クラッチマスター・スレーブシリンダーOH

先週エアコンの別の修理で熊谷の中村電池さんに預けたスタリオンを引き取りに行った帰り、クラッチペダルがスカスカに。
実は熊谷に預けに行く途中で一回抜けて、フルード足して一応その時は走りきれていたのだけど帰りにダメになってしまった。
フルード足してクラッチペダル踏んだらペダルにダラダラとフルードが漏れてくる状態。
仕方ないのでノークラッチ走法で75km運転してその日は帰宅。

スレーブシリンダーのOHキットは買ってあったんだけどマスター側は想定外だったのでこちらも手配。

部品が揃ったので朝から作業開始。
まずはクラッチマスター摘出。
タービンのすぐ後ろなので遮熱板がとても邪魔。
それとクラッチペダル側のピン抜くのがかなり大変だった（体勢的に）。
ということでまる一時間ほどかかってしまった。

新品のピストンと外したピストン。
クリップとロッドを外したあとピストンをどうやって抜くのかわからなくて悩んだのだけど、棒などで押し込んでパッと離せばバネの勢いで抜けてくるのね。

マスターのキットにはピストン、ブーツ、クリップが含まれるのでこれらを交換した。
マスターの外観はブラスト掛けたくなるくらいの状態だったけど、メディアが中に残って悪さする予感しかしなかったのでワイヤーブラシで磨いたり内部はウェスで拭いてエアブローしておくにとどめた。

車両に装着。これまたクラッチペダルとの結合で割りピン入れるのに苦労した。
シートに逆さまに座り仰向けで上半身をハンドルの下に潜らせて作業。マジ体勢きつい・・・。
運転席外したほうが結果楽だったんじゃないかと思ったほど。

不具合はマスターだけだったのだけど、部品も買ってあるしここでやらないと次に壊れるまでやらないと思うのでジャッキアップしてレリーズも勢いでやってしまうことにした。

シリンダーはコンプレッサーでエアを送り込んだらすんなり抜けた。
けっこう構造は簡単なのね。
マスターと違って抜け止めのクリップとかないし、シールの保護はブーツのみ。

ブリーダーからシリンジを使って下からフルードを入れるけどエア抜きは流石に一人でできないので家内にクラッチペダル踏んでもらって下からエアを抜く。

マスターシリンダーのカップも部品出たので交換したけど、キャップが欠品なのは残念。

今回交換したもの。
スレーブのバンジョーボルトのワッシャーはバイク用のが手持ちであるのでソレを使用。
外形少し小さいけど内径同じなので使える。