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大型Gタイプのブログ一覧

2015年06月28日 イイね!

次回予告




次回


『月の裏側』


見てください。
Posted at 2015/06/28 23:39:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | T-top | 日記
2015年06月27日 イイね!

年改なんて大嫌い




ブローしていたエンジンを直す必要がありました。


しかし、圧縮が0になっているエンジンを直すくらいなら、同型のエンジンに乗せ替えたほうが早いという事実に帰結することもまた必然でした。

車造りの作業工程は膨大です。

そして、僕は限りあるプライベーターリソースを、エンジンにはあまり注がないという事も決めています。


そんなわけで、エンジンは直すのではなく換える事にしました。


ドナーは元よりあるのです。




これです。

もともと、フレームを作るための、各部マウント等を採寸をするために、エンジンとミッションだけを単体で買ってあるのです。
(ドナーは車をまるごと用意しましたが、フレームを作るまではハーネス等もいらなければ、そのエンジンが動く必要は無かったので、採寸用のエンジンを別に用意したほうが都合が良かったのです)


採寸用ですので、マウント位置などが変わっては大変ですから、形式や年式が大きく変わることの無いように、ドナー車にあわせて採寸用エンジンもGF型の1500ccを選んで用意したはずでした。

年式も1年か2年しか違っていないはずでした。


見た目からして、インマニの形状がまるで違うことは、最初から気が付いていました。


ですが、気にしてはいませんでした。


スバルが、同形式でも年改によって補機類がコロコロかわっていくことは、ヴィヴィオの頃から承知済みです。

でも、エンジンブロックやヘッドなどの基本形状は変わらないだろうと、信じていました。少なくとも、同世代の同形式であるならば。


その証拠に、エキマニはどちらのエンジンでも流用可能だったわけです。

だから、余計に信じ込んでいました。


インマニの形状は違うけど、

ついでにいうならヘッドカバーの意匠も違うけど、

シリンダーヘッドから下は一緒だろう



・・・と

はい、ここまで見事にフラグ立ててしました。




では、最後にそんな罠があるなんて思いもしないシロートが、頑張った軌跡を辿っていきましょう。





まず、エンジンを取り外すに当たって、繋がっている各部分を取り外す必要があるのですが、まぁこの辺りは楽です。 
もちろん、エンジン動かしてたわけですから、燃料系もハーネスも繋がっているし、マウントだって繋がっていますが、現状の整備性の良さは、はおそらく往年のグループB以上ですので(笑)

その中でも、あると便利な便利道具の紹介をしておきます。






ホース外し。(正式名称忘れました)

あると便利です。硬ーく刺さったホース、簡単に抜けますし、プライヤーなどでぐりぐりしたりしないので、硬化したゴムホースを傷つけません。

値段もお手ごろなので、工具箱に1つ入れておくと、何かと役に立ちます。


さて、各リンクを外したので、エンジンを取り外します。

紅茶号のエンジン取り外し、全編通して10分ほどなんですが、長いので6倍速でご覧ください(笑)







便利道具その2

なんかこじるレバーセット(正式名称忘れました)

昔、職場の同僚が使っているのを見て、便利そうなので同じようなモノを買ってみたら滅茶苦茶便利でした。

いつもマイナスドライバーとかを使ってる人は、こーいう専用品を一式買い揃えておくことをオススメします。
マフラーのつりゴムとか、めちゃくちゃ簡単に外せます。

今回は、このレバーで固着したミッションとエンジンを切り離します。




これも、やっぱり長いので2倍速(笑)








さて、外れました。







ちゃちゃっと、インマニ等の補機類を外します。

今回は、このエンジンに、奥にある台車のエンジン(紅茶号から取り外したもの)から取り外したインマニ等を移植しようというのです。

もう頭の中では、ポン付けでいけるものだと信じて疑いませんでした。


むしろ、疑っていたのは、このドナーのエンジンも壊れてやいないか? という疑念です。
これだって、圧縮0なんてオチがあったら、もうぐんにょりです。


なので、ちょっと検査をします。

簡単な検査です。




クランクを、人力で回しても、一応圧縮は発生するんですよ。

それにしても、クランキングを手動でなんて、まるで原始時代の自動車みたいな気がしてきます。

いや、むしろこれは水平対向なので、レシプロの航空機でしょうか。


そんなわけで、4気筒全部チェックしたところ、一応圧縮は確認できましたので、ブローしてる心配はなさそうでした。






マイクロスコープを使って、内部も観察してみましたが、IN EXともにバルブ欠けもなさそうです。

とにかくカーボン汚れがすごいですが、それは無視します。


ついでに、面白い映像も撮ってみました。



エンジンのバルブというのが、いったい実際にどんなもので、どんな風に動いているのか。
整備士など業界人でもないと、なかなか拝めるものではないと思いますので、撮ってみました。

こんな風にバルブが上下して動いているわけですね。

バルブという部品は、シリンダーヘッド上方から、燃焼室までバルブの柱が貫通して設置されているものであることが、この画像からもわかります。

ということは、そのバルブの柱を伝ってエンジンオイルが流れすぎてこないように、その部分にもオイルシールが取り付けられているわけですが、そのシールに損傷や磨耗があると、そこからオイルが燃焼室に進入し、ガソリンと一緒に燃えて大量に消費されるようになります。

これが俗に言うオイル下がりといわれるものの一種です。

最近、某メーカーの某主力エンジンで妙に目に付くような気がしますが、ここで指摘するのはやめておきましょう....




さて、ドナーエンジンの無事を確認したところで、さっそく移植を開始します。

さきほどやった、インマニ外しの工程を、もう一度繰り返すだけですので、すぐに取り外し作業は終了しました。





そして、本日の作業も終了致しました。



インマニ付かねぇ(´・ω・`)




シリンダーヘッドの吸気側。

まったく違いました。(;´Д`)

このエンジン、完全に別物でした。







・・・もっと早く気付くべきでした。


いや、もうちょっと調べるべきだったか。


ちょっと、安易に考え過ぎました。


元から、おたがいのエンジン形式のフルネームは確認していたのです。




ドナーに使った採寸用のエンジンはEJ15"1"



そして、紅茶号に載せたのはEJ15"J"


車検証の形式上はどちらも同じEJ15ですが、その次が数字とアルファベット。
これだけで、スバルに詳しい人ならだいたい予想が付きましたが、僕はそこまでスバリストではありませんでした・・・

前途しましたけど、さすがにシリンダーヘッドは同じだろうとたかをくくっていたのです。
(だって、そうしないと補修部品のストックに困るじゃん)

同じGF1で同じEJ15なのに、途中からシリンダーヘッドが激変するスバルさんまじパネェ


一応、これらの形式の違いを前もって調べてはあったんですが


http://takumi-oil.ru/impreza-wagon/


どちらも、GF1であることに慢心していました。



ここで、もう少しつっこんで調べていれば、ある事実に気が付いたはずなのに。



この両者はどちらもGF1であることに間違いはないのですが


実は車両形式が違いました。


え? 形式はGF1なんでしょ? 同じでしょ?



・・・と思うじゃん?(´・ω・`)



でも、実は



EJ15JまでのGF1は

E-GF1


そしてEJ151のGF1は

GF-GF1

だったのです。



もう、これを見た瞬間、

あ、そりゃ無理だわ(´・ω・`)

と観念しました。



自動車の改造車検を少しでも齧ったことのある方なら、よくご存知でしょう。


車両形式の

E-



GF-

これは、自動車の排ガス規制の世代が大きく変わったことを示しています。



E-は、昭和53年規制

そして、GF-は数々のバブル期生まれのスポーツカーを闇に葬った、平成の排ガス規制に対応していることを表しています。

輸入車なんかだと、この辺の区分が曖昧でE-でもGF-でもまったく同じ車で、年代によってはE-ついた固体よりGF-ついた固体の車体番号の方が古いなんて事例(うちのポルポルがこれ)もありますが

こと、日ノ本の国産車でこれが違ったら

そりゃエンジンはまるで別物ですわ
∩(・∀・)∩オテアゲ


それにしても、スバルさんにはモデル末期に次世代用の新型エンジンを先行投入する慣習がありますけど、それはこの時代から既にあったんですねぇ・・・

このEJ151系は、おそらく次代のGD・GG系のEJ152となら互換性があるんでしょう・・・



もう、こんなトラップだらけの年改なんて大嫌いだーーーーーウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!



そんなわけで、紅茶号のエンジン修理は、この時点でいきなり躓いてしまったのでした。orz

5月も末のお話です。


続く
Posted at 2015/06/28 02:14:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | T-top | 日記
2015年06月08日 イイね!

次回予告










次回 『年改なんて大嫌いっ!』



おたのしみに (´・ω・`)ノシ


Posted at 2015/06/08 22:18:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | T-top | 日記
2015年06月07日 イイね!

付かないモノを付ける楽しさ  最終回



前回作ったパーツですが、適当に造ったら片方の固定穴がまったく合わず(笑)、また構造的にもここにボルトがくるのはレイアウトが苦しかったため、切断してしまいました。






そんな事だろうと、右側に固定用のミミを造っておいたので、こちらで固定します。




まずは穴を開けます。使うボルトはM6ですが、開ける穴はM8程度にしておくのが重要です。






ここの裏側を見ると、元とのクラッチケーブル土台の固定ボルト周りは、曲げ加工の入った鉄板が重ね合わされ、強度が高くなっている事がわかります。

対し、今回穴を空けた場所は、ただの鉄板1枚のペラペラな部分。

ここにボルト固定するのは、ちょっと強度が不安です。

実際、借り付け段階で、クラッチペダルを踏むと、母版がペコペコと動いていた事にも気づいていました。


ですので、裏側の固定方法もちょっと一工夫いれる事にします。



方眼紙で形を決めます。




さきほどの方眼紙を適当なフラットバーにあてがって切断し、少々の曲げを入れてからボディにあてがってテープで固定します。






穴からマジックで印をつけます。




そんでもって、印をつけたところに穴をあけてナットを溶接します。





ちなみに、このようにナット溶接を行うとき、肝心なのは母体の穴を、ナットのサイズよりも一回り大きくあける事です。






もし、M6のナットを溶接するのに、母体の穴もM6にしてしまうと、おそらく超精密加工クラスのクオリティで固定と溶接をする設備や技量が無い限りは、そのナット穴にボルトはしまらなくなります。

昔、それに気づかず、何度か失敗しました。




純正の穴なんて、一回りどころか、二回りは大きな穴をあけてあります。

ここに使われてるボルトの径はM6サイズ。 右にある僕があけた穴がM8なので、このヴィヴィオ純正の穴はM10くらいはあいてそうです。


ちなみに、今回使ったナットは、そのものずばり溶接用ナット。 最初から溶付けするフランジが備わっている便利なやつです。







では、溶接したナットを利用して、ボルトで固定します。

穴の位置も、曲げの加工もぴったりです。(現物合わせで造っているのだから当たり前ですが)



そして、これはもう溶接してしまいます。

まずは仮付け










パーツを取り付けても問題が無いか確認します。

どうやら、問題なさそうです。



そして、本付け。
母板が薄いので、穴開けないように気を付けないといけません。

この場合は、溶接そのものがガッシリついている必要がないので、点付けの数を増やす方向でいきます。
(パーツと取り付けステーで挟み込むサンドイッチ構造なので)










取り付けできました。

だいたい、これで終了です。






これで、アクセルとクラッチの連結の基本的な仕組みはできました。


あとは、どうやってボディに固定するかとか、レイアウトは何所を通すかとか、まぁそういったものは、他の要素との兼ね合いもあるので、造ってゆくのはこれから先になります。



とりあえず、最後に動作実験を行います。



ペダル踏み踏み



バタフライがくるりくるり

クラッチがこれだけの引っ張り量で、ちゃんと動作するのかは、実際にやってみないとわかりません。




まぁ、そんなこんなで、一年越しのABCケーブル造りは、これでようやくひとまずのゴールとなりました。(いや、まだBのブレーキ作ってないけど)


フレーム制作とか、エンジンマウント制作とか、クロスメンバ延長とか、「無いものを造る」というのは、今までもボチボチとはやってきましたが、今回みたいな複雑なリンク機構に関わる部分で、「付かないモノを加工して付ける」というのは、これが初めてだったように思えます。

昔、サービスマニュアルを読みながら、エンジンスワップを行った時、その成功した瞬間はとても楽しいものでした。

今回はマニュアルの類は一切ありません。

ガイドラインも、正解も何もなく、どうやれば良いかを自分一人で考えて行動しなければならないミッションでした。


第一次ゆとり世代の自分としては、答えが用意されていない事を行うのはとても不安になります。

用意されていた答に、自力で辿り着くというのは、まだ楽なんです。 探し続ければ、必ずどこかに答があるのですから。

ですが、その答すら自らが作り出し、自分が辿り着いた場所が本当に答なのかどうかも、自分自身が判断するしかないという、この究極のDIYとでもいうべきもの、これは普段は販売業に携わる自分としては、ほとんど無縁のモノなのです。
(まぁ、マーケティングを考案するのは、ある種の開発ともいえますけど、それはさておき)



まぁ、つまりは何が言いたいかというとですね。



モノを造るって楽しいですね。



ってことです。(笑)

これが仕事にしちゃうと、要求される性能だとか、納期だとかに追われて、苦しみでいっぱいなんでしょうけど、こと趣味で行うモノ造りってのは出来るレベルはたかが知れていますけど、これほど楽しい趣味も無いなと思うわけで。


こんな楽しい事、あとどれだけ続けられるのやら・・・
Posted at 2015/06/07 23:32:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | T-top | 日記
2015年06月06日 イイね!

付かないモノを付ける楽しさ  その4




ホームセンターをはしごして、二件目で望み通りの部材を見つける事ができましたので、それに合わせて部材を加工します。
(それにしても、近年この地方に進出した(ガレージと反対方向に立地する)大型店にわざわざ足を伸ばして向かったというのに、その店にはお目当てのモノは見つからず、昔からある地元のコメリで見つかるというこの灯台モトクラシーといったらもう・・・)



大型ボール盤に、二次元バイスとエンドミルを使った即席のフライス盤もどきで半円状に削ります。







そして、前日準備した鉄板をプラズマで切り出してゆきます。





ちなみに、このプラズマカッターですが、一度使うと手放せないほど便利な道具ですが、消耗品のチップの損耗が激しかったり、大容量のコンプレッサーを要したり、当然電気使用量もとんでもなかったりと、前回ご紹介したメタルシャーに比べて、同じ金属切断道具としてそのランニングコストの差が両極端だったりします。





断面をグラインダーで整えて・・・







三つのパーツが出来上がりました。
(上方の中空パイプが、ホームセンターで買ってきたものです)

これを合体させます。






出来ました。






中空パイプの溶接で、溶接部が内部に盛り上がってしまい、軽く切削する必要がありましたが、おおむね思い通りに出来たような気がします。






次回で最終回、いよいよ作った部品を車体に取り付けて、クラッチを動かせるようにします。

ちょっとした失敗もありましたが、まぁそれも見越して作っていたので、なんとかなりました・・・



Posted at 2015/06/06 23:41:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | T-top | 日記

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「今週出走の模様」
何シテル?   10/03 22:16
人生とは前向きに生きていくしかないが、後ろ向きにしか理解できないものである。 そんな人生送ってます。 名前が微妙にころころ変わりますが、基本的な名前は”...
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