• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2008年06月04日

【この話は】化石燃料道楽の終焉【フィクションです。ということで】

 最近、仕事の関係でできた繋がりで、この業界の裏話などをいろいろ聞いたりする。

 その中で、最近もっぱら話題に登る事といえば、やはり原油価格の高騰だ。高騰というか、もう暴騰といっていい。

 どうも、話に聞くところによると、つい先日まで自動車雑誌の紙面を飾っていた日産のシルヴィア後継車。どうやら白紙に戻ったらしい。上層部から「本当に売れるのかどうか」と待ったがかかったようだ。

 考えてみれば当然だろう。

 ほんの2,3年前まで、まさか原油価格がこんな早くにここまで跳ね上がるなんて、誰も予想できなかった。もし予想していた人がいたなら、その人はきっと先物取引で大儲けしていることだろうね。(ゆっくりとしたペースで上がり続けていく事は誰もが予想してたけど)

 投機筋などさまざまな情報材料から、レギュラー200円時代がはほぼ確実な未来となっている、ハイオク300円時代だって冗談ではない時代になっている。原油価格が下がるという可能性を見出せる材料は皆無に等しく、上がる可能性を見出す材料は両手に余るほどある。

 レギュラー200円台なんて、今の自動車ユーザーの誰もが経験したことのない世界だ。しかも、急激にそんな時代がやってきてしまった。人間はゆるやかな変化には柔軟に対応していくが、急激な変化には大きな精神的ショックを受ける。

 レギュラー200円時代、間違いなく一般庶民の選択基準がガラリと変わる。150円時代なら、まだ僅かな潮流だったものが、200円の壁を越えた瞬間に激流となって人々の意識を変えてしまうだろう。フラグシップスポーツがイメージリーダーとなるなんて考え自体が、時代錯誤になってしまうかもしれない。

 そんな時代が、あと数年以内には間違いなくきてしまうのだ。いったい、どうやったら「庶民向けスポーツカー」が売れるという算段を立てられようか。そのスポーツカーがモーターで動くなら話は別だけど。


 これから、まず真っ先に売れなくなるのは、富裕層相手の超高級車でもなく、庶民の財布に優しい低燃費なコンパクトカーでもない、生活を切り詰めだした中流階級相手の中途半端な価格帯の、燃費がさほど良いともいえない車だろう。おいおい、それってスバル全部じゃん。


 聞くとところによると、あのフェラーリが今になってハイブリッドスーパースポーツを開発しているらしい。電気仕掛けのイタ車なんて性質の悪い冗談にしか聞こえないが、どうやらフェラーリは本気らしい。電気で時速300kmを目指すのだそうだ。スポーツカーの帝王も、さすがに危機感を感じているようだ。


 トヨタとスバルの共同制作スポーツカー。2012年だとかいう話だが、多分計画凍結か大幅な方向転換を迫られると思う。売れる見込みがどこにもない。スバルがスバルでいられるうちに、心中覚悟で最後の打ち上げ花火を盛大に上げたいというなら出るだろうけど。



 とにかく、今世界はこれまでの計画や予想なんてものを全て仕切りなおさないといけなくなるくらいの大異変が起きている。そんな時代が来ちゃったのだ。

 
 まったくもう、就職して経済力をつけて、さぁこれからモータースポーツをするぞって張り切ってたのに、いきなり暗雲立ち込めてる。つくづく僕は逆境になつかれているなぁ・・・
ブログ一覧 | 四方山話 | 日記
Posted at 2008/06/04 22:28:54

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

晴れ(結局猛暑日じゃん)
らんさまさん

【昭和シリーズ】味のある地下通路発 ...
narukipapaさん

あられちゃん
Team XC40 絆さん

【その他】グルメ、講師など
おじゃぶさん

ランサー エボワゴン の ヘッドラ ...
ハセ・プロさん

細かな笠雲が浮かぶ富士山を 世界遺 ...
pikamatsuさん

この記事へのコメント

2008年6月4日 22:49
スポーツカーには厳しい時代になってしまいました。
中途半端な価格帯の燃費の良くない…って、……orz

中途半端な経済力では、車道楽どころか、(中途半端な)スポーツカーには乗れない時代になってしまいそうですねぇ。


コメントへの返答
2008年6月4日 23:12
基本的に、工業製品ってのは大勢の人が買うことによって、1個あたりの価格を誰もが手の届く価格にできるんですよね。

だから、自分が無理してでも買えると思っても、他の大勢の人達も買えなきゃ、作ることすらできないんですよね。

モノがでなけりゃ、そのモノのアフターパーツなんてでるはずがなく、そうなるとアフターパーツ業界はどんどん痩せ細っていくわけで・・・

ある一定量以上の人間が、スポーツカーを買うから、各メーカーがそれようの社外部品を作ってくれて、車道楽が充実するんですよね。

無ければワンオフで作ればいいって思うかもしれませんが、ワンオフで作るにはワンオフを作ってくれるプロが、普段からちゃんと飯をくっていけるくらいに仕事が無いと成り立たないわけで。
(今、エンジンのボーリング等の加工ができる職人がどんどんいなくなっているそうで)


次期RX-7は、本気でマツダが水素ロータリーをモノにしない限りは難しいと思います。でも、たとえ車が出来ても、あと5年くらいではインフラが間に合わないだろうなぁ・・・
2008年6月4日 22:50
「まだ乗れるけど、乗り換えようか」なんて台詞にイライラしている場合ではないものね。

スバルの水平対抗エンジンには環境ディーゼル対策、マツダのロータリーエンジンには水素の可能性がありますが・・・悠長に開発していられなくなったねぇ。

ガソリン200円生活。

・・・実は車のことよりも、北国での冬の生活が恐ろしいです。
コメントへの返答
2008年6月4日 23:17
ディーゼルと水素、どっちが未来が明るいかって言えば、間違いなく水素なんですが、現実的に僕たちのこれからに間に合わせる事ができるのはディーゼルですね。

でも、そのディーゼルも軽油が現在150円。今後も間違いなく上がります。orz


>暖房費
死活問題ですよね。(^^;
ある意味、地球温暖化は北国には良いのか?
(少なくとも、ロシアとノルウェーは温暖化マンセーらしいが)
2008年6月4日 23:11
いつかは無くなる化石燃料…
そろそろ転換期に入ってきたんじゃないかと思います

ガソリン価格200円時代も確実でしょうね
下がる要因もないようだし

そのうち現行ガソリン車の一部にハイブリッドコンバートキットとかが
発売されるかもしれませんね
コメントへの返答
2008年6月4日 23:17
とりあえず、北極の海底に、莫大な石油が眠っていて、このまま地球温暖化が進んで北極の氷が薄くなれば、発掘することが可能となるようで、ロシアとノルウェーあたりが虎視眈々と狙ってるそうです。


ちなみに、原油もやばいですが、それ以上にやばいのが鋼材の高騰。
鋼材価格の方は、今完全にバブル状態で、いつかははじけるとは思うのですが、もし今後10年このバブルが続いたら、世界経済は滅亡するそうです。

動き出してしまった大きな歯車は、もう誰にもとめられないんでしょうかね。
2008年6月4日 23:54
たしかに有限な資源を使って我々の営みは成り立っているのだけれど...。
こういう現実、目の当たりにすると悲観的に苦しくなります。

正直、自分達の次の世代(直接的には自分の息子達)の事を考えると、私達よりもっともっと過酷な環境を生き抜かなくてはならないんだなあ..と複雑な気持ちになります。

あと何年、内燃機関による自動車が乗れるんでしょうね。


コメントへの返答
2008年6月5日 0:42
内燃機関は廃れていくのは、昔から解りきっていたことだったのですが、ただ予想と全然違ったのが、その時期でしたね。

昔から、「石油はあと○○で枯渇する~」なんて話を聞くたびに、「まだ大丈夫だし、無くなる頃には電気自動車が走ってる」なんて、楽観的に考えてたもんですが、未来はそんな甘いものじゃ無かったんですね。

もともと、一本の林檎の木に、他より先に辿り着いた数人のうちの1人だったから、のんびりと何個も林檎を食べる事ができていただけで、今は大勢のお腹を空かせた人間が木に辿り着いていて、瞬きする真に目の前の林檎は誰かに食べられていっている。

もう、林檎の木をたった数人で独占できた、贅沢で幸福な時代は終わったんですね。

プロフィール

「今週出走の模様」
何シテル?   10/03 22:16
人生とは前向きに生きていくしかないが、後ろ向きにしか理解できないものである。 そんな人生送ってます。 名前が微妙にころころ変わりますが、基本的な名前は”...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

K4GPにディーゼルマシン作って出ようとした話 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/05/03 17:55:18
ガレージ照明LED化 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/04/16 13:17:11
夜明けは近い 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/02/16 01:15:54

愛車一覧

スバル ヴィヴィオ 紅茶号 プロトタイプ (スバル ヴィヴィオ)
かつてヴィヴィオ T-topと呼ばれていたもの。 学生時代に共にあり、日本全国津々浦々 ...
スバル ヴィヴィオ 紅茶号 (スバル ヴィヴィオ)
人生で初めて買った自分の車です。 学生時代、常に共にあった車です。 この車で北海道に ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation