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2006年02月21日 イイね!

帰ってきた卒論、帰って来なかった卒論。

帰ってきた卒論、帰って来なかった卒論。_
 21日、評価が終わり卒論が返却されているというので、友人と一緒に取りに行ってきた。
 僕の卒論がどうなっていたかは、昨日のパーティーでおぼろげに聞いていたので、だいたい解っていたが・・・ま、こういうことになった。

 僕らの卒論は、正本と副本を用意し、この2本を提出する。そして口頭試問の時に、1本は主査がもう1本は副査に渡され審査される。主査は自分の卒論指導教官になるので、ある意味弁護士みたいなもので、裁判官はランダムで選ばれる副査になると言っていい。
 この時僕を審査することになった副査が、噂によれば過去の統計でもっとも不可認定を出した厳しいお方だったので、もう受ける前から戦々恐々といったところで、排水の陣で挑んだ。そして恐れていた通り、けちょんけちょんにされたわけだ。その方は物腰がとても柔らかい優しい方でいらっしゃるのだが、その静かな言葉がかえって胸を刺す。いや、えぐる。

 口頭試問がそんな様だったので、いったいどうなることやらと不安になっていたのだが、予想外の事態となった。
 普通は、正本と副本のどちらも返却される。友人達もどちらも戻ってきた。しかし、僕はご覧のように正本しか返してもらえず、副本は(教官が廃棄しない限り)永久に大学に残されてしまうことになった。このシールが張られていた論文は他にも何冊かあった。
 普通なら、好評価を受けたのだと解釈するところだが、僕の場合そう判断するのはあまりも早計。なにしろ、僕の論文は文学論を書かねばならないのに、実際のところ出来上がったのは文化論だったのだ。これが後輩の手本になるわけがない。
 様々な可能性を考え、弾き出された結論。つまり、これは・・・

 我が卒論は、後進の反面教師として選ばれたのだ。

 ・・・なんだか、自分で言っていて悲しくなってきた。
 しかし、まぁこれならば、武士の情けで可は貰えそうだ。いや貰わねば気がすまない。反面教師のギャラは安くは無いのだ。

 
 最近、お昼の連ドラでとても懐かしい台詞を聞いた。その台詞をもって、これから卒論を書き上げる若人に送る最後の言葉にしたい。

 「俺の屍をこえてゆけ」
Posted at 2006/02/22 02:57:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | ビジネス/学習

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