第二級アマチュア無線技士国家試験を受験

６０過ぎの手習いで何を血迷ったのか第二級アマチュア無線技士国家試験を受験してきました。
（アマチュア無線技士は国家資格で身分証代わりにもなります）

今までは会社の仕事が忙しかったり日本中彼方此方出張ばかりでしたから受験する機会が有りませんでした。
定年退職して時間がやっと取れたのと頭のボケ防止を兼ねて今回受験してみました。
今年からは年３回だった試験が年２回に変更となりました。
５月と１１月に試験が実施されます。

今月５月１７日と１８日に第一級アマチュア無線技士／第二級アマチュア無線技士の国家試験が実施されました。
試験会場は関東地区は東京晴海にある日本無線協会の試験会場で実施されました。

私は５月１８日に第二級アマチュア無線技士の国家試験を受験。
当日の受験者は１１１名でした。
受験者の多くは年寄りですね。
２０代や３０代の方は殆ど見掛けませんでした。
受験者の年齢層が高めなのもアマチュア無線の特長なのかもしれません。
プロの無線従事者資格だと若い人も仕事で必要だから受験するのでしょうけど趣味の無線従事者ですからね。
受験者は男性が殆どでしたけど数名の女性受験者も居ましたよ。
年齢層は想像にお任せします。

そんな訳で、本日１６時に令和７年５月期の第一級アマチュア無線技士／第二級アマチュア無線技士の国家試験の試験問題と解答が発表されました。
発表された回答を見て自己採点した結果は下記です。
無線工学２５問　１２５点満点で、２４問正解してＢ問題１問だけ（５問設問のハイ／イイエを選択する中で４問間違え－４点）間違えたので合計１２１点。
法規３０問　１５０点満点で、３０問全問正解の１５０点。
と言う自己採点結果でした。

合格点は無線工学が８７点以上、法規が１０５点以上です。
これなら第二級アマチュア無線技士には合格出来そうです。

回答が発表されるまでは無線工学は９０点ぐらいかなと思って居たんですが過去問題に無い新規問題と解答不明な問題は全て正解してました。

試験結果は５月３０日発表で受験者に直接電子メールで通知するそうなので今は試験結果待ちです。

今年の３月に入ってから約２ヶ月程、毎日日中も夜も無線工学や無線法規の過去問題を反復学習して公式や法規を勉強してました。
その合間にみんカラ徘徊しては居ましたが、ブログへのコメントやオフ会への参加はなるべく控えて勉強の日々。
体調崩したら元も子もないので地元だっべよ連合のソフクリオフも参加を我慢自粛してましたよ。

６０過ぎた頭では受験勉強の最初の２週間は中々無線工学の公式が覚えられずに四苦八苦。
４５年ぶりの無線工学問題は色々と勉強になりましたね。
フレミングの左手の法則とかオームの法則使って抵抗の各端子電圧を求めるとか。
１ヶ月掛けて過去問題と睨めっこしながら学習の日々。
不明箇所は上級ハムになる本と、インターネットの検索サイトで調べて理解しながらやってれば何とかなるものですね。
公式も法規も２ヶ月で何とか覚えることが出来ましたよ。

ハムショップの店長さんからは１級も同時受験したらよかったのにと言われましたが先ずは手堅く２級から受験しました。
２０年ぐらい前から電信の送信／受信科目が無くなったので受験しやすくはなったようですね。
私が電話級受験した当時の１級は欧文６０文字／分、２級は欧文４５文字／分の送信／受信の試験が有ったのと試験問題も記述式で今みたいな選択式では無かったので高校生だった当時の私にはとてもハードルが高かった記憶が有ります。

今回の試験問題ですが、ここ数年の過去問題に比べて試験問題が簡単だった気がしました。
何しろrootの計算式を手計算する問題や無線工学では特殊な公式の問題が無かったですから。
無線工学では２５問目最後のハイ／イイエの選択問題で４問を間違えただけでしたがこれ過去問題にあったのでもうちょっと勉強しておけば満点取れたかも。
ここ２年程出ていたベクトルネットワークアナライザやオペアンプの問題が出なかったのは肩透かしでした。
法規に関しては、１０年前の過去問題まで遡って学習し２カ月で何とか理解出来たお陰か満点が取れました。

アマチュア無線人口が減る中６０歳以上の老人が昔取った杵柄でカムバックしている方が多いみたいですね。
これを機に本格的にアマチュア無線に復帰したいと思います。
先ずは無線機を調達しないと・・・。