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2012年06月19日 イイね!

車の薄くて高い本

車の薄くて高い本最近、滅多に雑誌を買わなくなった自分が、わりと高確率で買っている雑誌があります。

このモーターファン別冊イラストレーテッドです。

このイラストレーテッドは、毎回いろいろなテーマを掲げていますが、中でもエンジン周りをテーマにした回と、サスペンション周りをテーマにした回が、群を抜いて多いように思えます。(至極当たり前の事ですが)

其の中で、エンジンをテーマにした回やその他のテクノロジーを取り扱った回は、立ち読みしてから買うかどうかを決めるんですが、サスペンション回だけはもう即決で表紙買いなのです。

むしろ、バックナンバーにまで遡って買い集めました。


基本、ライト~ミドルのユーザー層に向けたちょっと高価な大衆紙ですから、難しい数式や複雑な内容は取り扱われず、その分野の初歩的な範囲から、少しつっこんだ部分を、図解で誰にでも解りやすく解説しているのが同書の特徴です。

読み続けていると解りますが、サスペンション回を何度もやっていると、わりと書かれている事やイラストは使いまわされています(笑)

でも、実はそれが良いんです。

解らない事を解ろうとするための手段は、解らない情報を何度も反復して解ろうと考えること、それ以外にありません。

しかし、人間って同じ物は必ず飽きてしまうものです。特に、学校の勉強をさぼりまくっていた自分なんて、難解なものはすぐ飽きてしまいます。

なので、この本のように、同じ内容を手を変え品を変え解説してくれていると、非才な自分でも、そのうち書かれている事を理解できるようになっていくのです。

そんなわけで、今月号のイラストレーテッドも、本屋で見たら2秒で買ってました。(笑)

久しぶりに、読み応えのある内容で、これで1680円なら安いものだと思いました。


ちなみに、僕のように文系のド素人だけど、車のサスペンションやアライメントを、これから独学で勉強したいと思った方にオススメの本があります。



『車両運動性能とシャシーメカニズム』宇野 高明著

これは本当に名著だと思います。
この本のスバラなことは、数式に弱い文系人間にも解るように書いてあることです。

といっても、僕は5年前にこの本を買ったとき、書かれている内容がさっぱり1%も解りませんでした。
しかし、いろいろとサスペンションの事で解らない事があったとき、この本の中身をくまなく探すと、必ず何かヒントになるような事が書いてあったのです。

この5年間、僕はそういう風にして、この本を教科書代わりにしていくことで、今になってやっとこの本に書かれている事を20%くらい理解できたような気になりました。

今も病院での待ち時間とか、色々と暇があったら読んでいる愛読書です。


あと、アライメントの事を知りたい方は



この本が有名だと思います。

ただ、この本は基礎理論よりも、実際の応用に重きを置いているので、サスペンションとそのジオメトリの、初歩の初歩も解っていない状態で読んでしまうと、かえって誤解しかねない部分もあります。

専門の高等教育をうけた整備士の方ならともかく、僕のようなド素人の三流文系卒が、いきなりこの本を読んでも、おそらくアライメントは理解できません。

この本を読む前に、先に前途した書籍を読むべきです。

ただ、この本で著者も語っているように、この本は実際にアライメント調整作業を行うに当たって、役立つテクニックや知識を読者に伝えることが目的であるので、傍らに携えておけば、きっと役立つ事になると思います。

基礎が解っていないと応用のしようがありませんが、基礎だけ解っても、”現場”での応用は出来ないものですから、どちらも読むのが一番です。



ついでに、最近改訂版が出たので買ってみたのがこれ。



うーん、正直、これは理系の専門家じゃないと、ちょっと難しいかなぁ・・・

まぁ、この著者も文系ド素人相手に執筆したつもりなど毛頭ないとも思いますが。(笑)


あと、車の本は何も日本だけに限定する必要はありません。

インターネットと、そしてアマゾンの台頭で、一般人が海外の専門書を買うことも容易くなりました。



欧米に目を向けると、国内じゃ絶対に出版されないジャンルの本が数多く出ています。
このあたり、日本では到底適わない欧米の自動車文化の奥深さに、ただため息が出るばかりです。



これ以外にも、この6年で車関連の書籍には多額の出費をしてきましたが、本を読んで習得した知識を、実践できる場がある自分は、なんと幸せなことなのだろうと、しみじみと感じています。


さぁ、また来週も改造計画がんばろう。

Posted at 2012/06/19 22:49:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 四方山話 | 日記

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