7月6日(土)
福島県で開催された磐梯吾妻スカイラインHCレースに参加してきた。
6月上旬に参加したグルメマラソン以降はせっせと登坂練習に励み、体重調整も思い通りに出来た。
寝起きのトイレ前で55kg丁度。
腕に巻いたガーミンは今の状態でピーキングと言っている。

本番前の体力回復もバッチシという事。やはり自分はレース2日前から練習を休むと当日がいい具合になるみたいだ。
VO2MAXも自分史上最高に近い数字となっていた。

80を超えてみたいんだけど、未だ超えた事はない。何を計測してどういう計算をしているのかは分からないけど、インターバルをすると増えていくね。
んで、控えめに言っても只今の己は最高の状態ではなかろうかと感じていた。
これまでのトレーニングや機材の用意等、やりたい準備を不足なく実行できた。
やるべきをやった!と目標の達成に向けて気力も充実。
ワクワクと逸る気持ちで会場へ向かった。
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んなんだけど、結果としてはサッパリでした。
今回の目標として、昨年の己を超えるという目標でいた。
昨年は41分30秒程のタイム、NP255wで走れた。年代別6位。
今年はそれ以上のNPを記録して走り切りたいと考えていた。
順位は正直周りの参加者で変わるから、順位が上がればそれはもちろん嬉しいが、自分より速い強者はわさわさいるので、そこら辺の参加状況で変わるし、順位は気にしないにしようと思っていた。
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レースの内容として、
スタートして割とすぐに2人すっ飛んでいった。明らかな超格上の強者と思われる。
勝負にならないので、その2人は除外して。
その強者達は別にして、自分はスタート時から先頭集団にいた。
集団とはいっても最初から斜度がキツイのでドラフティング的な効果はほぼないだろう。
人数を数えると自分を含めて11人。集団の後方で走っていたが、かなりペースが速い。
280w程度出していないと付いていけない。
5倍パワーを超えている。
自分の体重が55kgなので275w以上でパワーウェイトレシオ5倍パワーになる。
最期までこのパワーがもつのなら富士ヒルで単独ゴールドリングが取れるレベルの能力者といえる。
俺には無理だがこのペースで登り切れるのかよ。
強者が多すぎだろ!
福島のクライマー凄すぎるっ!!
と思いながら辛抱して付いていった。
んが、自分の思いに反して、ポロポロと集団の構成員は落ちていった。
ちょっとホッとした。
ゴールドリングレベルの強者がこんなにわんさかいる訳ないもんな。
んで、スタートから10分ほど登ったところで集団は自分を含めて4人にまで減っていた。
相変わらず付いていくのには5倍パワーの出力が必要で、大変にキツイ。
しかし人数が減った事でローテーションが始まった。
自分以外の3人のうち、2人は明らかな強者で余裕がありそう。もう1人は呼吸が大分荒くなっており厳しそう。
その苦しそうな方は、なんと会場の駐車場で隣に車を停めたお隣さんだった。
駐車場で特に会話等はしていないんだけど、自分も大変にペースがキツいので、勝手ながらお隣さんには妙なシンパシーを感じていた。
あ~キツイ。足を緩めたい。
ただ、自分は普段の練習は完全なボッチである。
他者と一緒に走る事がほとんどないので、キツイんだけど最高の楽しさも感じていた。
やっぱりレースっていい。他者と走るっていい。他者と競うって特にいいな。面白いな。
そんな風に感じていたので、自分が先頭を弾くときも速度が変わらないように本当に頑張った。
キツイんだけど、頑張った。2回は先頭を弾いた。
3回目になるかってところで、限界を迎えた。ログをみるとスタートからもうすぐ20分というところだった。
これ以上は無理だ。付いていけないし、迷惑になるだろう。
『自分はこれでもう無理です!』と声を掛けてドロップするとき、一緒に走った3人からそれぞれ声を掛けてもらった。
『おつかれ』『ありがとう』『ナイスファイト』
胸がジンとした。
やはりレースは面白いな。
レースは残り半分。彼らと最後まで一緒に走れる能力があれば、もっともっと楽しめる。ゴール前数kmの駆け引きとかスプリント勝負とか。
もっと速くなりてぇ~と普段以上に強く思った。
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ここで終わればいいんだけど、ゴールまでまだ半分もある。
限界点を超えた己の心肺と脚はその後まったく精彩を欠き、残り半分は地獄の行程であった。
200wすらでない。それなのに心拍は170を超えてサッパリ下がらない。苦しすぎるが全く前に進まねぇ~
前半で集団から落ちていった方々にもことごとくパスされた。
抜かれすぎて自分の順位を数えるのも途中で止めた。
大変な疲労感で何とかフィニッシュ。
44分49秒という果てしなくさっぱりなタイムだった。昨年より3分以上遅い。
そして目標にかかっていたNPは222wだった。昨年より30w以上も少ない。
そして順位は年代別で13位だった。ほげぇ。
前半で頑張りすぎて限界を超えて、後半で死ぬ。
初心者かよって位のかなり初歩的な失敗。
ゴール後、ションボリしていたら会場で一緒になったミン友のいっちーさんから『まぁそれもレースのだいご味ですよ』と慰めてもらった。
確かに、前半の楽しさは最高だった。これを最後まで楽しめるように、もっともっと鍛えましょ。
ただ、それはそれとして。
己の進歩やトレーニングの成果を感じて悦に入るのが自分が競技遊びをしている大きな目的なので、やはりタイムを落とすのはすごく嫌だな。
次のヒルクライムレースは9月前半の志賀高原HCレース。
こっちではきちんと自分が一番速く登れるペースを守って昨年のタイムやNPを更新したい。
頑張るぞい。
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順番がバラバラだが後は細かい話。
往路の道中、新潟と福島の県境である60里峠は霧が凄かった。

雨が降ったら不参加と決めているのでちとハラハラしたが、本番は降られなくてよかった。
レース後のおもてなしは今回もいい感じ
今年も高湯温泉のトートバッグを貰ったので昨年のと合わせて2個になった。

温泉に行くときに着替えやタオル入れとして気に入っている。
競技中は雨に降られることも無かったのだけど、下山の頃になるとポツポツと雨が当たってきた。バイクを濡らしたくないので、自力下山はやめて大会運営の用意していた下山バスに乗らせてもらう事にした。

今年も競技中はまったく気にならないんだけど、下山になるとものスゴイ風景の中を走るレースだな~と改めて感じる。
今回はバスの車窓からお気楽に風景を眺められて良き。
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それから、競技後はそれまでの減量ストレスを解消する為にお楽しみの爆食タイムを設けているのだけど、今回は福島県ではパス。
ソースカツ丼と喜多方ラーメンを思いっきり貪り喰いたかったのだけど、どうにか我慢して帰路についた。
レース後の超級食欲を翌日まで我慢できた。これはマジで自分スゴイと思う。
んで、翌日。
マリモ君とその御子息殿であるミナト君と長野県へ男3人爆食旅行へ出かけてきた。
目的地は長野市にあるカレー屋さん。カレーもナンもお代わり自由という夢の店。
自分は道中で何度『腹減った~』と言ったか分からない。
もはやカレーとナンと頬張る事以外考えられなくなっていた。
3時間程のドライブで到着。市内中心部にて、コインパーキングに車を止めたが、空きが中々見つけられず空腹感が増した。
目当てのお店はカフェ モンマルトル
おしゃんな店内だった
ハッシュドオムライスも美味しそうだった。カレーセットと両方頼もうと思っていたが、それだとカレーとナンをお代わりできるメリットが薄れるので、止めておいた。
着ナンっ!

カレーもナンも数種類から選べた。自分はキーマカレーとチキンカレーにチーズナンを注文。お代わりする前から素晴らしいボリュームのカレーとナンで嬉しい。
特にチーズナンは中からチーズがみょーんとめちゃ伸びた。

こんなん食った事ねぇ!うめぇ!!
大変に美味だった。
マリモ君はしっかりナンとカレーをお代わりしていた。ナン自体がかなり大きく、ミナト君は食べきれなくなっていたので、食べきれない分を自分がフォローしたら自分でお代わりする胃袋スペースが無くなった。
丁度良く満腹となり大変に満足感の高い食事であり、また減量頑張ろうと思えた最高の食事であった。
そのあとは3人で温泉入ってノンビリ帰宅。楽しかった~。
マリモ君、ミナト君どうも有難う(^^)/
おしまい。
おまけ。
先々月に納車されたスラクストンは時間を見つけては少しづつ乗り、走行距離が400km程となった。
少しカスタムをしたので記録に残す。
分かっていた事だが荷物が乗らないので、遠出しにくい。ボディバッグに財布と携帯を入れて乗っていたんだけど、今後涼しくなったら皮ジャン着たいし身体に何か付けて乗るのはごっつぉじゃねぇなぁと思っていた。
そんなわけでサイドバッグを買った。

トリップマシンのスウェード皮のバッグ。レトロな感じが好きな感じ。
皮のメンテナンス用にブラシと栄養スプレーも買った。ぬかりなし。
サイドバッグサポートはラジエターガードと同じメーカーにした。

モートーン。
リアサスとマフラーの取り付けボルトで締めて取り付け
バッグを付けるとこんな感じ

カフェだし本当は余計な物付けない方がいいよなぁ
そう思ってバッグは左側だけにした。右側は何もつけずこのままシンプルにいきたい。
でも後ろからみると左右非対称でちょっとうむ~とも思う。

右側も購入はしてあるので長距離走れる時は両方に取り付けようかな。
それか近場ならバッグを外してサポートだけにすればそんなに目立たないかな。
大した事じゃないのにあれこれ悩むのがまた楽しですな。