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2007年01月25日 イイね!

LS460に見る人と機械の付き合い方(気がついたら長文に)

LS460に見る人と機械の付き合い方(気がついたら長文に)_

 実は先日、レクサスの旗艦LS460に乗る機会があったのですが(ディーラー試乗車じゃないですよ)運転していて一番驚いたのはエンジンパワーでも乗り味でも室内の静粛性でもなく、駐車時に初めて知ったある機能でした。
 普通の車と同じように駐車して、ギアをパーキングにして、サイドブレーキを踏もうとして・・・スカっ!
あれ?(^^:
(運転席左側を見て)ハンドブレーキは・・・無いよな。
(右側を見て)一部のクロカンやミニバンみたいにこっち側・・・もないよな。
まさか、一部トラックやタクシーみたいに手で引っ張るやつか・・・・・・んなわけない。
 どこだどこだとキョロキョロしていると、車外にいた職場の同僚がニヤニヤしながら近づいてきて一言。
「その車はサイドブレーキは無いで?(笑) 自動でかかるんや」

Σ(゚Д゚;エーッ!

 つーことで、これまでエアコンがオートになったり運転が半自動化されたりしてきた自動車も、最新の高級車はとうとうサイドブレーキまで自動でかかるようになったようです。便利になったものです。
 でも、この自動車技術の進歩を改めて実感した時、僕はある種の不安を覚えました。

 まず、こういった電子技術の進歩を見せられると、普通の人なら誰しもがこう思ってしまうのではないでしょうか。
「こう自動車の操作にかかわる重要な部分がどんどん自動化されてくると、もし万が一機械が誤動作したらどうするんだろう」と。 
 っと、ここで「またありがちな『コンピュータ亡国論』か」なんて思わずにもう少し話に付き合ってください、僕の持論はそうじゃありませんので。むしろその論点については反対です。

 さて、話を戻しましょう。

 最近の車はかなりの部分で人の動作とダイレクトに繋がる部分が無くなり、間に電子機器が介在します。例えば環境性能を追求する最近の車ではほとんど採用されつつあるスロットルバイワイヤ。このシステムの登場で車のアクセルペダルはスロットルバルブと物理的に切り離され、ただのスイッチの一つに過ぎなくなりました。しかし、ここで少しでも心配性な人はこう考えしまったことが一度はあるのではないでしょうか。
「アクセル開度を機械任せにしたら、もし何かの拍子に誤動作がおきたらアクセルをまったく踏んでいないのにスロットルは全開になってしまう事が起きるんじゃ?」
 もしそんなことが起きたら大変です。止まっているはずの車が急にロケットスタートしてしまうかもしれません。
 さっきのLS460にしたって、自動パーキングブレーキがもし壊れていたら、止めていたはずなのに勝手に動き出してしまうかもしれません。
 もし、そういった機械の誤動作が原因で事故が起きたら、いったい過失はどこにいくのでしょうか。ユーザーなのかそれともメーカーなのか。はたして?

 そんなもの、実際起こってみないと解りません。(笑)

 でもね、こういう機械不信な心配に対して、根本的な解決には何もなってないのですが、これだけは言えるんです。

 大丈夫、機械が間違えるより人間の方がよっぽど間違えるから。

 メーカーは馬鹿じゃありません。それどころか大手メーカーなら安全性には二重三重の対策がなされていると考えるのが普通でしょう。素人が考えるようなレベルの心配はきっちりと対策がなされているはずです。いや確かめたわけじゃないけど。(笑)
 LS460の自動ブレーキが壊れる確率よりも、普通の車でドライバーがサイドブレーキ引き忘れる確率の方がよっぽど高いです。
 スロットルバイワイヤが暴走する確率より、ドライバーがブレーキとアクセル踏み間違える確率の方が多分高いです。
 そして、これだけは確信を持っていえます、いや、いえてしまう。もし、自動車が交互通信機能などを備えて、全てが全自動化された時、交通事故は皆無に等しくなるでしょう。

 そしてそして、そんな交通新時代が到来し交通戦争が終末を迎えたとき、今の自動車趣味も終焉を迎えてしまうのでしょう。
 自動車趣味においてAT成否論議ってのはいつになってもあります。僕自身論議自体にあまり興味ありませんが、MTってのは不便なものATは便利なもので、今やMTってのは全体から見れば極々一部の割合しかありません。それなのに何故MTが生き延びているかといえば、当然そこに「自動車を操る楽しさ」があるからです。楽しいから不便でもMTを選ぶんです。 
 でも、まだこの次元の話なら「不便だけど楽しいから乗る」で自動車趣味の論理は社会的に許されます。不便なのは運転手だけで、誰かに迷惑をかけるわけではありませんからね。
 しかし、話の次元がついに「運転の全自動化か否か」に到達したとき、はたして「不便でも楽しいから自分で車を運転する」という論理が社会的に許されるのか。許せば交通戦争が再来し、許さなければ交通平和が実現します。
 そんな事をふと考えたとき、LS460の登場というのは、社会が自動車趣味の終末にまた一歩近づくことになったんじゃないかと思うわけです。


 ま、そうはいっても僕が生きてる間はそんなことにはならんので心配していませんけどね。
(←こういう棚上げ的考えが、地球温暖化を加速させるんだよな(^^;
*LS460の画像は、他人の車を勝手にUPするわけにもいかないので、カタログ写真を使ってます。
Posted at 2007/01/25 21:21:58 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2007年01月17日 イイね!

人生とはかくも変化に富むもので

物凄く久しぶりに書くブログがこんな話というのはアレなんですが、書かずにはいられません。

2006年の2月。僕は月間休日が28日間ありました。そりゃ卒論も終えた学生でしたので、毎日が冬休みでしたよ。
んで、1年後の2007年の2月。僕の出勤日数が28日間でほぼ確定しました。

何このコントラスト。(;´Д`)

詳しくはあれなので書けませんが・・・今年はオフミ関係には一切参加できそうにありません。
社内異動に伴い日・祝の休暇が取れなくなったからです。

ということで、最近車関係の集まりに消極的だった僕ですが、今年はさらに影が薄くなりそうです。

たった紙切れ一枚の辞令一つで、生活サイクルの大幅変更を強要される。
サラリーマンとは悲しきものですな。


Posted at 2007/01/17 22:48:00 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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