拝啓　兄上様

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　毎回、貴方が帰省なさるたびに、何故か私の部屋の本棚に押し込まれてゆく一個中隊規模の白泉社ＬａＬａおよび花とゆめの件、
そろそろなんとかなりませんか？

　元貴方の自室の本棚が既に飽和状態だからといって、せっかくすっきりしてある私の本棚に、私がまかり間違っても買わない種類の書籍が大量に積まれていく様を見るのは、あまり精神衛生上よろしくございません。
　他人を家に呼ぶとき、毎回「何故私の部屋の本棚の８０％が少女マンガで占められているのか」を説明するのもいささか疲れてきました。

　昨今の私は、世に氾濫する紙媒体がいかに貴重な空間を奪うかを痛感し、書籍の電子化を黙々と進めているというのに、これでは一向に空間が空きません。（特に隔週刊発行の花とゆめは一頃の少年ガンガン並の侵攻力をもちます）

　是非、この件について御一考していただきたく存じます。

　ところで、最近の少女マンガって少年マンガ畑の住人からすると、びっくりするくらいエロいんですね。