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2017年05月08日 イイね!

それは良いインターネットでした 島根やっとかめ来訪記 中編

それは良いインターネットでした  島根やっとかめ来訪記 中編



「遠路遥々ようこそ♪」

絶賛超繁盛中なPITからひょっこり現れ、そういって僕をがっつり握手で出迎えてくれた方こそ

今から十数年前、国内自動車競技として隆盛を誇ったのダートトライアルDクラスの活況が衰退し、じわりじわりと冬の時代へと突入していった頃、たった一人で独自機構のミッドシップ4WDを造りあげて参戦し、西日本ダートラDクラス業界に局地的な春風・・・いや、もっと熱いシャマルのような局地的灼熱風を巻き起こしていた伝説の人物。

渡洋自動車整備工場の大谷竜三氏その人であった。


いや、本当にすごいんですってば。 ミッドシップ4WDですよ!?

ただの流用ミッドシップ化とはわけがちがう。

何かの車種のミッドシップ4WD機構をそのまま持ってきたわけでもない。
(っていうか、競技ができるミッドシップ4WD機構の市販車なんぞ、それこそグループBの市販モデル買ってこん限り存在しねぇ)

既存の部品を元にワンオフ加工しまくりで作り上げた完全オリジナルの4WD機構。

そして、400PS超のパワーで競技水準の走行負荷を繰り返しても一度も破損しなかった完成度。

はっきりって

FFのMR化は、個人でもやろうと思えば誰でも出来るが(ただひたすら面倒なだけ)

ミッドシップ4WD化を個人でってのは、
車両改造・整備の心技体の全てを極めている人しか無理。


前に、個人でMR化をする作業の難易度を

小学校の夏休みの宿題を10年分くらいやるようなもの

と例えたことがあったけど、同じようにお勉強で例えるならば

受験で東大・京大に合格するようなもの

それがミッドシップ4WD化です。 


そんな、プライベートビルダーとしては黄金聖闘士の一人に数えられても決しておかしくはない大谷氏を前に、十把一絡げの青銅聖闘士の聖衣にすら選ばれないだろう自分がD車を見学したいなどと来たはいいけど、よりにもよってまたなんて忙しそうな頃合に来ちまったんだとオロオロしておりました。ヽ(д`ヽ)。。オロオロ。。(ノ´д)ノ


すると、各スタッフにテキパキと業務指示を出していた大谷さんが、おもむろに外に展示してあった(おそらく試乗車の)軽自動車のドアを開けると、エンジンキーを中に放り投げ



「G君(仮名)! ちょっと仕事手伝って(笑)」



・・・へ!? (;・∀・)





気が付いたら

大谷さんがお客さんの所に納車しに行く時の、随伴役を任されておりました。(笑)


考えてみると、この時の僕の服装は




ツナギと安全靴だったので、お客さんから見たら違和感無かったのかもしれません(笑)


正直、大谷さんのこの計らいはとても有難いものでした。



自分は、この手の100%先方の厚意の上に成り立っている会社訪問の時は「先方の業務の邪魔をしに行っている」という思いが強く抱いてしまう為、「1秒でも長く見学していたい」という欲求と「可及的速やかに、1秒でも早く帰らないといけない」という義務感のパラドクスで頭が沸騰してしまい、結局落ち着いて話が聞けないという事態に陥ったりするのです。

今回もまたそのような失敗をしかねなった矢先、大谷さんが僕に必要な仕事を任せてくれたおかげで、自分の客観的立場が『100%仕事の邪魔者』から『99%の邪魔と1%の貢献』くらいに変化した事で、とても気が楽になったのです。その1%の藁に縋って99%の邪魔な自分という認識を一時だけ頭の片隅に追いやるのです。(笑)

納車からの帰り道、大谷さんからブログや旧WEBサイトでは知りえなかった自身のお話を聞いたり、自分の話をしたりして、緊張していた自分がとてもリラックスしていったのを覚えています。

そして、先ほどの本工場に帰って来て・・・




今度は、今から板金工場に持っていくという要修理車両に乗り換えた大谷さんが


「また着いてきてくれるかな?(笑)」



いいともー!(・∀・)


もう、どんどん使ってくださいという感じでした。1%から2%へ(笑)



そして、大谷さんの後を着いていった先、本工場から数百mほど離れた場所にある板金工場の建屋の奥深くに・・・






伝説は

鎮座ましましておられました。




(今度こそ)後編へ続く
Posted at 2017/05/08 01:01:25 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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