岐阜大仏

なんか面白そうな所を探してたら、
富山の高岡大仏と共に、日本三大大仏を名乗る大仏があると聞いて、
岐阜市の正法寺にやってきました。

1832年に38年の年月をかけて作られた「岐阜大仏」は、高さが13.7mあって
これは奈良の大仏よりも１m低くて、鎌倉の大仏よりも2.4m高いんです。

青銅やコンクリートによって作られた大仏が多い中で、
周囲1.8mのイチョウの木を真柱に木材で骨格をつくり、外殻は竹で編んだもので形成。
この竹材の上に粘土をぬり、一切経、阿弥陀経、法華経、観音経等の経典が書かれた
美濃和紙を張り付けて漆を施し、さらに金箔を施してつくられていて、
この構造≪乾漆仏≫の大仏としては、日本一の大きさです。

何よりも、これほど大きな大仏でありながら、
この柔和な表情が良いじゃないですか。


この大仏殿も、1891年に発生した
マグニチュード8.0の濃尾地震でも倒壊しなかったそうです。


住所: 岐阜県岐阜市大仏町８
電話 : 058-264-2760