
今日は友人に誘われて、東鷲宮駅の隣にある保守基地公開イベントに行ってきました。
この東鷲宮保守基地は東北新幹線の施設保守などを専門に担当している為、置いてある車両も営業車両ではなく点検・補修作業を行う為の専用車両が置かれています。
鉄道施設の公開イベントでは中々、珍しいものじゃないんですかね~。(ちなみに友人は保守車両や設備マニアw)
こちらはレール削正車

低速走行しながらレール表面を削って滑らかにする事で騒音・振動の低減を図ります。

間近で見ると摩擦の火花が飛んできたりと迫力満点です(笑)
分岐器(ポイント)

電動で動作します。意外とゆっくりで15秒くらいで転換が完了します。
ちなみに新幹線用のは高速走行で通過できるよう、在来線のポイントよりも可動部位が多く分岐器通過時に線路の継ぎ目が生じないよう工夫されています。
架線沿線車

こちらは架線を張り替えたりする際に用いられる車両です。
意外なのはこの車両、なんと最高時速70キロで走行できるしうです。(但し、実際は30キロ位で走行とのこと)
運転台も見せていただきました。

左右のレバーはそれぞれ左:マスコン(アクセル)右:ブレーキ。
この辺は電車とあまり変わらないですね。
左端のレバーは前後進及び低速・高速切替用のギヤレバー。
1→2にすると高速段になります。尚、2→1と低速段に落とするときはギヤ保護の為に、マスコンでエンジンを煽りながら行うそうです。なんだか車みたい(´-`)
あ、そうそう真ん中のダイヤルをそれぞれ数字の所に合わせるとその速度に達した際に警報音が、鳴るそうです。但しATSなどのようにブレーキ動作はしません。

これは保守車両の現在地などを表示するモニタ装置
これは自車だけでなく他の保守車両や進入禁止区間なども表示され、さらに進入禁止区間に進入した場合非常ブレーキを動作させる機能もあるそうです。
続いて作業台に上がります。

(゚Д゚)スゲー架線がこんな近いなんて・・・
あ、もちろん基地内のは電気が流れていないので触っても全然大丈夫てす。

これはパンタグラフ
とはいっても、電車とかみたいに架線から給電するためのではありません。これは作業中、誤って電気が流れた際に作業者が感電しないようアースの役目を果たすそうです。
新幹線の架線電圧は25000V。生身の人間が感電したらどうなるか・・・想像したくないですね(゚o゚;)
道床交換作業車

イカ釣り漁船みたいですが、これも立派な保守車両。
線路に敷かれたバラスト交換を行います。
線路なう(笑)・・・じゃなくて線路ウォーク
※線路内の立入は大変危険な上、列車運行の障害となりますので絶対におやめ下さい。尚、新幹線の場合は新幹線特例法で罰せられます。
実際に高架上の線路を歩くことができます。

右は地上の保守基地内、左は新幹線の本線上と繋がってます。ここから保守車両が新幹線の線路に入ってくんですね。
ん?

なんだこの新幹線ヒーロー的奴・・・
以上、濃い内容の基地公開イベントでした。
保守車両や線路設備に興味のある人だったら1日中いても飽きないですよ!!
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鉄道 | 日記
Posted at
2014/10/04 23:31:53