『死にゆく妻との旅路』と同じく、石川県・七尾市で起きた保護責任者遺棄致死事件を基にしている気がしました。

実際の事件はお隣の石川県で起きたけど、このロードムービーの出発地は富山県でした。
健さんの演じる主人公は、富山刑務所の指導技官。
田中裕子さん演じる妻に先立たれ、「遺骨を故郷の海に散骨して」という妻の遺言を叶えるため、妻の故郷、長崎県・平戸を目指します。

この、出発地である富山県の情景がとてもツボに嵌りました。
真っ白な立山連峰が屏風のように背後を塞ぎ、わずかな富山平野の手前には富山湾のさざ波が広がる。
とても美しい光景だけど、同時に息苦しそうな閉塞感をも感じる舞台。
射水~氷見付近の海岸にカメラを構え、立山連峰を背にして健さんと田中裕子さんが歩くシーンはとても印象的でした。

正直、80歳を過ぎた健さんにこの映画の主人公を演じさせるには、年齢的な無理を感じました。
でもそれ以外は全く違和感なく、健さんの放つオーラを感じ続けました。
そして、田中裕子さんが健さんに負けないくらい魅力的です。
魅力的な女性はいつまでも魅力的なんだなぁ~。

ビートたけし・佐藤浩市・ 余貴美子・原田美枝子などの俳優陣も、そのイメージ通りの配役で脇を固めてました。
ナイナイ岡村はいらないなぁ・・・
その中で、草なぎ剛がとてもオイシイ役を演じてました。
彼のイメージ通りのような役柄で、テーマにも絡んでくる助演的な重要キャラでした。

長崎県・平戸にたどり着いた主人公が、小さな漁村の中で妻の生まれ育った足跡を見つけ「ありがとう」のひと言。
妻の遺した二通の遺言を空に放つ。まるで羽ばたいて飛び去るように消える遺言。
このふたつのシーンはとても印象的でした。

ラストで主人公が法務事務官としての刑務官の顔に戻り、ふたたび自らの時を歩きだす姿を、歩く健さんの横顔を追い続ける画で現したシーンには、健さんではないと表現できない深さを感じました。



劇場からの帰り道に、おもわず前橋刑務所の赤レンガの壁の前を走ってしまいました(^^;
Posted at 2012/10/02 01:01:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ

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「週末はクルマ2台のオイル交換&フィルター交換。2台とも元気になりました。」
何シテル?   11/01 14:21
基本的に『インドア』で出不精です。 でもじっとしていられない性質なのでアウトドアします。 長時間の寝貯めが出来るので、 活動期と充電期がはっきりしています...

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