ギアセレクトシャフトシール交換

ギアセレクトシャフトシールからのオイル漏れ。

おなじく納車のときから漏れてたギアシフトシャフトシールは既に国産シールに交換して解決済み。

今回は一段奥にある、このギアセレクトシャフトシールを交換していきます。

赤丸のやつです。

オランダの整備マニュアルみたいなのみたら何もコツがいらなさそうな感じで、既にギアシフトシャフトシール交換してるし安易な気持ちで作業に入り痛い目にあいました…(^_^;)

ギアセレクトシャフトはこんな形。

赤丸の部分がミッションの中にあります。

問題はこのシャフトは長軸方向に何も固定がない！

つまり、リンケージ外すといとも簡単にシャフトのわずかに表面に出た部分が中に入ってしまいます。

で、中に押し込んじゃいました！！

そうすると赤丸のレバーがハマっているところからカチャンッ！という音とともにレバーが外れ、本来レバーがギアセレクターを左右に（真ん中つまり3,4速の位置から左の1,2速の位置、右の5速,バックの位置）動かしてシフトできるところ、定位置を外れたことで一方向にしか押せなくなり、結果、5速,バックに入らなくなったのでした。

この部分。

矢印方向にシャフトが入り込むんです。

ほんとにちょっと触るだけで！！！

めでたく不動車となり（前進だけなら出来そうだけど怖くて乗れない）、JAF様にお世話になり車屋さんのヤードにとりあえず保管してもらい…

押し込んでアームがズレてしまったのならば、もう一度シャフトを押し込み、アームがギアセレクトを回旋させ 定位置にハマった状態で引き出せばもとに戻るはず！

で、問題はどのようにシャフトを固定しするか？？

押す、回す、引き抜くという負荷に耐えうる強固な固定を、狭いシャフト径のなかでどうするか？？

と、You Tube見まくってたら5速ミッションバラしてたこの方はギアセレクトシャフトに五寸釘みたいなのを90度に曲げて溶接？して対応してるのを発見。

コレだ！！

と、イメージはつかんだものの、溶接なんて現場でできないし…(^_^;)

五寸釘を曲げて治具を作り、アロンアルファー、紫外線硬化レジン等試したところ、五寸釘の頭とたかだか10mm程度のシャフトを固定し、押し込み、回旋、引き抜きの負荷に耐えうる強度はなく…心折れミッション降ろしてバラすことを覚悟したとき、

ワズ仲間の方々にアドバイスいただき、最終的にメタルロックという強力金属接着剤&ワッシャー型超強力ネオジム磁石で固定でうまく行きました！

件のシール
新旧比較

右側国産

右側国産の方が内径の構造が折り返したようになってシール性が高そう(^o^)

外周も右側国産の方は溝が切ってありますね。

左純正はツルツル…。

何百円もしないんだし、どうせ輸入だよりなんだろうから、シールくらいまともなの使ってよ～

ていうか、転ばぬ先の杖仕様だったんだけど…(^_^;)

転んでばかり（笑）

あとは逆の手順で、

シャフト押し込まない様に人生最大の注意を払いつつリンケージ等組み付け、足掛け3週間（置かせて頂いた車屋さんが平日しか都合つかなかった）に渡る出張修理終了～(^o^)

全く漏れなくなりました👍