2015年10月27日
この過去編は、当時某SNSに非公開の備忘録として記述していた文章をほぼ原文のまま載せている為、時々間違った事を書いてたりしますが、特に問題ない限りはそのまま載せています。
2015年現在の自分の加筆は赤字で書きます。
2011年12月31日の記録
改造作業の備忘録 番外編 ~うっかり勘違いで完成が1年は遠のいたよ編~
よーやく、激務の12月が終わったので、ぼちぼちライフワークの改造作業も来月から再開である。
しかし。
実はここで大問題が起きているのである。
なんというか。
ここに書き記すのもはばかれる、とんでもない馬鹿馬鹿しいミスなのであるが。
だが、これも思い出、これも記録。備忘録なので、其の時其の時の事を記録せねばなるまい。
実は、インプレッサのフロント移植で、リアトレッド幅が片側120mmワイドになる紅茶号。
このリアトレッドと、バランスをあわせるためのフロント周りのトレッド拡大を、とてもとても勘違いしていたのである。
その勘違いというのは。
・・・えっと・・・
その・・・
リアとフロントの差が片側120mmというのを
何故か・・・
設計を考えてる段階の時に
片側12mmと勘違いしてましたーーーー
桁一つ勘違いしてましたーーーーーーーーーー
12mmだったら、ホイールのオフセットだけで余裕で調整可能とか考えてましたーーーー
んなわけねぇーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
120mmだぁああああああああ!!!!!!!!!!!!
インプのトレッド幅が、ヴィヴィオ+24mmなわけねぇーだろーーーー
・・・なんでこんな勘違いしてたんやろ自分(´・ω・`)
つーことで、フロントのトレッドも片側120mm。ある程度はオフセットなどでごまかすにしても、最低でも100mmはナックルの位置を外側に出してこないといけなくなった。
さて、考えられる手段は以下の3つである。
その1: 特注で100mm超のワイドトレッドスペーサーを作る。
その2: 既存のロアアーム、タイロッドを100mm延長加工し、ストラットマウントも外側へ移動させる
その3: フロントにもインプレッサのフロント周りを持ってくる。
この中で、もっとも手軽なのは1だが、アライメント的にキングピンオフセット(スクラブ半径も)がとんでもない事になり、トラブルの元になりそ うだし、そもそも車検時にワイドトレッドはつけれないのでNG。
つか減速でもげるわ、そんなワイトレ。
2が一番現実的で、設計の変更も、工期の延長も少なくて済むが、昔、某カークラフトのレッスンを受講した折、フレームは自作でもいいけど、アーム類は自作すると公認は難しいと聞いているので、その話からするとナンバー取得を目的とする場合この手法も問題あり。
3が実現できるなら、性能面でも安全性でも一番であるが、ステアリング関係など、自作するには複雑で難しい所を、メーカー既製の状態をそのまま使え るはずだったのが、全て一から自作する必要が出てきてしまい、4年かけて、頭の中でようやく見えてきた完成図が遥か彼方へ遠のきそう・・・
できれば2で行きたいけど、全てが完成してから公認取得の過程でアーム加工が致命的となったら、やり直せる気がしない(苦笑)
とまぁ、以上のような問題にぶち当たったのが、先月末だったのである。
んで、この問題を、この夏にお会いしてきた、某氏に相談したところ、自分なら3でいくと。(正確には、某氏はマツダ系のWボーンを使うと)
でまぁ、僕も2でいきたいなぁ~なんて思いつつも、やっぱり3かなぁなどとは思っていたので、このご意見に背中を押され、フロントにもインプの足回りを移植する決心をしたのである。
つまり、リアだけでなく、フロントまで完全なチューブラフレームなのである。
ヴィヴィオのボディはキャビンだけしか残らないのである。
・・・これ、本当に完成するのか(;´Д`)
ちなみに、マツダのWボーンはアライメント的な調整が容易で、ごまかしが聞くから、欲を言えば僕もロドスタとかFDあたりのWボーンを持ってきたいのである。
マツダのWボーンは、こういったカービルドにはうってつけの素材で、量販車のWボーンでは非常に多いハイマウントタイプではなく、ホイール内にアッパーアームが収まるオーソドックスな形状のため、ボンネット高が低く抑えられる利点がある。
実をいえば、インプのストラット高だと、ヴィヴィオのリアはギリギリ収まるのだが、フロントはボンネットから飛び出てしまうのだ。だから、リアの時のように、3次元座標そのまま移植というわけにはいかないわけで、いろいろと計算と計測をして、ストラットマウント位置を下げないといけない。
これがマツダサスなら、おそらくそのまま持ってきても高さは大丈夫だろう。
あと、アライメント的なセッティングも、最初から後輪駆動車の前輪に必要な設定になっているわけで(つまりはキャスター等も是正しなくていい)、マツダサスを持ってくるほうが、合理的ではあるのだ。
だがしかし。
マツダサス使おうとしたら、また全て1から始めないといけないから嫌だ(笑)
部品取り1台用意して、サスの寸法計測して、それにあわせてフレーム考えて作って・・・
インプサス用のフレーム作るだけに4年の月日と多額の費用かかってるのに、またさらに全く知らない足回りに手を出すだなんてやりたくない。
インプなら、既に一度フレーム作った。作り方も確立した。ちょっと変更する部分はあるけど、だいたいは同じだ。それに部品取り車も既にある。
それにそれに、外注で作ったアームブラケット等の部品は、失敗した時の為に予備の分も作ってあったので、同じフレームをもう1台作る材料は揃っているのだ。
そういうわけで、車として合理的なのはマツダサスの流用だが、製作者の都合的にはインプサスなのである(笑)
そういうわけで、この冬は50%出来リアフレームの完成と、フロントフレームの構想・設計・製作を行うのである。
・・・せっかく改造したヴィヴィオのフロントメンバーが無駄になったな・・・
結局、インプのフロント移植は行わず、第四の選択をしたのはご存知の通り。
Posted at 2015/10/27 00:11:51 | |
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新・紅茶号改造記 第一章 | 日記