大型Ｇタイプのブログ一覧

最近、ブログがご無沙汰です。



やはり、ブログという体裁がある程度必要なものともなると、家に帰ってパソコンの前でどっしりとしないと書けないんですが、最近仕事の帰りが遅く、また休日は休日で家に帰るのは遅く、なかなか書けないまま日々が過ぎ去ってしまっています。

そんなわけで、最近作業の近況はリアルタイムで何シテルに書いてることが多いので、何シテルはノーチェックな方は、そちらをご覧になってみてください。




あ、そうそう 最近うちのガレージに新メンバーが加わりました。







汎用旋盤のセンちゃん




そして







汎用フライス盤の、フランシーヌです。
フラちゃんと呼んであげてください。





長年勤めた鉄工場を、この度定年退職し、再雇用でうちのガレージにやってきました。


しばらくは老後の休暇をとり、しばらくしたらまたボチボチとパートタイムで働いてもらうことにしましょう。


最近は、デジタルじゃないと最前線ではやっていけませんが、こういうロートルな田舎作業なら、まだまだ彼らの活躍の場は残されてますからね。












…いったいこの個人の道楽ガレージは、何処へ向かうのだろう。(*´ω`*)

オルタネーター

いわゆる発電機である。

車の走行中に必要なあらゆる電気を生みだしている源泉だ。




実は、当初からこのオルタネーターの駆動ベルトの鳴きががよく起きていたのである。

最初は、本来の形ではない状態で駆動させていて、ベルトのテンションが上手くいってないせいかと思っていたのだが、ついこの前から張り具合をどれだけ変えても、凄まじいベルト鳴きが収まらなくなってしまったのだ。


さすがに、こんなに鳴きっぱなしでは煩過ぎて走れたもんじゃないと悲嘆にくれていた時、偶然にもとある現象をが起きた。

エンジン始動中に、借り付け状態だったマイナス端子が不意に外れたと思ったら、その瞬間エンジンが停止したのである。


・・・アレ？　　発電してないじゃん(ﾟДﾟ;)







スペアに変えたら、一発で音が止んだよ。


なんだよ、オルタが壊れてたのかよ。(´・ω・｀)


今まで、ベルトの鳴きって、ベルトそのものの劣化だったり、テンショナーの劣化だったりが原因だと思ってたんですが、オルタネーターが壊れても鳴くもんなのねと初めて知った３２歳の秋でした。

取り外したオルタのプーリーを手で回しても、特に抵抗も異音もなく、クルクルとよく回るので、いったい何が原因なのかよく分からなかったんですが。


まぁとにかく、これでベルト鳴きも止まって、めでたしめでたし


とはならなかったんですよね。


何故ならば、このままではこのスペアのオルタは使えないのだ。

そもそも紅茶号のエンジンは一度交換されていますが、オルタネーターは、ドナー車から取り出したものを移して使っていたのにはワケがある。






何故ならばハーネスのコネクタが違うからである。



そんなわけで、こいつのスペアのオルタを使うには、変換ハーネスを用意する必要がある。

あるのだが…、刻は草木も眠る丑三つ時。注文から到着までが最短のAmazonであっても、明日の休日までに間に合わせるなんて物理的に不可能なのだ。

そうなると、せっかくのガレージホリデーに走行が出来なくなってしまう。

もちろん、オルタがなくてもバッテリーが枯渇するまではエンジンは動くが、もし絶対止まっちゃダメなところで止まってしまったら？　そう思うと、やはりオルタが動いてないと試験走行はしたくないのである。


明日に間に合わせるには、今何とかするしかない。


それはつまり

変換ハーネスを自作するしかない

ということである




幸いにも、新しいオルタにくっついていたハーネスの切れ端があるので、新オルタ側の３ピンコネクタはあるのだ。


ならば、あとはこの反対側に付ける





この旧メスコネクタがあれば、変換ハーネスを自作できる。



よし、旧オルタを分解してコネクタを摘出しよう！



そこから、大型Ｇタイプの真夜中の戦いが始まったのである。


オルタなんて分解した事は１度もない。


２０年も前の個体で、当然一度も非分解なそれのネジは硬く固着していて、それでいてトルクがかかりずらい舐めやすい＋ネジなもんだから、まぁ頭が舐める舐める。

その為に、このオルタをボール盤に無理やり固定し、舐めたネジの頭に穴をあけ、専用のツールで抜いたりしたりなんかして。。。

まぁとにかく、１０年前の学生時代なら即効白旗降参な分解戦も、この１０年で積み上げた戦力の総力戦で、ついにはオルタのコネクタの裏側まで辿りついたのである！！





な・・・ん・・・・だ・・・・と・・・・！？



































その日、ガレージの隣にある母屋の縁側、その襖の向こうから
「１時間・・・２時間・・・３時間・・・　嗚呼、なんて無駄な時間を・・・」
とすすり泣く男の声が聞こえてきたという・・・


また、付近住民の話によると、最近この界隈では、手に時計を抱え

「時計の針を戻してけれぇぇ！/(;´Д｀)/」

と叫びながら追いかけてくる敗残兵の幽霊が出現するという恐ろしい都市伝説が広まっているという。

しかし安心してほしい。ちゃんと対応策がある。

もし、貴方がその幽霊に出くわしたときは

「アマゾン　アマゾン　アマゾン」と三回唱えて



このパーツを全力で向こう側に放り投げれば、幽霊はそっちへ漂って行くので、その間に逃げる事ができるはずだ。


ただし、間違っても


「・・・え？　変換コネクタなんて造ろうとしないで、ハーネスの先っちょ切って造り変えればよかったんじゃ？」

などと言ってはいけない。


絶対に言ってはいけないよ。

もしその幽霊の前でそれを言ってしまったら、貴方の身の安全は保証できない・・・

体重計


世の奥様にとって、とても馴染み深く見慣れた家具（？）であろう。



しかし、それが１２個も揃う光景というのは、なかなか見ないのではないだろうか？




体重計が１２個。


１２


その数字は３×４である。




それだけの体重計を見て



何やるつもりか解った人は、おそらく同じこと考えたある人だろう。



そんなわけで





第一回　一人車重グランプリ



説明しよう！　車重グランプリとは、お互いの車重を競うグランプリである。
誰しもが一度は考えたはずの、体重計を使ったコーナーウェイトゲージだが、実際にやったというレポートがネット上ではまったく見つからない中、大型Ｇタイプが唯一見つけたのが、どこかのロードスターユーザー達が開催していた『車重グランプリ』なる自主イベントだったのである。
それを見て「よし、やはり体重計で車重は測れる！」と背中を押された大型Ｇは、五分後には楽天ショップでアナログ体重計を１２個ぽちっていたのである。




本家の車重グランプリは、仲間でワイワイやっていたが


こっちは一人でするのである。

車造りは孤独との戦いなのだ。(´・ω・｀)










実はまだ、コーナーウェイトを計測してサスセッティングどうこうという工程まで進んでいない為、専用の台も何も作っておらず、水平度合も適当である。

しかし、だいたいのバランスと総重量は間違いなく計測できるので、一度やってみた。


結果






６８１ｋｇ


というのが、この状態での紅茶号の車重である。


このままなら超軽量といえるが、残念ながらここから鉄のボディと鉄のドア、ＦＲＰカウル、その他内装類諸々と艤装されてゆくので、完成時は８００ｋｇまでは増えるだろう事が予想される。(甘く見て。実際にはもう少し増えるかと）


対し、この車のエンジンである初期型ＥＪ１５の公証出力は約９０馬力強。

しかし、それは新品時のコンディションで、かつ規定された吸排気の性能が備わっての状態での数字である。

となると、おそらく経年劣化でヤレており、かつ排気系も本来の形にない今の紅茶号のエンジンでは

７０～８０馬力出ていたら良い方なのではないか？

ということは

～８０馬力で８００Ｋｇ～

となる。


おお、今どきの軽自動車に劣るとも勝らない加速が予想できるぞ！（笑）


ちなみに




現時点での前後の重量比は約４：６である。

ただし、艤装してく上で増えていくのは思に前荷重になるので、最終的には４５：５５くらいまでには落ち着くのではないかと思われる。




さて、実際の紅茶号の加速がどのようなものなのか。


それをちゃんと数字で計測できるのは…　おそらく来年の事になる。

再び電子の世界で邂逅せし神との会話






神曰く

＜＜敬虔なる迷える子羊よ！　汝に流体静力学の祖パスカルが伝えし知恵の一端を授けよう....

マスターシリンダーの後側が
（中略）
ピストンの面積比が大きいほうが軽く動きやすく、
（中略）
前後のバランスが
（中略）
フロントの効き過ぎにも注意するがよいよいよい（残響音） ＞＞



応て曰く

日本語でおｋ(´・ω・｀)ノ







とにかく、ヴィヴィオのマスターシリンダで、最弱のＧＦ１とはいえインプレッサのキャリパーを動かすというのは無謀だったということを、この車を造る前から薄々感じてはいたものの、はっきりと突きつけられた現実に、さすがに落ち込んで...

はいなかった(´・ω・｀)



何故ならば、そんな気がしていた少し前から、別の用事でガラクタ倉庫を漁っていた時に見つけたある物の形を見つけて、何となく何とかできそうな気がしていたから。




そんなわけで・・・




「ド○え○ん～　　紅茶号のブレーキが効かないよう～」



「大丈夫だよぉ！　のＧ太君」  （ＣＶ　のぶ代以外認めない）




ゴソゴソゴソ


パラララン！




ヴィヴィオのよりでかいマスターシリンダ fromドナー車








こいつの取り付け穴の場所、姿、形、どうみてもヴィヴィオと一緒


思えば、アクセルとクラッチ造る時、サンバーのケーブルはそのまんま使えた時から、こういう予感はしてた(´・ω・｀)

(´・ω・｀)アナタ（ＧＦインプ）と(´・ω・｀)ワタシ（ヴィヴィオ）



トモダチトモダチ(´・ω・｀)／＼(´・ω・｀)



だから、わりと確信犯的に行為に及びました






さすがスバルだ、そのまま付くぜ！！

（フレアナットのネジピッチも径もそのまんまだぜ　合わなけりゃ作ろうと思ったけど）

実はこれ、さっきの油圧経路変動実験の時に、先に付くかどうか試してました（笑）





インプの方が、段付きの高さが高いので、少し隙間があくけども。


まぁ、もし押し棒の付き出し量が届かないなら、間に詰め物でもつめりゃいいんじゃね？　くらいの楽観で実践あるのみですよ。


こういう場合の答えは本やネットにあるのではなく、目の前にあるのだから。

誰かが先に歩いて開いてくれた道が本やネットだ。　だったら今度は、オマエが誰かが通る道を切り開くんだＺＥ！(｀・ω・´)ｼｬｷｰﾝ　



そんなわけで、インプマスタを使うに当たって、唯一の加工点は２経路あるリアの出口を一つ塞ぐ事。
これは、昔会社の同僚から貰った要らないパーツグッズの中に、丁度良いイモネジが一個だけあったので、液体パッキン塗り込んでググっと締めときました。
もう、この日の為にそこにあったかのような絶対運命黙示録っぷりにテンションアゲアゲですよ。モノタロー発注のまた来週コースだと思ってましたから。




そして翌晩　（逸る心を抑えられず仕事帰りに来てました）






取り付け→フルード注入→エア抜き頑張る(｀・ω・´)ｼｬｷｰﾝ




そして・・・




めっちゃ効いた(´・ω・｀)



走ってみた




・・・


･･･僕は誤解してた


効いてないのはリアブレーキだけで、フロントは仕事してるって。


もうね、


リアどころか


フロントもめちゃくちゃ効く


フルブレーキで、頭が前に持ってかれるという感覚に、ようやく辿りつけた




神が言っていた。


ヴィヴィオのマスタシリンダでリアにインプのキャリパを動かしていた時は、リアへの極端なオイル量の多さにひっぱられ、フロントもまともに効いてい無いはずと


こういう事だったのか・・・






これで、ようやく市販車なみに、まともに止まれるようになった。



ありがとうスバル　

（普通車と軽の設計共通しまくりで）　

私を助けてくれて






さぁ、これから始めようじゃないか。


本当の意味での、紅茶号の走行試験ってやつを。(｀・ω・´)ｼｬｷｰﾝ






なお、この後絶望が待っていた模様。(´・ω・｀)


fin

フットブレーキ踏んだ時の

リアブレーキの利きが甘い

その事に気づくまで、そう時間はかかりませんでした。


油圧サイドを引けば思いっきりロックするのに、フットブレーキではまったくちっとも全然ロックする気配なし。

ジャッキアップして空転状態からのフットブレーキでも、ロックするまでタイムラグがあるんだから、やはり利きが悪すぎる。
（一応ロックはするからキャリパーが動いてないわけではない）


浮かび上がる容疑者は三つ




1 中華製油圧サイドが悪さしてる

(何しろアマゾンで新品3千円である)





2 調整式Pバルブが悪さしてる
(最初、ブレーキフルードが後輪まで行き渡らなかった犯人はこいつの詰まりだった)



3 ヴィヴィオのマスタシリンダの容量不足
(何しろ本来軽四のドラムブレーキ動かすだけの容量で最弱グレードとはいえインプのフロントキャリパー動かさせている)


そして、

1の容疑を晴らすには、油圧サイドを外してPバルブからリアブレーキをバイパスさせれば良い

2の容疑を晴らすには、Pバルブを外してマスタシリンダから油圧サイドにバイパスさせれば良い

3の容疑を晴らすには、フロントキャリパーに行っている全油圧をリアに行かせて、効きが変わるか見れば良い

と考えた。

このうち1と2を試すには骨が折れる。なにしろ全てのフレアナットのピッチがそれぞれ違うので、配管作り直しなおしになる大事に
ホース使わず純正みたいに金属配管にしたのが仇になった






なので真っ先に試せる3をやってみた。


結果、

明らかに空転リアタイヤのロックまでのタイムラグが短縮。(;´Д｀)





('∀`)＜ 貴方を犯人です　


はい、犯人捜し終了　(;´Д｀)


後半へ続く