昨日スタッドレスタイヤに変えた際に私の次男から「スタッドレスタイヤに変えるメリットとデメリットって何なの?」と言われたので、自分の復習も兼ねてブログに記載します。ただ私の乏しい知識が100%正しいとは思わないので何か問題点や追加事項などがあったらコメントをお願いします。
※スタッドレスタイヤとは、、
一般的に冬用タイヤと言われ雪道に滑りにくい構造のタイヤです。基本的に夏用タイヤに比べてゴムが柔らかい事と溝が深いことが特徴です。その目的は踏みつけた雪や水を夏用タイヤに比べて上手に排出できるので滑りにくい事です。
※スタッドレスは雪道で万能ではない
基本的にスパイクタイヤと違い、路面を傷つけながら走らないのでアイスバーンの様な凍り付いた路面では効果が薄い。更に雪がない場所では夏用タイヤと比べて柔らかいので悪く言うとグニャグニャ感は出ます。良く言うと乗り心地が良い感じになります。
※スタッドレスの適正サイズ
基本的にはノーマルサイズ。しかし私の考えでは「インチダウンはOK、インチアップはあり得ない」です。インチダウンにする際にはタイヤの外径、ブレーキのローター径やキャリパーが関係しますので良く調べて行った方がよいです。
・インチダウンのメリット、デメリット
最大のメリットは「タイヤが安い事、雪道に強い事」です。通常インチダウンをするとタイヤのサイズも細くします。そうすると路面に接する面が少なくなり、面圧が掛かりやすくなります。
デメリットはアイスバーン。雪道と違い、完全に凍り付いた路面では摩擦が大きい方が止まりやすいのです。それ故に細くすることにより摩擦が少なくなり制動距離が延びますので気を付ける必要があります。更に雪道以外でもタイヤを細くしてますので低速時はキビキビ動く感じですが高速ではフラフラする可能性もあります。
しかし上記の説明は「厳密には、、車種によって、、」って感じで、体感的には差ほど大きく違うとは私は思っていません。最も重要な点は「費用対効果」と「外観上の問題」だと思います。
因みにインチダウンした場合にはタイヤの空気圧も変わってきますので一応、簡易式を記載します。
*純正タイヤの空気圧+(純正タイヤの荷重指数-交換後の荷重指数)×10kPa
例)スイフトスポーツの場合、ノーマルタイヤは「195/45R17 81W」、インチダウンしたタイヤのサイズは「185/55R16 83Q」。標準空気圧はF2.5 R2.1。ですので上記の式に合わせると下記の通りです。
フロント)2.5+(81-83)×0.1=2.3
リア)21.+(81-83)×0.1=1.9
これがベース空気圧になります。その後、ご自分で乗ってみて「+-0.2の範疇で調整すれば良い」と思いますので参考にして下さい。
余談ですがスイフトスポーツを例にした価格差を記載します。但しホイールは除きます。
17インチ)BLIZZAK REVO GZ 195/45R17 81Q--18,900円/1本
16インチ)BLIZZAK REVO GZ 185/55R16 83Q--17,517円/1本
15インチ)BLIZZAK REVO GZ 175/65R15 84Q--9,700円/1本
※スタッドレスの寿命
スタッドレスの寿命って「3年程度」などとお聞きになった方も多いとは思いますが、私の見解では「走る距離と保管により決まる」と思います。ですので「溝の深さ、タイヤの硬さ」が重要です。
溝の深さ:タイヤ溝のセンター付近に「プラットフォーム」と言う出っ張りがあります。その出っ張り以下になったら交換です。
ゴムの硬さ:ゴムの硬さは「硬度計」を使って判断します。国産スタッドレスの場合にはゴム硬度50程度、ヨーロッパタイヤは少し硬めの55程度。ですので硬度計があるタイヤ屋さんで見て貰う事が重要です。ネットでも買えますが金額は1万チョイから4万程度です。
あと製造年月日。タイヤには製造年月日が刻印されていますので参考にするのも良いでしょう。5年以上の物は保管が悪いとゴムが硬くなっている、またはひび割れている物が多い。ですので新品を買う場合には出来る限り新しいタイヤが良いんです。
※保管方法
出来る限り、「太陽には当てない、雨にも当てない場所」がベターです。更に置き方や空気圧にも考慮が必要です。因みに私は「設置場所は物置、保管方法はタイヤラック、タイヤ空気圧は約半分、ビニール掛け」です。
それとメーカーによりコンセプトが大きく違います。比較的ヨーロッパ系は固め、国産は柔らかめと思っています。ですので関東圏のユーザーはミシュランが多く、雪国のユーザーはBS、ヨコハマ等の国産が多いと思います。
ただ夏タイヤ以上に冬タイヤは日進月歩進化をしています。ですので購入する際には「メーカーコンセプトと出来る限り新しいモデル、購入金額のバランス」が重要だと私は思います。但しアジアンタイヤは私はチャレンジしたことがないので知りません。。
最後に、、山深い温泉地に行かれる方はスタッドレスだけでなくチェーンも念の為にあった方が便利です。温泉地は比較的坂道が多く、早朝はアイスバーンになっていることもあります。特にFR車は荷物が載っていないと後ろは軽いので直ぐに空転しちゃいます。ですので念には念を入れる方は金属チェーンがお勧めです。(エマージェンシーオンリーなので場所とコストが重要)
但しローダウンしている方はチェーンは難しいです。インナーフェンダー等にあたり破損及び事故の可能性もありますので車高を下げている方は無条件でスタッドレス装着をお勧めします。 それか「雪が降ったら乗らない」事が良いかと思います。
備考
車高を下げている車の大半はサスペンションのストロークがノーマルよりも減っています。ですので雪道では空転しやすいので4WDもFF、FR関係なしに「ノーマルよりも雪に弱い事」を理解して運転することが大切です。参考までに私のインプレッサの場合、ノーマルのストローク全長は150mm程度、全長式サスペンションに交換してますのでストローク長は65mm程度。ですので半分の3CM以上の雪が片輪踏むと反対側は空転してしまいます。結論から言うと「雪道はノーマルサスの方が強い」のです。。。
長々と失礼しました。。。
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2013/12/19 12:17:57