2010.6.12 東京JCBホールで行われたKalafinaのライブを収録したDVD/ブルーレイです。
発売は同年12. 1
このライブは2010.3に発売された2ndアルバム「RED MOON」を引っさげてのツアーのファイナル公演です。
先月行った渋谷公会堂でのライブ
レポートはこちら の興奮を再び!と思いつい先日買ったが放置していたので、「ちょっとだけ見てみるか」と軽い気持ちで見出したら結局最後まで見てしまいました。(2時間)
あまりに良かったので途中で止められませんでした。見事にライブの興奮が再来しました。
とても素晴らしい内容でした。
1年以上前に発売されたものを今更ですが、色々と思うところもあったのでレビューします。
収録曲
01. red moon
02. テトテトメトメ
03. fantasia
04. sapphire
05. 星の謡
06. 闇の唄
07. 夏の林檎
08. fairytale
09. ARIA
10. progressive
11. 春は黄金の夢の中
12. storia
13. intermezzo
14. Lacrimosa
15. また風が強くなった
16. Kylie
17. 音楽
18. 光の旋律
≪アンコール≫
19. overture~love come down
20. sprinter
21. I have a dream
全21曲の内訳
2ndアルバム「RED MOON」の全曲13曲、1stアルバム「Seventh Heaven」から7曲、シングル「光の旋律」のC/W曲「sapphire」
2ndアルバム「RED MOON」をひっさげてのツアーなのでRED MOONの全曲が歌われて、前作の「Seventh Heaven」からは「空の境界」を強くイメージさせる曲(oblivious、君が光に変えて行く)が入っていません。
前半は「静」の曲が続くのでどっぷり聞き入ることができ、Kalafinaの魅力を存分に味わうことができます。
Wakanaの歌声に引き込まれ目頭が熱くなった所で、Keiko、Hikaruが加わり追い討ちをかけてきます。
これが何度あったことか。
そして後半は「動」の曲が続いて大盛り上がりで最後まで一気に駆け抜けます。
中盤の10曲目で「progressive」(とても盛り上がる曲)がきたときは、「もうこの曲いっちゃうの?後半大丈夫?」と心配になりましたが杞憂に終わりました。
Kalafinaは曲を聴いてるだけだと元気なイメージが湧きませんが実はとても元気です。
特にKeikoは煽り役として元気一杯です。
先月のライブもそうでしたが、Kalafinaのライブは「静」と「動」がキッチリ分かれています。
10曲目の「progressive」はその切り替えの為に敢えてここに入れたと解釈します。
Wakanaの優しく包み込むような心地良い高音
Hikaruは芯のある真っ直ぐな高音
Keikoは厚みのあるしっかりとした中低音
声を聞いてどう感じるかは、空気の「振動」を鼓膜が受け止めて神経を伝わり脳へ届き、脳がそれを「音」としてどう解釈するかなので受け止め方は人によって千差万別ですし、同じ人でも時と状況によっては違うでしょう。
興味のある方はこの動画をご覧ください。
このブルーレイの9曲目に収録されている「ARIA」です。
向かって左がHikaru 中央がKeiko 右がWakana です。
VIDEO
3人それぞれに特徴があり、どの声も素晴らしいです。
単独で聞いても良し、重なってハーモニーを奏でるも良し。
それに加えてバンドの演奏や演出も素晴らしいです。
観客の皆さんも座る所は座る、立つ所は立つ。そして光り物(サイリウム)は無し。
曲が終わる毎に満場の拍手を送ります。
全てが一つになり「Kalafina」の世界を作り上げています。
映画館で映画を見た時に、現実を離れて映画の世界にひたれる感覚がここにもあります。
この2010年6月のライブの時点でKalafinaはすでに完成された感すらあります。
それは良い事である反面、今後の伸び代が少ないことも意味します。
そこで新しい方向性を示したのが3rdアルバム「After Eden」(2011.9.21発売)ではないかと思うのです。
「After Eden」を初めて聞いた時、前2作の暗めの雰囲気からの変わりように少し驚きました。
「明るい」雰囲気なのです。
明るい「Eden」から始まり、爽やかな「symphonia」で終わります。
この為、アルバム全体の雰囲気が明るいのです。
前2作のイメージが強いだけに違和感は今でも残っていますが、これはこれで好きです。
そしてこの3rdアルバム「After Eden」の発売を記念して2011.11.25 に行われたスペシャルライブ『"After Eden" Special LIVE 2011 at TOKYO DOME CITY HALL』
の模様を収めたDVD/BDが今月21日に発売されます。
Kalafinaの新境地がライブでどう表現されているかとても楽しみです。
Keikoがセンターに居る理由
中低音担当のKeikoがセンターで歌っているのをずっと疑問に思っていました。
中低音=脇役 というイメージを持っているので、WakanaかHikaruがセンターじゃないの?と。
(Keikoも曲によってはリードボーカルを務めますが)
Wakana、Hikaruがリードボーカルの時はKeikoは中低音を歌います。
この為、歌っている時間が3人の中で一番多いのはKeikoのような気がします。
両脇にリードボーカルの二人、その中心に一番歌う機会の多いKeikoがいることで、
常に「Hikaru+Keiko」もしくは「Keiko+Wakana」となり、Keikoを中心に左右のバランスが取れるのでKeikoがセンターなのだろうと。
このブルーレイを見ていて「またライブ行きてぇ~」とつくづく思いましたが、Kalafinaの次のライブは今年の7.16(祝) 東京NHKホールまでありません。
「4ヶ月先か~」と思っていたところ、、、
4/28に北九州市で行われるイベント、「あるあるCity LIVE PROJECT (第1弾) “A3” 」のチケットが手に入りました。
部長(May'n)のファンクラブでの先行予約分に応募して当選しました^^
凄過ぎるメンバーなのでとても楽しみです。
その前に、来週火曜の横浜アリーナでの部長(May'n)のライブに参戦です。
BSスカパー!での生中継(無料放送)も録画しなくては。
スカパー!