小鳥の病院

都内屈指の閑静な住宅街の一画。小鳥専門の獣医さん。我が家のインコを二代に渡って診てくれている。
緑豊かな庭先を進み、ガラガラと大きな引き戸を開けると、20畳ほどの吹き抜けのテラコッタ土間空間。湯布院の和カフェのような雰囲気のなか、物腰の柔らかな白髪の先生が１人、整然と待つ患者に応対している。順番が来て名前を伝えると、棚から溢れかけた山の中からカルテを取り出し、手際よく籠から小鳥を取り出して診察が始まる。今回ウチの子は爪切りと嘴切りのみだが、きちんと万年筆でカルテに記録が書き加えられていく。病気の子も一羽一羽、手にとって症状を診て、話を聞いて、疑問に答え、指示を出し、その場で乳鉢と乳棒で調剤した薬を渡してくれる。色々経緯があって平日週2回午前中のみの診察だけど、腕の確かさと良心的な診察料（今回ワンコイン）で人気のスポットとなっているようです。
クルマもこのように信頼のおける主治医がいると安心ですね。