簡易アライメント調整

調整前

見た目で左右のキャンバーが違ってます。

簡易テスターで測っても、フロント右で＋－逆だし、リヤに関しては左が2.5°以上も付いちゃってます。

トーもイン側にかなり（１ケタ違う位）付いているのがわかりました。

ただし、これで真っ直ぐ走るし、コーナリングもニュートラルで問題なし。

しかし、見た目でバラバラはきっと車体に良いことは無いと思い、フロントはロアアーム1.5°付けることにしました。

しかし、ロアーアーム1.5°取り付けザックリ調整したただけでは、おもいっきり左にハンドルが取られまともに走りませんでした。

まず、リヤは調整式が付いているので1.5°狙いに調整し左右を同等値に、フロントは左1.5°、右はなぜか1.0°以下でトーも相変わらずインに大きい！

そこで、ショップの方にセッティング方法を聞いた所、テンションロットを長くすればキャンバー値が大きくなるとの事。
自分のは、ターンバックル調整式が付けてあるので、まずは１回転のみして試走行・・・

劇的に変化し結構真っ直ぐ走るようになりました。

しかし、キャンバー、トーの数値的には大きく変わってません。
テンションロッドをもう一回転したところ、更に真っ直ぐ走るようになり、手放しでもＯＫ！

もう一度、各部測定した所、トーは相変わらずイン側ですが3mm位に改善、キャンバーも右前が狙い値に近い1.3°までになりました。
参考として、ホイールベースは左右差1mm以下・・・

結論として、最初はアライメント測定および、調整は面倒なものと思ってましたが、実は一度やってみて動きが理解出来れば簡単で判りやすい！

これで走りもほぼ満足ですが、もう少し左のテンションロッドを伸ばし、更に右側キャンバーを狙い値の1.5°に近づけて煮詰めてみたり、トーもアウト側に振ってみたり、どのように走りが変わるか試したいです。

備忘録まとめ
　 １．右前のテンションロッドを伸ばす。
　 ２．トーアウトになったら、左前のステアリングラック伸ばし修正。
作業手順（後に実施したリヤの調整も含む）
　①右前のテンションロッド１回転伸ばし（参考：左キャンパー値0.99から1.08°、トーイン12.3から12.1mm）→左流れは多少改善。
　②さらに右前テンションロッド１回転（計2回転）伸ばし（参考：左キャンパー値1.08から1.27°、トーイン12.1から3.6mm）→左流れはほぼ完治。
　③さらに右前テンションロッド１回転（計3回転）伸ばし（参考：左キャンパー値1.27から1.61°、トーイン12.1からトーアウト0.78mm）→やや右流れ傾向に。
　④右前テンションロッド0.5回転戻し（計2.5回転）伸ばし（参考：トーアウト0.78からトーイン1.5mm）→ハンドルから手を離しても真っ直ぐ直進。
　⑤左前テンションロッド1回転（キャンパー値、左右合わせの為）

以上のことからハンドル取られは完治。
結局、キャンパーやトー調整も同時に良方向になった為に、ステアリングラックは調整せず。
ただし、パワーが上がった為にアクセルを強く踏むと、左に一瞬ハンドルが取られる。
これは、ドライブシャフトの左右の長さが違うために起こる現象。

リヤキャンパーやトーもいじった為に、４輪ともほぼ理想値に・・・
→最終的にはフロント左右ともキャンパー1.9°、リヤ左右とも1.7°、フロントトーイン1.3mm、リヤトーイン0.2mm。

以上。