目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
前々からクラウンのヘッドライトの暗さと夜間走行時の電力消費量について気になるところがあったため、ヘッドライトのLED化を検討していました。
「電球色」「できればファンなし」で候補を絞っていったところ、アマゾンで見つけたあまり知られていないメーカーの製品でほぼ決まりかけていたのですが、ちょうどこの時期に始まったアマゾンのセール期間に半額になっていたこちらをチョイス。
fcl.のファンレス2018年モデル、ハロゲン色です。
2
交換前の状態。
車検の方法が改正になり、規制記号2桁以上の車は明るさと色合いで検査するハイビーム測定から、それらに加えてカットラインとエルボー点?の検出が必要なロービーム測定になりました。
なので、この元々の電球の状態(去年ヘッドライトを交換した後に光軸調整をしてもらった)でお向かいさんの壁を照らし、カットライン(対向車に眩しくないように作られた明るさの水平線)と、エルボー点(歩行者などのある左側を照らすため水平線がなくなるその始まりの角)を記録しておきます。
とはいえこのクラウンさん、規制記号一桁のE-代なので従来通りのハイビーム測定なんですけどね…
3
取り付け方は現在付いている電球を外して、ソケットにLEDバルブの台座をセットし、押さえバネの固定を確認したら本体をはめ込むだけ、です。ヘッドライトの電球交換をしたことがある人なら問題なくできそうです。
防水キャップの高さが19mmを超えるならキャップの加工が必要とありましたが、15クラウンの場合は不要でした。
4
台座をセットして防水キャップをはめる前がこちら。
このパイプにLED本体を差し込むのですが、まっすぐに差し込むためライトとその後ろにある部品との間に相当な長さが必要となります。
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その差し込むためのクリアランスはそのままでは確保できていないので、少し部品の移動が必要となりました。
右(運転席側)はライトの後ろにあるエアクリボックスが邪魔になるので、エアクリボックスを固定しているボルト3本を外して、2cmほど後ろにずらしました。
左(助手席側)はバッテリーを固定している金具を外してバッテリーをその後ろにあるヒューズボックスに当たるまで2cmほど後ろにずらすことでクリアランスを確保できました(本来はバッテリーのマイナス端子を外して感電対策をしなければいけませんが私は端子を付けたまま作業しましたがこの程度バッテリーを動かすのには端子を外す必要はありませんでした)
写真はLEDを固定した後の助手席側、上が前、下が後ろです。
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運転席側、こちらは上が後ろで下が前です。
取り付けた後の後部クリアランスは左右とも十分にあります。
このあとソケットを元の電球に刺さっていたプラグに差し込み、コントローラー部を付属のタイラップで固定したら完成です。
しばらく点灯してみたところ、本体の放熱フィンもなかなかの高温になりますが、電源ケーブル途中にあるコントローラー部もなかなか熱くなっていました。
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運転席側だけ交換した状態で記念撮影。
あきらかに明るさは違いますが、色目はほぼ電球です。
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両方とも交換して照らしてみたところ、カットラインは前に付いていた電球と同じような感じで、これなら車検も通りそうです。
明るさは格段に明るくなりました。
まだ暗いところで走っていないので、見え方や対象物の映り方はわからないですが、、、
見えやすさやラジオノイズは確認したらまた報告します。
【7/27追記】
ようやく暗い道を走る機会がありましたが、全然違う!しっかりと道路を照らしてくれている感じがします。
しかし運転席からみた色目はハロゲンよりも白く見えますね。外から見たときよりも白く感じます。
おそらく白のHIDからの交換だと色目がハロゲン球っぽくて明るさもいま一つに感じるかもしれませんが、ハロゲン球からの交換だと格段に明るく感じます。
前のハロゲン球だと消灯時にぼんやり消えるのですが、これはスパッと消えるのが今時の車っぽいです。(私はぼんやり消えるのが好きでしたが)
ラジオもさすがにヘッドライトから距離があるからか、全くノイズが乗ることもありませんでした。
これで問題なく車検に通って、5年くらいもってくれたら最高ですね。
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