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イイね!
2015年05月17日

既成概念に囚われない広い視野と発想

仕事関係で知り合った人に、旧車乗りで自身はベレットGTをお持ちのHさんって人がいるんですが、先月仕事先でそのHさんと車談義をしていたところ、ちょっと耳を疑う話を聞いたのでありました。

話のなかで、うちの職場の近く時々2000GTが走っていくのを見るのだけど、雨の日も走ってるんだから凄いって話をしていまして、話題が2000GTの事になり、ここ数年で2000GTのレプリカが随分出てきたという話になった中で


H氏「ロッキー○ートが、2000GTのレプリカ出したね。完全にオリジナルフレームで、しかもHV」

G「HV!? へぇ~すごいっすね。パワートレーン何つかってるんですかね、クラウンかな」

H氏「たしか、アクアって」

G「はぁっ!? え!? 2000GTですよね?」

H氏「うん、2000GT」

G「あんな典型的な、ロングノーズ・ショートデッキな車でアクアベース!? 
 なんかの間違いじゃ・・・ わざわざあのエンジン縦置きにしたの? でも、そうするとHVユニットどーなる・・」

H氏「うーん、詳しい事はよくわかんないなぁ~ 確か価格は一千万超えてて、既に何件か注文入ってるとか」



こんな会話をしておりました。

正直なところ、絶対何かの間違いだと思ってたんですよ。僕は。

会話の中でも言いましたけど、2000GTってザ・FRって感じのフォルムじゃないですか。
ロングノーズって、エンジンが縦置きである事の象徴なわけですよ。
そんでもって、エンジンが縦置きってことは、ほぼ後輪駆動になるわけですよ。
いや、確かにスバルやアウディって例外はありますけど、その場合オーバハングが長くて、絶対にロングノーズ・ショートデッキになるわけないんです。

だから、アクアのエンジン”だけ”をつかって、それを縦置き化して、何かのミッション流用してFRにしたってならまだ理解できたんですが(そんな事する意味が解りませんけど)

アクアのHVシステムそのものを使う=FFになるかMRにしかならない。だけど2000GTのフォルムでFFはありえないし、MRはもっとありえない。


だから、なんかの間違いだろう。



,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;  
  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙
   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が
   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f.   俺にもありました
   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!















まじだった・・・



しかも、僕のような素人目には、十分にロングノーズ・ショートデッキの、古典的FRスポーツの姿を維持してるんですよ。


もうね、頭をスコーンと叩かれた気分になりました。


自分は、どっちかてーとリベラルな人間ですから「自動車好きはこうでないといけない」なんていう、既成概念を押し付けられるのが大嫌いなわけですよ。



だから「スポーツカーは○○でないといけない」とか「かっこいい車とは○○でなければ」とか、そういう既成概念で物事を捉えて、思考力が化石のようになるのが嫌いだし、常に「~と自分は思うけど、自分の異なる目線に立った時、ソレはどう見えているのか、その意義は何か」という風に考えるべきだと常日頃から考えてたはずなんですが・・・


『ロングノーズの2000GTのレプリカがFFであるはずなんかない、だからHさんは何か勘違いしてる』

なんて思ってしまうなんて、まさしく既成概念で思考力が化石化してる証拠じゃないか。(;´Д`)


本屋でこのGワークス誌を見つけ、中身を読んで愕然とし、なんだか、無性に情けなくなってしまいました。
(一応、本は買いました(・∀・;))



さて、FFでハイブリッドな2000GT。

僕はすごく良いと思いますよ。

結局、これってのはこの企画を立ち上げた人が、どういうビジョンを描いているかって事なんですよね。

世界中の大半の高級車を購入できるだけの対価を払ってまで、2000GTの姿をした車が欲しいと思うユーザーが、いったい何を求めて何は求めていないのかということを、はっきり明確に掴んでいるからこそ、生まれた発想なんだと思いますよ。

少なくとも、自分にはそんな発想力はまったくありませんでした。

だから、言葉で聞いただけでは、信じないどころか、間違っているに決まっているなどと思い込んでしまっていた。

どうやら、ここらが自分の限界なのかもしれませんね。



この車、一度実物を見て走らせて見たいと思いますが、多分自分にそんな縁はなさそうなので、これからもまったりと自作車の作業を進めていこうかと思います。






ブログ一覧 | 四方山話 | 日記
Posted at 2015/05/17 21:57:09

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この記事へのコメント

2015年5月17日 22:15
載ってたね!Gワークスに!普通に素通りしてたけど、そんな中身やったのね(^^;;

R32ベースのケンメリも凄いと思ったけど、これはまたビックリ( ̄O ̄;)
コメントへの返答
2015年5月17日 22:21
そうなんすよ。表紙のアレは、こんな車だったんです。

自分はHさんから話を聞いてたんで「あ、これってもしかして」って思ってページめくってガチョーンって感じでしたわ。

レプリカの意義って、しっかりとした目的を持っていないと、設計が迷走しそうなもんなんですけど、これほどレプリカならではの可能性を感じられるレプリカも無いかなと感じました。
2015年5月17日 23:35
私もこの話を聞いたときは半分信じてなかったです(笑

2000GTの現況を考えると手に入れること
そして維持することの大変さを考えるとレプリカも一つの選択肢ですよね
某イタリアのスーパーカーのレプリカを製作されてるメーカーに
注文されるお客さんは本物を持って普段乗りにレプリカを使うと

ただ、ベースがアクアには驚きというか時代の流れも感じますね

無音で走り出す2000GTは怖いかも(笑
コメントへの返答
2015年5月17日 23:47
もしかしたら、あえて アクア だったのかもしれません。

空想はいくらでも出来ますけど、答えは決して出ませんし、意味もありません。

だけど、現実に誕生させれば、そこには意味ができる。


FFのHVの2000GTは受け入れられるか?

この企画の発起人は、そう空想したはず。

その答えを知りたくなった。

だから実際に創ったのかもしれません。


ちなみに、紙面を見ると2JZバージョンも作るみたいですから、ちゃんと保険はかけてあるわけですね(笑)

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