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2015年12月09日 イイね!

新・紅茶号改造記 第一章『SHIFT -背中の向こうへ-』編 II



このシフトチェンジ機構の問題点

それはシフトロッドの前後の動きを、ダイレクトにケーブル伸縮で行う為、シフトの入りがかなり渋い事。





ケーブルってのは引っ張る方向には強いのですが、押すのは苦手です。
その為、シフトケーブルで引っ張る方向に入れる1・3・5速はそこそこ入るものの、押す方向に入れることになる2・4・Rはかなり渋いものでした。そして、どちらの方向にも、かなり力がいるため、運転中のシフト操作で左手首がかなり疲れるであろうことも予想できました。

この仕組みは、例の海外の914でも基本的に仕組みが同じな為(つぎはぎだらけの紅茶号のソレよりは遥かにマシではあろうけども)シフトの入りはぎこちなさそうでした。

もともと、インプレッサのシフトはケーブルではなくFR車のようにダイレクトなリンケージです。
それをケーブルで動かすという時点で、どうしたって渋くはなるのですが、その最もたるものが、このケーブルで押す操作なのです。
(FJ1600などはケーブルを使わず、ロッドで操作していますが、あれはFJだからこそとれる方法だと思っています)

その為、その問題を解消するための新たな機構を考える事にしました。


 どうすれば必要な力が軽減されるのかは、だいたい考えればいくつかアイデアも出てくるのですが、問題は 今自分の手にある製造加工技術と、自分が手に入れる事の出来る材料でそれが可能か? という点です。

 はっきりいって、素人DIYは常にこの問題が宿命付けられているといっても過言ではありません。
 よく、車の改造論スペック論ではいろいろな妄想が垂れ流されますが、「で? それどうやって造るの?」と聞いた時、本当にその通りに材料を用意して手を動かし道具を使えばソレを実現できるほど明確なノウハウを全て具体的に説明できる人って、いったいどれほどいるのでしょうか。
 自動車ってのは、眩暈がするほどの膨大な科学知識・技術の結晶です。
 ただの妄想で終わらせるなら、パワーは何PSだって上げられますし、エンジンの搭載場所もいくらでも車両中心に近づけられるし、重心さげまくったり、完全なフロントミッドを実現したりしたって、材料を鉄からカーボンなりアルミなりに置き換えまくって軽量化もしまくっても、それに付随して現れる様々な問題は現実に問題としては現れません。だって妄想なんだから。

 しかし、実際に造るとなったら別です。あっちを立たせばこっちが立たず。自動車というのが、いかに総合的なバランスの下に、今目の前にある造形として造られているかを気付かされます。

 ・・・話がそれました。

 とにかく、シフトチェンジをどーすれば、もっと軽くスコスコ入るようになるかは、想像することは出来ます。

 しかし、それを実現するための製造技術が自分にはありません。

 その為、自分が作れるレベルで、なんとか出来そうな妥協点を考えます。











こういう時は、ホームセンターでブラブラするのです。

目の前にあるいろいろな商品を見て、想像を膨らませて、これで何とかできないかと考えます。



とりあえず、この日はいくつかの商品を買い込み、家に帰りました。
(この日は体調不良だったので、ガレージに行くのはやめました)


ついでに本屋に寄って、その時偶然出ていたMFiの最新刊がこれだったので、なにやら運命的なものを感じて購入。

何かこれを読んでいたら、良いインスピレーションが湧きそうな気がしました。

気がしただけですが。(´・ω・`)


そして、次の休日のガレージにて、頭に描いたものの製作を始めたのです。





次回「新・紅茶号改造記 第一章『SHIFT -背中の向こうへ-』編 III 」

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