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2020年03月22日 イイね!

一方その頃、彼は自作カーボン船2号の出資を募ってた

一方その頃、彼は自作カーボン船2号の出資を募ってた前々回のブログで、当初制作予定だったオリジナルK4GPマシンの出場が認められず、用意していたエンジンドナー車は、一緒に造ろうとしていた仲間に売却し、今では毎週のように屋根に船積んで大海原に繰り出しているという話を少し書きましたが、その彼が何やらびっくりな事を始めてたので少し宣伝に協力する事にします。




自作カーボン船二号機を造りたいが、資金が無いのでクラウドファンディングで出資を募る。


いやぁ、凄い事考えるなぁ。

元々、彼が帰属する会社がそのクラウドファンディングサービスを成功させてsunameriを世に出した経緯があるので、サービスを利用するまでの敷居は高くなかったでしょうが、やはり個人企画にスポンサーを募るってのは凄いですよ。
なにしろ、スポンサーを募るということは、その企画に対し自分以外の人間の意志が介在する事になるわけですから(お金を出してもらうという事は、そういう事)、良くも悪くも柵が生まれます。

言ってしまえば、資金も全て自己で賄う完全自主企画は、周囲から期待を受けたとしても、その期待に応える義務は基本的にありません(僕の趣味は全てこれです)。
ですが、出資を受ければ出資者の期待に応える義務が生まれます。
それは大きなプレッシャーです。

僕にはそんな他者からの期待に応えられるような腕も頭も全く無いので、自己資金で変なモノを造って遊ぶ事で満足してますが、彼には今まで培ってきた高度な技術力があるので、きっとそんなプレッシャーも跳ね除けて、面白凄いモノを造っていくことでしょう。まだ若いし。

どうぞ応援してあげてください。


余談:
画像で船載せてる車を見て「あれ? K4GPマシンのエンジンドナー車なのに軽じゃない??」と思った方は鋭い。
もう終わった企画なので話のネタに暴露してしまいますが、最初に造ろうとしてたのは排気量1400ccターボのディーゼルマシンです。
K4GPの車両規則を隅から隅まで読んでる方なら、それがレギュレーション上はOKである事に疑問は無いでしょう。何しろ、今も昔もK4GPの車両規則書には、こうはっきりと書いてあります。

(2)エンジン
・エンジンは基本的に軽自動車の物を使用。
・普通自動車用ガソリンエンジンを使用する場合、昭和の時代のNA換算1200ccまでとする。
・ディーゼル(ターボ付き可)、ハイブリッド、ロータリー等と自作エンジン、電気、バイオフュエルおよびマリーン、スノーモービル等の使用も可能であるが、車両製作前に使用の可否を事務局に連絡し必ず確認すること。


ね? ディーゼルはルール的にはOKなんですよ。(その事は運営側も認めていました)
でも、出場は認められませんでした。

いやぁ・・・残念だなぁ。実現したらディーゼルミッドシップの面白いマシンが出来ると思ったんだけどなぁ。フレームは造る必要が無かったので、ボディはルマンで初めてディーゼルで優勝したアウディ・R10 TDIをモチーフにしたオリジナルボディを造るつもりでした。(彼は乗り気じゃなかったけどw ボディ造りは超超大変なのでww)

まぁ、でもしょうがないです。

なにしろ・・・ K4GPにおいて全出場チームが厳格なルールに基づいて給油を受ける
富士SWのガソリンスタンドに軽油が無かったんだから・・・
(あっさり諦めた僕より、彼は公正な持参軽油給油の企画書を提出したりと粘ったけど駄目だった)


そして、丘を去った彼の興味は海へ進んで最先端カーボン造形の求道を進み




僕は独り丘に残り、門前の小僧となって習わぬ古のスチール造形に戯れるのでした。


Posted at 2020/03/22 01:41:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2020年03月12日 イイね!

オスカー SK ブリッド

かつて、オスカーという名門コンストラクターが在った。

製造拠点を鈴鹿と松阪に持ち(FJの生産は鈴鹿)、そこで生みだされた傑作機SKブリッドシリーズは日本のフォーミュラレース黄金時代、激戦を極めたFJ1600において数多の勝利を挙げ、プロレーサーを目指し全国から集った若者がこぞって「勝つ為に」その車を求めた。



今回、その栄光の時代に造られた数々の機体のうちの一機が、数奇な運命を経て当ガレージに流れてきた。エンジンレスでフレームは一部切断されていた。
これにより始動したのが、K4GP出場オリジナルマシン製造計画「コードネーム:プロジェクトC」である。

K4GPといえば、もはや日本のアマチュアレース界では知らぬものはいないビッグイベント。
夏は10時間(5時間もあるでよ)、冬は7時間の耐久レース(っぽいエコラン)イベントである。

そう、FJ1600は1回十何周そこらのスプリントであるが、K4GPは真夏に10時間も走り続ける耐久レースなのだ。


ここで、
オスカーブリッドを語るにあたり、
オスカーブリッドを選ぶにあたり、
決して避けては通れないトピックがある。

この車狭いのである。それもすんごく。
おそらく、FJ1600の中で最もタイトなコクピットを持つマシンである。



(写真:2006年3月鈴鹿サーキットファン感謝祭にて 写ってるマシンは関係ない)

僕の高校の先輩で、とあるレーシングファクトリーのメカニックであるT氏は、オスカーを使おうとする僕にこう言った


「このマシンの推奨伸長165cm以下だよ」




マジである。







鈴鹿でBMW専門の中古車屋さんを営むNさんという方がいる。10年前、僕の家にBMWがあった時に大変お世話になった。
この方も、あの時代にオスカーを駆り活躍したドライバーの一人なのだが、その
身長177cm 靴のサイズ27.5という長身から、数々の逸話が生まれている。

曰く、オスカーは漢の乗り物。押忍!

曰く、乗り終わったら手の拳から流血。押忍!

曰く、走行中に靴がスタビリンクに引っかかってスピン。押忍!

曰く、アクセル全開にしたら隣のブレーキバランサーバーを踏んづける。押忍!



マジである。

(そんな状態でFJで実績残してF3まで登り詰めるとかNさん何者?である)



オスカーとは漢の乗り物。
漢字で書くと
押忍Car
である。


嘘である。



とにかく、オスカーSKブリッドとは、あらゆる所を極限まで突き詰め乗りこなした者には勝利を約束する名機ではあったが、(体格的な意味で)乗れる者も極端に選ぶマシンであった。




それでは皆様、ご清聴ください。






僕の身長180
(靴のサイズは29cm)







これで耐久?


無理である。
Posted at 2020/03/13 00:32:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2020年03月08日 イイね!

K4GP出場を目指して

K4GP出場を目指して

















自作マシン2号機の製作風景

2021年の出場を目指していますが、2021年の“完成”は無理だろうなぁ。

デビューするまでは詳細は非公開です。聞かれても答えませんが、多分分かる人が見れば、どんな馬鹿な事しようとしてるか動画見ただけで一発でわかるかと。これで耐久レースなど正気の沙汰じゃないと(こっそり笑ってください)

実は当初の予定はこれとはまったく違うコンセプトのマシンで、それが通れば完成はもっと早く(そのコンセプトならフレーム作る必要が無かった)そしてその能力も唯一無二の面白いモノになってたんですが、残念ながら参加資格を認めてもらえませんでした。
レギュレーション的にOKだったんですが、大会運営的にNGという裁定になってしまい(笑)
僕よりも一緒にやろうとしてたお仲間が頑張ってくれて企画書だしたりして粘ってみたんですがやっぱりダメと。

まぁダメなものはしょうがないと、僕はあっさり諦めて、せっかく買ってたエンジンドナー車はそのお仲間に売却。今では陸から海に関心が移った彼の相棒として、車造りの代わりに造った船を屋根に積んで大海原へ繰り出す日々を過ごしてるよう。

そして僕はというと、ある日うたた寝しながら眺めてたYouTubeの某副編集長の鈴鹿サーキット走行動画を見て
「ほー ○○○○○○のフォーミュラって楽しそうだなぁー、一回乗ってみたいなぁー、でも高価なレンタルマシンとかじゃビビってろくに乗れないよなぁ.... じゃぁ自分で自分用に作るか」
と思い立ち、そこからそれまでに色々見聞きしていた色々なネタが寝ぼけた頭の中で混ざり合って一つの方法論が導き出され....

うん、99%ロクなもんにならんから、これをお金出してプロに作ってもらおうなんざ馬鹿はいないし、当然プロがこんな破綻したマシンを作る事も無いだろう。こんな企画、複数の人間の意思が絡んだら絶対成り立たないけど、一人の酔狂が一人で作るなら問題は何も無い。

そんなわけで作りはじめたのが2018年。
ひょんな事から古いオスカー(FJ1600)の筐体を某所から貰ってきたのが同年夏。(ちなみに、今は亡きオスカーレーシングの工場が最後にあったのが松阪で、自分が毎週行ってるカレー屋の目と鼻の先にあったというのも何か縁を感じます)

そこからしばらくはヴィヴィオにかかりっきりで、こちらは放置だったんですが昨年春にドナーを引っ張って来て、ぼちぼちと造り始めました。

これもまた、行き当たりばったりで造っているので、なかなか進みませんがヴィヴィオの時に比べれば色々解っている事もあり。
その一つが「サラリーマンが一か月で進める事のできる作業量がどれほどのものか」という点。
まぁあれです。
このままでは絶対に間に合わない
ことだけは解ります。(笑)

そんなわけで、最近は早く仕事が終わって体に疲れが残って無ければ、仕事帰りも作りにきています。
職場から片道30kmくらい離れてるので、翌日の仕事の事も考えると1日で2時間くらいしか稼げませんけど、逆にその方が集中して作業もできます。(プライベートビルダーはモチベーションとの戦いです)


ちなみにK4GPはこのところ4回連続で見学(?)しに行ってますが、色々とルールが変動してますね。
最近のトピックスといえば最高速度規制ですが、あれは僕のような個人自作車勢にとっては追い風ですね(笑)
Posted at 2020/03/08 02:21:54 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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