つきじ丸のブログ一覧

　昨日緊急事態宣言が出されて、世の中いや地球上とんでもないことになってしまってますが、ニューヨークの病院の状態などを見るとまるで第三次世界大戦？？これはホント腹をくくって行かないと明日は我が身にってなってしまうような危機的状況です！

　不要不急な外出は控えてるので時間はあるし、足廻りのセッティングについて考えてみました♫
メカを学んだわけでもないサスペンションの専門家でもない素人サンデーメカのお話ですので間違った説明がありましたらご指摘頂ければ嬉しいです♫


　この画像は、袖ヶ浦フォレストウェイの８コーナー55R(レストラン前)の立ち上り付近、加速中の様子です。良ぉ～く見比べてみて下さい！

　画像(上)は2019/11/10ベストラップ1’18”1をマークした時の走行、タイヤはハイグリップタイヤのBS RE-71Rでフロントサスペンションに－２°のネガティブキャンバーを付けています。(下)は2019/03/10この時のベストラップ1’21”3でタイヤはBS RE050A、キャンバーは前後ともノーマル。
　タイヤのグリップ力の差が大きく影響してラップタイムにも3秒以上の大きな差があります。でも、車の姿勢を見ると下の画像の方が安定していてバランス良くしっかりした感じに見えますが、スピード自体が違うのがスポイラーの状態でわかります。TTのスポイラーは120km/ｈで上がり、80km/ｈになると下がります。という事は、下の画像は80km/ｈ以下まで下がっているという事になります。上はコーナリング中も80km/hまで落ちていないのです。

　車体のロールはタイヤのグリップが上がっている上の方が当然大きく姿勢の制御が難しくなってコントロールが大変です。－２°のネガティブキャンバーが付いているフロントに対し、ノーマルキャンバーのリアの落ち着きが足りなくなってハンドリングの前後バランスが狂ってしまっています。



　追加でもう一枚、5･6･7の複合コーナーから上の画像の8コーナーへの進入アプローチです。画像(上)はフロントに－２°のネガティブキャンバーが付いているのでロールした状態でタイヤが路面に対して垂直になっていますが、(下)のノーマルキャンバーではポジティブ側に爪先立った接地をしているのがわかります。
　また、リアタイヤはどちらもロールによって爪先立ったポジティブな状態で接地しているのが見て取れます。
　詳しく説明すると(クドイですが)、外側タイヤが30mm沈み込み内側タイヤが50mm伸びあがると車幅1,800mmに対し合計80mm傾くとして･･･サイン・コサイン・タンジェント･･･学校で習ったような？･･･約2.5°車体が傾いていることになります！



　そこで今回、手を入れていなかったリアのキャンバー変更をすることにしました。
　リアのキャンバーは基準値で－50’～－1°50’ですが約0.5°追加で－2°30’(－2.5°）にしてみました。
僅か0.5°の追加ですがかなりネガキャンになっている感じに見えます！
　街乗りではイン側の内減りが懸念されますが、サーキットではリアタイヤのグリップ向上が見込めフロントとのバランスも良くなるのではないかと思います♪

　タイヤのグリップ力が上がって車体ロールが増してしまったことの対策としては前後スタビライザーを強化してロールを減らすのも手段の一つですが、まず今のサスペンションでの能力を最大限に引き出すため前後バランスを整えるのが先決だと考えました。

･･･それも、走ってみない事には･･･良いのか悪いのか？
今の情勢では･･･自分を守る、大切な人を守るのが最優先ですね♡