電動ファンモーター交換

先日、アイドリングで止まっていると、エアコンから温風が出て、走ると冷たい風が出てくる状態になり、ネットで調べてみたら、電動ファンのモーターが壊れて回らなくなると、このような状態になると書いてあったので、エンジンルームを覗いて見たら、電動ファンが回ってません。
応急処置でモーターの付け根辺りに接点復活剤を大量に吹きかけたら、ファンが回りましたが、また何時回らなくなるか分からないので交換しました。

うちの会社の敷地内にある段差。
フロントタイヤを坂のギリギリのところに合わせて、ここで作業しました。
特にジャッキアップすることなく、下から電動ファンを抜くことができました。

最初にラジエーターのリザーブタンクを外します。
前後左右に揺らしながら、上に引っ張るとタンクが外れますが、メンバーとエアクリボックスがジャマをして抜けないので、横にスライドさせてすき間から抜きます。
電動ファンはツメではまっているだけなので、ツメを指で挟んで運転席側に押すと外れ、その状態で上に持ち上げるとラジエーターから外れます。

このあと、ラジエーターロアサポートのネジを外すため、ラジエーターを支えるものが無くなってしまうので、ラジエーターが落ちないようにタイラップでボディーに固定します。

次に下にもぐり、アンダーカバーを外します。
三角と矢印のところはプッシュリベットで、丸印のところは10mmで止まっています。

続いて、丸印の12mmのボルト2本、左右計4本外すと、ロアサポートを動かすことが出来るので、そのすき間から電動ファンを抜きます。

取り出した電動ファンです。
羽根は3本のネジで止まってぃます。

上の２か所のツメと、下は２か所ツメを上から挿し込んでラジエーターに固定しているのが、わかるかと思います。

羽根を外すとモーターが出てきます。
左が古いモーターで右が新品です。
外見上は特に違いはありません。

モーターも羽根もプラスネジで止まっているので、ナメないように注意して回します。

逆の手順で組み付けて完成です。
交換後は静かに「シュー」という音をたてて、今までより高回転でファンが回り、エアコンの風が冷たくなりました。アイドリングで止まっていても、しっかりと冷やされた空気が出てきます。
今まで日中は風量をＭＡＸにしていましたが、風が冷たくなり、ＡＵＴＯで２３℃くらいの設定でもちゃんと冷えるので、燃費にも影響しそうです。

交換時119932km