
去る4月22日に行われた
第一回フェス走行会
この走行会は、ある意味 この紅茶号プロジェクトの集大成的なイベントになりました。
後から振り返ると、あの一日には、この10年に渡ったプロジェクトによって立った様々なフラグが回収されていったような1日であったなと。
そんな、色々な側面から意味のあった当日の事を、一緒くたに書くとまとまりが無くなってしまうので、今回は一ブログに一要素でレポートをしてみます。
まずは、紅茶号だけに焦点をしぼります。
紅茶号がいかに走って、そして終わったかのお話を簡潔に。(笑)
走行会前最後の休日
相変わらず エンジンは不調( ˙-˙ )
インプレッサで吹け上がりがおかしっていったら真っ先に疑う 定番のエアフロ故障を疑い、エアフロを探して三千秒
あれ? エアフロ無いぞ? まさかどこかに落っことしてきたか?
そんなバナナと思って、改めて電気配線図を見てみた…
…なんてこった、EーGF世代のEJ15だけはDジェトロだーーー( ´Д`)
ますます原因はわからなくなった
とりま、ドナーから負圧センサーを外して交換してみるが変わり無し
せめてアイドリング不調くらいは、これで変化あるんじゃないかとISCVもドナーなから変えようと思うも、嫌な予感がするので先にドナーから外す
バリっ
ああ、やっぱ紙パッキンあるわ( ˙-˙ )
新品パッキンなんか持ってないから、今ついてる方から、このタイミングで外したら全てが終了するところだった
うーん、四発全ては生きてるんだけど、なんだろうなぁこの吹け上がり不良と、なんか一発死んでるかのような振動が出たりするのは。。。
この自作加工延長エキマニも容疑者の一人・・・
まぁ、もはや本番には間に合わないし、この戦いが終わったらエンジンは代わる。
前回 このワッシャ代わりの当て板をかましたナットと、あえてかまさなかったナット。
今回の増し締めチェックで、なんかやっぱりかまさなかったナットは緩くなってる感があるので、今回全ての場所に採用(*´-`)
工学的な事はよくわからんが、きっとナット座面の表面積は上がった方が良いのだろう(*´-`)
走行会前夜
もはや、積載準備は慣れたもの。
このままガレージ隣の母屋で宿泊し
そして朝に出立。
こんな風に、早朝の太陽を浴びている時の、僕の脳内BGMは
「ペガサスの朝」
そして、途中のコンビニで 生まれたてのコーヒーを飲むのも恒例行事に。 ハローグッディサンライズ。

ローカルネタで恐縮だけど、鈴鹿に行くルートは本来ここからグリーンロードで行くのがモアベターよ。
でも、この年季の入った3トントラックに車両積載状態では極力アップダウンやカーブを避けたいので、このまま国道を東進するよ。
中勢バイパス開通により、バロー交差点左折からのこの道で、トラックが余裕で通れてカーブの少ない道でバイパスまで楽々アクセス。(去年11月はこのルートを失念して、高茶屋まで下って30分以上ロスした)
しかし、日曜朝はめっちゃ道空いてて感動。(;・∀・)
あっというまにMLS到着。
準備準備~
自分にとっては、もはや見慣れた光景なんだけど、このユニックで吊り上げて運搬って、一般にはかなり斬新に映るらしい。(笑)
準備準備~
ヴィヴィオ仲間たちが集う
走り始めた、醤油はうす塩に変えた。
ちなみに、このヘッドライトの飛散防止テープについて、
一部の熱狂的ファン層からお叱りをうけるかもしれない。
だが待ってほしい。これにはちょっと訳がある。
僕はこのマシンのテーピングは、基本的に赤のテープを使っている。
(カラーリングも含めてガムテープは赤!)
なので、この日のテーピングも赤テープでやろうとしていたのだけど・・・ あれれ? テープが無いぞ? と。
さっきまで何所かに使ってたはずの赤テープを、どこかに無意識に置いてしまったようで、見失ってしまったのです。
で、探し物をしている余裕もあまりないので、工具箱に入れてあった養生テープを取りだしてヘッドライトにテーピングを施しました。
しかし、その後すぐに赤テープが見つかったので、赤テープでやり直そうと、さっき貼った養生テープを剥がしにかかりました。
右目の養生テープを赤に張り替え、そして左目の養生テープも剥がしにかかったところで
「え!? 剥がすんですか!? ヴィヴィオならオッドアイでしょ!(笑)」
突然
イニBさんから想定外の鋭いツッコミが。
は?(;・∀・)
・・・ああ~ アレね(笑)
そういう事なら、その案を採用しオッドアイのテーピングにしときましょう。 はたして当日の会場にいた人で解るのは片手で数えてなお余るだろけど、僕はそういう解る人だけ密かに解るっていうパロディネタ・・・嫌いじゃないぜ?
しかし、走行後。
イニBさん「Gさんごめん! 左右の色逆だった!!」

(ヴィヴィオで画像検索するとスバルヴィヴィオに混ざって登場する高町ヴィヴィオさん)
ガビーン(;・∀・)
・・・ということが、あった。(´・ω・`)
ということで、この熱烈ファン憤慨モノの間違いはは不可抗力なのです。そこんとこよろしく。(笑)
----トリビア--------------------------------------------------------------------
全然解らない一般の方に簡単に解説すると、2010年代になってから放送された若者向けのアニメの主人公がヴィヴィオって名前なんです。
普通に考えたら出てこない単語がわざわざ名前になってる所からも察せられるように、スバル ヴィヴィオがネーミングの由来となってるということ。この作品では、他の登場人物も多くが車の名前になってます。
(ちなみに、この作品のせいで入門向けフォーミュラのVITAの名を聞くたびに、オペルの車じゃない方を思い浮かべてしまう弊害が)
つまり、僕たちR35世代のオッサンオバチャンにも解るように言うと
魔法騎士レイアースの21世紀版みたいなもんだと思っておいてください。
違いは20世紀のレイアースはゴールデンタイムにやってたけど、21世紀のなのはは深夜にやってたというくらいで、主題歌歌手が紅白に出てたという共通点は一緒。(暴論)
----/トリビア--------------------------------------------------------------------
閑話休題
そんな、ゆずれない願いを抱きしめて紅茶号は走り出します。
走ります
走ります
他の車に比べてロール多めです
追いかけられます
絶対的タイヤ性能アドバンテージで逃げます。
超追いかけられます。
まったく逃げられません。
4Cはコーナリング姿勢が超安定してますね。
っていうか、この枠ミッドシップが多いです。
定番の360度車載映像。
とりあえずピッチングストッパーの効果はハッキリと確認できました。
シェイクダウンの頃と比べると、ブレーキングでエンジンが動いてません。
しかし、バックストレートのヘアピンでフルブレーキングするとリアロックするのは変わりませんね。
前回の南コースの第1コーナー後のストレートエンドでのフルブレーキングではリアロックしないので、MLSのここは傾斜が下りになっているのが関係しているのかもしれません。
何度かスピンとスピン未遂を経験して、終盤ではフルブレーキをやめてダラダラブレーキで走るようにしました。
また、当日は実験的にこの360度カメラをクレーンの先に付けて上空から撮影するという事もしてみました。
その映像は期待通り新鮮な映像でしたが、色々不慣れで角度が良くなかったり、なにより解像度が足らずに車体は強制モザイク状態となりました。まぁ、個人情報保護の観点からは楽でいですね。(笑)
上空動画は会場全体が映像に収まっている為、プライバシー的な問題を考えてスポット的に公開します。
この日の走行は、各クラスとも午前3ヒート午後3ヒートの合計6ヒートありました。
5ヒート終わった段階で、紅茶号のタイムは54秒でしたので、2月の第二次サーキットテストで記録した53秒にさえ到底届いていませんでした。
といっても、今回は雰囲気や繋がりを楽しむ為に来たのでタイム更新はそんなに狙っていませんでしたが、最後くらいタイムアタックをやってみようと決めて、コースインしました。
それまでは、後ろに車が迫ったらパスをして、前に追いついたら意図的に譲られるまでは、多種多様な車の挙動をひたすら観察するというまったりスタイルでいましたが、最後だけは意図的にクリアラップを造りだして、一発勝負をしてみようと、前後の車間を調整してラップし「今だ!」という周回が来た時の外周コーナー出口でパーシャルだったアクセルを全力で踏み抜いた時に、それが起きました。
プツン!
あっ!(´・ω・`)
自作加工のアクセルワイヤーの玉が外れてしまいました。(´・ω・`)
幸い、下りのヘアピンだったので、慣性でそのままコース外に退避して車を止めました。
救護車がかけつけていますが、アクセルワイヤーの先を手で掴んで引っ張れば自走可能だったので、走行中止となり無人となったサーキットをよちよちと走ってパドックまで戻ってきました。
そのまま、第6ヒートを赤旗中断に追い込んでしまいました。。。
この時、どうするのが一番正解だったのか今も悩みます。
前途したように自走はできたので、他の車に避けてもらいながらパドックに戻る事は出来ました。
しかし、シートベルトを外してコクピットの下に上半身を潜りこませての走行はギリギリ前しか見えない状況で、そんな状態で混走状態の中戻るのは危険で、それで多重クラッシュを起こしてしまう方が遥かに迷惑がかかるという想像もできました。
結局、片手で数えるほどしかない走行会参加経験では咄嗟の判断は何もできず、ただ座して待つのみでした。
これがフリー走行ならまだ良かったのですが、走行会でのトラブル赤旗は、そのまま現走行時間の終わりに直結する事がほとんどで、不幸にも今回はこれで同グループの最後の走行枠を強制終了させてしまい同グループ参加者に申し訳ないことをしてしまいました。
自作車で車両トラブルによる赤旗ってのは、なんかもう言い表せない気持ちになります。
もちろん市販車であっても、サーキットに持ってきたならそれは持ち主の責任で車両状態を万全にしていなくてはならないのですが、やはりそれを自作車でやってしまうってのは意味合いが変わってしまいます。
市販車なら整備不良ですが、自作車のソレは構造欠陥ってことのなるので製作力不足の証左となってしまいます。
今回、僕にとっての不幸中の幸だったのは、走行会参加者の皆さんが優しい人ばかりだったことですね。
走行会終了後、分かる範囲で接触できた同グループ枠の方々にお詫びに回りましたが、皆さん笑って許してくれて、剰えこちらを気遣ってさえ頂けました。
走行会で車両トラブルなんて絶対起こしたくは無かったのですが、その起こしてしまった走行会がフェス走行会で良かったなと思わざるをえません。
まぁ関係者には迷惑な話ですが(笑)
アクセルワイヤーは今現在まだ直してないのですが、壊れた要因については一つ推察があります。
その事に思い至ったのは、当日走行会に参加されてたミニカのある部分の構造がヒントになったのですが…
それについて書くのは、次のブログにしましょう。
当日はいろいろと凄い車が結集していたのです。
帰還後
ガレージに車を戻すのも一苦労でした(笑)
さて、ヴィヴィオ GT1500 通称 紅茶号プロトタイプの走行はこれでおしまい。
最後にとほほなオチはついてしまいましたが、それもいい経験でした。
次のサーキットテストは多分夏くらい。
その時は、紅茶号の最終形態である、ヴィヴィオGT2000ターボ となっている予定です。
生きていたらまた会いましょう(笑)