アラビアのオレンスのブログ一覧

　この壱週間で以下の運転手のバスに乗つた：

峯崎周与さん：特に気付いた点は無し。

新井文夫さん：運転する表情が真剣だつた。運転そのものも巧い。

小林徳行さん：「何々 .. くださーい」と語尾を伸ばして発音する。省エネ運転をしてゐた。

宮代雅美さん：名前は女性のやうだが、見た目や声は明らかに男性だ。省エネ運転をしてゐた。

山口学さん：「お氣おつけてお帰りくださいませ」と降りる壱人ごとに壱回づつ声をかける。何人かをひとまとめに声をかけるということをしなひ。複数人が間隔を詰めて降車する場合でもできる限りの早口でこの言葉をかけてゐた。かふいふこだわりのある人を私は尊敬する。

小林英さん：長い赤信号(2分15秒)ではエンジンを止める。これはきつと省エネになつてゐると思ふ。しかし、短い赤(35秒)でも止める。短時間のエンジンストップはたして省エネになつてゐるだらうか。

浜中武さん：さがしてゐた運転手だ。変速やアクセル操作を乗用車感覚で行う。上車客が安全な体制になるまでは辛抱強く待つが、それからすぐに(バスとしては)急加速する。省エネ運転にはほんのかけらも努めてゐなひやうに見えるが、実はこの「他の車両の流れに乗つた運転」が省エネなのだと彼は確信してゐるにちがひなひ。私もそう確信してゐる。

加藤哲さん：特に気付いた点は無し。

まとめ：
　浜中さんと私が探してゐた運転手が同一だといふ決定的証拠はない。單に変速やアクセル操作と声が似てゐるにすぎなひ。もしかして彼以外にもこのやうな運転をする運転手がゐるのかもしれないので、今後発見したら名前をメモしておきたい。
　バスのみでなくエレベータなどでも良く見かけるが「とろとろ乗る」、または降りる人がゐる。士官学校や宝塚音楽学校では絶対に許されなひ「のらりくらり歩行」だ。バスは大抵時刻表より遅れてバス停に到着するが、運転手がしつかりしてゐるだけでは、遅れを免れることはできない。乗客が迅速に乗降することも必要だと浜中さんの運転を見てゐて強く感じた。