”一度はHEMI”ではじめたダッジライフ。
そのフィーリングは最高で、5mx2m越えの車体もすいすい走った。
1ナンバーで税金も安く、燃費も街乗り4〜5、高速で7〜9。
ちょっと計算してみたら3リッタークラスのミニバンを維持するより
デュランゴの方が年間維持費が安かった。
そんなデュランゴとも2017年3月にお別れ。
家庭の事情、というか、親族の事情か。
オヤジが高齢になり免許返納。
それに伴い所有する車を一台にしようという話に。
デュランゴ一台と言いたいところだけど、
妻はあのデカさを日常的に運転できない。
でも基本的に毎日使う。
逆に自分は仕事場まで歩いて行ける距離なので普段は車が必要ない。
となると、2台持ちは効率が悪く、
デュランゴ一台もまた都合が悪い。
そんなわけでこの際、妻が運転できる車にしようと言うことに。
そしてトヨタディーラーにもかかわらず、
ボイジャー、デュランゴを面倒見続けてくれた友人の元で買おうと。
そして試乗に行ったプリウスα。
そう、最初はαを買いに行った。
でも試乗車がなく、なんなら展示車もなかった。
でも正直どうでもいい。
友人のディーラーで扱っているミニバン以外の車種で
妻が運転できて燃費が良ければなんでもよかったから。
(妻もオレもミニバンは欲しくなかった)
もうほとんど投げやり。
どうせオレはサーフィン行くときしか使わないしね。
早々に見積もりを作成してもらう。
と、その待ち時間に「プリウスの試乗車あるよ」の友人の声。
ひまつぶしにツーリングというグレードに乗ってみる。
(あれ?)
面白い。
乗ってすぐにわかるほどのボディ剛性、
モーターのリニアでスムーズな加速、
クイックに設定されたステアリング、
足回りの段差のいなし具合、
安全装備に静粛性と燃費。
そこにはスポーツカー的なフィーリングがあった。
遅いけど。
実際、ロードスターをノーマルで乗ってた頃を思い出したくらい。
遅いけど。
ただ、自分もオッサンになって若い頃の走り屋的な乗り方はしない。
となると、モーターによる出だしの良さ、
切った分だけ素直に反応するステアフィール、
しっかりとしたボディ剛性とそこからくる足回りのスムーズさ、
これだけあれば十分に満足できた。
そんなわけでαをやめてその場でプリウスを即決。
まさかプリウスに乗ることになるとは思いもしなかった。
でも購入して4ヶ月弱、いまだに運転が楽しい。
試乗で感じた感覚は間違いじゃなかった。
世間ではいろいろ言われるプリウス。
でもオレにはとても良い買い物でした。
普通の大衆車だけど、満足。
だって遅くても運転が楽しいから。
遅くても運転が楽しいなんて、いままで考えもしなかった。
たぶんこれは長く乗ると思う。