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ソーラ・レイのブログ一覧

2014年11月30日 イイね!

『フューリー』

この作品は、初めて予告編を観た時にうるうるしました。

(いまはドイツ語の発音通りに「ティガーⅠ」と呼ぶみたいですね。自分の年代だとどうしてもタミヤ模型の1/35 ミリタリーミニチュアシリーズの影響でタイガーⅠと呼ぶ方がしっくりします)

M4シャーマン中戦車VSタイガーⅠ重戦車の単騎戦。
絶対に勝てる訳ない設定だ。
掟破りの88ミリ高射砲流用のタイガーⅠ主砲は射程1000メートルで100㎜装甲を貫通できるのに、シャーマン戦車の全面装甲は80㎜もない薄さ。
タイガーⅠを有効射程距離に捉える前に、紙のような脆弱装甲を貫通されて、終わり。

と、まぁココまでは個人的趣味での前ふりとして。
この映画は、こんなむちゃ振りの戦車アクションじゃない事を判っていての鑑賞でした。


ひと言で云えば、肉塊。
命が一瞬で肉塊になってしまう事を、全編で見せつけてきます。
絶対に一人で観たほうがいい。せめて友人と。
カップルでの映画デートはダメ。子供にもまだ見せない方がいい。
「人と人とが殺し合う戦場(野戦)とはこう云うモノなのだ」と、これでもかと疑似体験させてきます。

映画タイトルは『フューリー FURY 』 訳せば「怒り・憤怒」
戦場には、正義も悪も、戦争大義もなく。
ただ在るのは憤怒のみ。
自身が身につけた知性・モラルを凌駕する怒りを身にまとわなければ、敵を殺戮する事は出来ず、自分の命を長らえる(守る)事が出来ない。
これが戦場の現実。

作品のウリの嫌悪感を持つほどの戦場描写の衣を外せば、ストーリーは割とシンプル。
主題の憤怒を体現する新兵などは、シンプルを越えてステレオタイプ。
戦術的にも???な場面も多数出てきます。
本物のタイガーⅠが登場する見せ場の戦車戦など本来なら、シャーマンの射程外からのアウトレンジ砲撃でタイガーⅠの楽勝のはず。伏撃してたんだからタイガーⅠの方が。

圧倒的な戦闘描写に圧倒されるから、ストーリー展開の疑問はあまり気にならないかもね。

Posted at 2014/12/01 01:20:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ
2014年11月23日 イイね!

『インターステラー』

あくまで個人的にですが、
全くダメでした。

自分は1997年公開ジョディ・フォスター主演『コンタクト』の大ファンです。
当然DVDも持ってて、気分が落ち込んだりした時に観てます。
自分の現在のバイブルの1本です。

この『インターステラー』は『コンタクト』の焼き直し。(新海誠監督作品の味付けを加えての)

まったく新鮮味のかけらもありません。
とにかく焼き直しだとしても、政府を全く描かず機関だけしか描いていない事に、この映画の致命的な欠陥を感じます。
『コンタクト』は政府も機関もしっかり描いてましたよ。

この『インターステラー』が評価されるのだったら、『コンタクト』を是非再評価して欲しい!!

とんでもB級映画のレッテルですから『コンタクト』は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でもね、唐突にポルターガイスト現象よりも、宇宙からヒトラーのメッセージが突然届く方がイマジネーション掻き立てますよね。





Posted at 2014/11/23 23:13:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ
2014年11月23日 イイね!

山でゆっくり贅沢な時間を満喫

山でゆっくり贅沢な時間を満喫最近ご無沙汰になっていた信州との県境・二度上峠方面、鼻曲山&浅間隠山へとマッタリ山歩きしてきました
ふたつの山を別々に登ると物足りないけどワンセットにすると丁度良い運動量です。
アップダウンの繰り返しが雲取山・三峰ルートのミニミニ版ようで、模擬練習にはもってこい。
今日は終日、浅間山方向にヘリコプター音が響く一日でした。
何かあったのだろうか?
(昨夜の地震は、ちょうどレイトショー観てた時に起こり、情報ないまま今朝は山歩きで早朝早く発ったので詳しい詳細を今でも収集してないんです。その関係のヘリコプターだったのだろうか?)


とにかく、上空はヘリコプター音で賑やかな一日でしたが、登山道は貸切状態でした。


最初に登ったのは鼻曲山。
ほぼ完全貸切状態。
帰路の登山道入口近くでこれから登るソロに出会っただけで、誰にも遇わない静かな山歩きでした。
誰もいないのをいい事に、カラオケの練習しながら歩いていたのはナイショで・汗


鼻曲山からの浅間山眺望。
数日前にいちど真っ白に雪化粧したけど、その雪が融けました。



次に登った浅間隠山。
山頂到着がPM1:30頃となったので、下山の数名の登山者とすれ違っただけで山頂は自分含めて3組の登山者だけのまったり空間でした。


午後の登山になったので浅間山が逆光になってしまいました。


両方の山の山頂でコーヒーをドリップしてまったりした時間を過ごました。
なんだか贅沢な時間の使い方しているような気がしました♪
持参したみたらし団子が寒さで固くなってしまったのは予想外でした(^^;
Posted at 2014/11/23 22:44:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山歩き | スポーツ
2014年11月22日 イイね!

『ブラック・レイン』

第二回 新・午前十時の映画祭で鑑賞しました。


高倉健さん、心からご冥福を御祈り申し上げます。


この作品をロードショーで観た時は、松田優作の訃報の中ででした。
今回は高倉健さんの訃報の中での鑑賞となりました。

こんなにも美しくてもの悲しいメイン音楽だったんだと、今更ながらに気付きました。

公開当時は「松田優作逝く」という衝撃的ニュースと公開が重なり、優作追悼の色合いが強く、高倉健さんハリウッド進出第一作という話題が霞んでいました。
配役的にも健さんがサブ主人公なのは間違いないのだけど、やはりこの作品は、遺作となった松田優作の鬼気迫る演技がすべて。
撮影時にすでに癌に蝕まれていたという優作の「覚悟」が、そのままスクリーンに焼き付いています。
今回改めてスクリーンで鑑賞しても、優作の演技は異彩を放ってます。
そして公開当時には見落としていた高倉健さんの演技も、さすが と改めて感じました。
主人公のNY市警刑事を演じるマイケル・ダグラスと絡むシーンは全て英語。
発音の良否は判りませんが、まるで日本語の台詞のように感情が伝わって来るんです。
高倉健さん演じる大阪府警の刑事の喜怒哀楽が英語の台詞を介してズンと。
女を張り込みしながらうどんを食べるシーン。
この映画の節目の重要なシーンのひとつですが、健さんとマイケル・ダグラスの対話に、じわ~と胸が熱くなりました。

ハリウッド映画だけど派手なアクションシーンは殆どなく、日米の名優の演技合戦がこの映画の醍醐味なのは間違いないと思います。
マイケル・ダグラスとアンディ・ガルシアというハリウッド俳優に対して、若山富三郎、高倉健、松田優作ら日本を代表する名優の共演。
ヤクザの大組長を演じた若山富三郎の凄みも見ものです。
日本映画の俳優の実力を存分にハリウッドへ見せつけた三人の名優が逝ってしまったのは悲しい限りです。

監督は、リドリー・スコット。
名作『ブレードランナー』を世に出した後だけに、大阪の街を当時流行のサイバーパンクに描き出しています。
下水溝から立ち昇る水蒸気。ネオン街にシトシトと降る雨。
インテリジェンスな街並みとカオスのような下町の融合した場面設定。
見慣れた日本の街の風景がハリウッドにかかるとこうなってしまうのか~って感心させられます。
たしか公式に認めていたと思うけど、アンディ・ガルシアを単車に乗った松田優作が斬殺するシーンは、大友克洋『アキラ』にインスパイアされたとか。
ちゃんと日本文化を調べ触発されて作られた作品で、よくあるヘンな日本人やらヘンな日本文化が限りなく少ないハリウッド映画です。

いまの時代からこの映画を観ると、ヤクザが海外に活動拠点を広げようとしていたりと、少々違和感を感じるストーリーですが、時代は80年代末期。
まさに日本がバブルに沸きかえり、¥が世界でいちばん強かった時代。
¥がアメリカの不動産(文化)をお金で買い漁っていた時代を象徴した物語。
原爆のあとの「黒い雨」が戦争を終らせたと同時に、アメリカ的な考えを日本に蔓延させた。
日本的な義理人情は死に絶え、松田優作が演じた若手ヤクザのような利己主義の化物が生まれアメリカへと矛先を向けようとしてくる。

ストーリー上での日米の文化の衝突と融合。
日米俳優陣の演技の融合。
まさに日米のハイブリッド映画のさきがけ的な名作です。

1989年日本公開 アメリカ映画

Posted at 2014/11/22 19:13:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ
2014年11月16日 イイね!

『紙の月』

昨日初日のレイトショーで観ました。
鑑賞後の感想がどうしてもまとまらず、モヤモヤしたまま今に至ります。
観賞直後の率直な感想は、脚本に問題のある凡作。
でも、そー言い切る事が出来ないモヤモヤさが残ります。
監督は吉田大八。
あの『桐島、部活やめるってよ』を撮った監督。
脚本が破綻した凡作を撮る訳ないじゃないか。という思い込みがモヤモヤさせているのか?
否、この作品は前作以上に映画にしかできない映画文法で練りに練った問題作では、と個人的な結論に達しました。

クライマックスで観客の感情移入を拒絶させる物語。
これはたぶん、大方の観客は「駄作」の評価を出すでしょう。
でも、この映画のメインタイトルのシーンの如く、初めから計算尽くされた演出です。
実際に起きた平凡な主婦であるパート銀行員による巨額横領事件を元ネタにした物語。
普通に考えれば、平凡な主婦が若い男との愛欲に溺れ、横領した大金を盲目的に貢いでいく破滅物語。観客は堕ちてゆく主婦のどうしようもない理由に些細な共感を覚える「お涙ちょうだいモノ」だと思うはず。自分もそー思ってました。
宮沢りえが転落してゆく主婦をどのように演じているのか?がこの映画のポイントだとばかり・・・
ところが!
映画はその真逆。
稀有なとんでもない悪女を描き出していました。
正真正銘、真性な悪女ですよ。いちばん手に負えない最悪なタイプ。
流されていく哀れな主婦だとばかり思っていた女の本性が明らかにされた瞬間から、宮沢りえの抑えた静かな演技の見方が一変、映画自体も大どんでん返しします。
でも、ビジュアル的に驚かす演出じゃないから、このどんでん返しに気付かない観客が多いのでは。
気づくと唸るネ、演出に。
いままでの宮沢りえの抑えた静かな演技のすべての意味合いと受け止め方(見方)が、すべて崩れ去り、彼女の演技を「悪性を秘めた女」として最初からもう一度見直したいと思うはず。

これほど救済の余地が全くないパラノイア的悪女は、いままでスクリーンで観た記憶がありません。
そして「女性に限らずこの手の人間は絶対にいる」と思ってしまいます。
この役柄は、間違いなく「宮沢りえ」じゃないと演じられなかったでしょう。
どんでん返しで感情移入を拒絶されてなお、自らの思考を解放しはばたいて行くヒロインの解脱したような表情を見せられると、感化されそうになります。
宮沢りえ、恐るべき。


本来ならあと2,3回観て、演出上の騙しや宮沢りえの演技を注視したい映画です。
が、ヒロインが肉欲に溺れていく大学生役の池松壮亮が、どうしても「劇団ひとり」にしか見えなくて(汗
「劇団ひとり」が生理的にダメなんですよね(^^;
Posted at 2014/11/16 14:01:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「週末はクルマ2台のオイル交換&フィルター交換。2台とも元気になりました。」
何シテル?   11/01 14:21
基本的に『インドア』で出不精です。 でもじっとしていられない性質なのでアウトドアします。 長時間の寝貯めが出来るので、 活動期と充電期がはっきりしています...

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