• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2025年06月20日

2025富士ヒルに参加した。接触事故からの落車発生。その当事者となってしまった話。

6月1日(日)
日本最大規模のHCレースである富士ヒルに参加してきた。

タイトルの通りである。

レース中に自分のハンドルと他者のハンドルが接触し、相手が落車してしまった。


大会後半月ほどが経過している。

この半月、各SNSで 2025 富士ヒル 落車 を検索している。

自分が探している方はSNS等を行っていないようだ。見つけられず。

あれから身体に痛みなどは出ていないだろうか。バイクの破損は大丈夫だっただろうか。レースは無事にフィニッシュできただろうか。

こちらから出来る事はすくないが、とにかく気になる。

もしこれを読んで心当たりのある方はご一報いただけるとありがたいです。


戒めとして。

自分のレースを記事にする前に起こしてしまった事故について記事にしておく。



富士ヒルは過去に一度参加している。

18年に参加した時、雨天にてアルミフレーム+アルミリムの練習バイクを使用して1時間13分12秒のタイムだった。

今年は1時間10分を目標タイムとした。当時の練習バイクと比較すると4kg近い重量差のある決戦バイクを使用するので、目標は達成できると思っていた。

エントリー時に申告タイムを申請するが、そんなものは関係なく、直近3年間の大会タイムで出走ウェーブが決められるため、持ちタイムの無い自分は最終ウェーブの出走となった。

これは難しい。

背中のゼッケンにエントリー時の申告タイムが小さく書かれる。スタートを待つ間、最終ウェーブで周りいる方々の申告タイムをみると2時間とか1時間50分とか。

んで、レーススタート。

なんせ国内最大規模のHCレース。その最終ウェーブである。
走行レーンである左車線では常に人垣で溢れており、その中で他者の間を縫って上へ上がるのは不可能だ。

速く走るにはセンターラインを少し越えて反対車線から人垣を超えていくしかないが、反対車線はすでにゴール後で下山してくる強者の集団が度々わぁ~っと下ってくる。

下山の集団が切れるタイミングで道路の中央線や反対車線側を遠慮がちに走って前方の人垣をパスしていくしかない。

計測開始から延々とその繰り返し。

んで、コース中盤に差し掛かるかなといったところで、左車線の人垣がいっとき空いた。
中央線付近にはまばらに走っている方々がいて、左車線の側溝側はスペースが空いている。
右車線は相変わらず下山の集団がちょいちょい下ってくる。
そんな状況だったので、道路中央から左側へ移動しつつ空いたスペースを使って中央線付近の方々を抜こうと考えた。
その際、側溝側を走っている方もいたが速度差があるので合図の手を上げてその方の前に入り、中央線を走っている方々を抜きにかかった。

その刹那。

なぜか中央線付近を走っていた方のハンドルと自分のハンドルが横からガッチンコと接触した。

自分にとっては右斜め前方からの衝撃、相手にとってはおそらく左斜め後方からの衝撃だったと思う。

それで相手はハンドルを取られて落車してしまった。
自分も接触した衝撃でバイクが側溝側へ弾かれた。

うっおっおっ

側溝に落ちたらバイクは一発廃車だろう。昨今の超高価な自転車値付けが頭をよぎる。
もういちどハイエンドを買うなんて絶対無理。

側溝に吸い寄せられるバイクのコントロールを手繰り寄せ、なんとか側溝に並行する形で止まる事ができた。

心拍がバグバグして停車するまで周りがスローモーションに感じられたかの様だった。

んが、自分はなんとかなったが、相手はっ!?

振り返ると左車線の真ん中で相手が落車している。

すぐに駆け寄りたいが、下から上がってくる他者の人垣はまったく途切れず、近づけない。
『大丈夫ですか、怪我はないですか、すいませんっ!』
声を掛け続けるしかできなかった。

しばしのち、人垣が途切れたタイミングで相手もバイクを押して路肩へ歩いて来られた。

大謝りしつつ怪我やバイクの破損などを確認する。

良かった。見た目に怪我や破損は無さそうだった。
しばらくお互いの確認をしていると、相手のお友達?も下から上がってきて止まられた。軽く状況を説明する。

それにしても大きな怪我がなくて良かった。

相手からは大丈夫だから行って。もう行って。としきりに言ってもらえたので、申し訳ないが再スタートをきった。

ただ、他人に迷惑を掛けてしまった後で、自分だけ怪我や破損がないからと競技志向に戻る気にはなれず、以降は安全第一でほどほどの走りでゴールを目指す事にした。

ゴール後、サイコン上のタイムでは1時間14分少々だった。

事故発生から再スタートししばし走るまで、冷静でなかったと思う。

相手方の連絡先を何も聞いていない。

自分より一回り位年上だろうか。自転車のメーカーは分からなかったが、ぱっと見た感じでアルミフレーム、アルミホイールの自転車の男性だった。


ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。

その時の事について、少し確認したい事もあります。ご連絡出来ればありがたいです。


事故発生時、近くを走られていた方々や下から上がってきた方々もさぞ驚いたと思います。ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。


今回の教訓として、持ちタイム無しで最終ウェーブスタートとなるならば、今回はタイムを意識せずに安全重視で走り、来年以降早めのウェーブでスタートできる状況になってからタイムに拘って走ればよかったと思います。

また、事故発生までに前走者をパスするときは反対車線を走っている負い目もあってか『右抜きます』とほぼ声を出しながらパスしていましたが、事故発生時は左車線内で追い越しを完結できる事から『左抜きます』とは声を出していませんでした。一般的には右抜きのパターンが多い事から、左から抜く時こそ声出しがより必要であったかなと思います。

反省しきりです。
ブログ一覧 | レース、イベント | 日記
Posted at 2025/06/20 12:11:00

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

関連記事

バイクと車のサーキットの違い
トチプーさん

ロックオンされました。
モンテカルロAP1さん

夏日の勢い
linkboyさん

力ブのレース 2024最終戦
し まさん

この記事へのコメント

2025年6月20日 13:22
勇気ある記事を書かれたのは素晴らしいと思います。
どうか先方も怪我なく無事に完走されている事を私もお祈り申し上げます。
コメントへの返答
2025年6月20日 15:59
radius-meganeRSさんこんにちは&コメントありがとうございます。

ありがとうございます。
事故発生時はなんともなくても後から痛みやケガが出てくる事もあるので、心配です。

自分の中にどこか油断していたというか、調子に乗っていた所があったのかもしれません。

それとは別に、他者や周りへの気遣いという面でまだまだ未熟な面があるなと思い至りました。
起こってしまった事として、己の肥やしにします。
2025年6月20日 17:51
お疲れ様です。
レース中の接触や落車はつきものですがしっかりと停止して相手の方の状況を確認するなどスポーツマンシップに乗っ取った行動には感服致します。私もレース中に落車した方を救護したことが何度かありますが皆さん無視していってしまうのが普通です。
落車された方も無事完走されていること願うばかりです。
コメントへの返答
2025年6月22日 12:22
白パジェロさんこんにちは&コメントありがとうございます。

ありがとうございます。
レース中の接触や落車はつきものと言って貰えると気持ちが楽になります。
自分の参加する自転車大会はほぼHCレースのみなので、他者との接触や相手のある落車事故は初めての経験でした。
今回は速度の出ていない登坂中の事故で見てわかるような大きな怪我は見られませんでしたが、下りや平坦で速度が出ていたらと考えると恐ろしいです。

よくよく気を付けます。
2025年6月21日 22:09
こんばんは~
長い間レースをやっていると避けられない事はありますよね~
ウチはスタート順の渋滞に巻き込まれたらそのレースは諦めてますね
あとは自分も含めて落車に巻き込まれないようにするために
回りを良く見る!フラフラする人には近づかない!技量が不明なライダーの後ろには付かない!最後は声掛け!ですね

最後はレースアクシデントとして気持ちを切り替えるしかないと思いますね
自分でもレースを走り!主催者側でレースの裏方を長い間やっているとそう思う事が多いですね
コメントへの返答
2025年6月22日 13:22
n山さんこんにちは&コメントありがとうございますっ!

そうですよね~今回は無理せずほどほどにして、来年以降のもっと速いウェーブでスタート出来る時にタイムに拘るのが正解だと思います。
最終ウェーブスタートは常に渋滞の人垣が左車線いっぱいにわさわさしている訳で、普通ならそもそもレースにはならないです。
ここに来るまでの費用、積み上げてきたトレーニング量、万全な体調に富士ヒルでは珍しいド晴天等々、色々と勿体ない気持ちになったんですね(^^;)

気持ちを切り替えるのはなるほどですっ
事故後は失意のなか溜息がとまらず、サイクリングみたいな強度で走り出しました。
今考えればそんな状況自体も勿体なかったですね。
しっかり走っていれば少なくとも来年走る時の比較用としてパワーやタイムを残せたんだなぁ。

n山さんのレース経験に裏打ちされた助言は本当なるほどですっ!
ありがとうございます(^^)/
2025年6月22日 15:36
参加者が多いメジャーなイベント、レベルもバラバラで最終ウェーブとなれば事故もある程度やむを得ないように思われます。
落車した相手を気遣い、一応の無事を確かめる行動をとられ、またブログを通じて連絡を試みられている態度は誠実だと思います。
事後症状も無い無事な状態を確認できるといいですね(⁠^⁠^⁠)
コメントへの返答
2025年6月24日 20:07
トモ@b3さんこんばんは&コメントありがとうございますっ

ありがとうございますっ
そういってフォローしていただけると本当、気が楽になりますっ
ブログをアップして以降、
2025 富士ヒル 落車
で検索すると自分のブログが一番に出てくるので、相手の方やそのお友達の目にとまればなぁと思っています(^^;)
2025年6月23日 23:47
富士ヒルお疲れ様でした。
自転車レースは落車は避けられないと思うので、お互いに危険予知ですね。
クリテ、エンデューロ、デュアスロンと色々と危険な場面に遭遇しましたが、余裕有る走行ライン確保と声掛けですかね。
富士ヒルのWAVE分けが疑問ですが、出来るだけWAVEの先頭で走り出すとかですかね。自分はなるべく声掛けてから右側から抜く事を心掛けてますが、ヒルクライムはいきなり斜行されたり、予想出来ない動きするライダーも居ますからね。双方声掛けて再スタート出来てるので、気にされなくて良いのでは無いかと思います。側溝に落ちなく怪我無くて良かったです。
コメントへの返答
2025年6月24日 20:33
147-TSさんおばんです&コメントありがとうございますっ

ウェーブの分け方について、持ちタイム無し勢は申告タイムガン無視で最終ウェーブとなるのはかなり厳しいと思うのですが、自分の不注意もあっての接触事故なので運営の仕方に不満は言えず、むぐぐっって感じです。

確かに、どうせ最終ウェーブだからとスタート前はかなりゆっくりしていました。最終ウェーブでもその先頭付近で出走できればまた話が違ったと思います。

↑の方々もそうですが、やはり色々な競技をされている方はトラブルに対する経験値が違いますねっ
私はほぼヒルクライムオンリーなので、今回の事故発生時はかなり気が動転していたと思います(^^;)
今後もレース遊びはずっと続けていきたいので、その助けになるアドバイスありがとうございます(^^)/

プロフィール

「2025富士ヒルに参加した。接触事故からの落車発生。その当事者となってしまった話。 http://cvw.jp/b/1375164/48494939/
何シテル?   06/20 12:11
EVASSONです。就職した時に買ったインプが八年で20万キロになりました。記念にブログをはじめます。 オートバイ、ロードレーサー(自転車)が趣味です。 そ...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

重症だな 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/10/16 07:03:24
発作的逃亡、或いは帝国ぬる湯ツーリング2024長月 1日目 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/09/25 17:05:19
長野県 食べ歩き 650円までのランチ・日替り・定食・丼モノ・麺類の店 総集編 ② 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/06/08 22:35:38

愛車一覧

スバル プレオ スバル プレオ
インプから乗り換えました。 3枚ドアのバンが欲しかったのですが、子供が二人いるので妻か ...
イタリアその他 グランツーリズモ イタリアその他 グランツーリズモ
重たいアンカーのクロモリでヒルクライムレースに出ていたのですが、レース会場では周りを見渡 ...
トライアンフ スラクストン1200RS トライアンフ スラクストン1200RS
23年秋、大型2輪の免許取得した日に外車ディーラーに寄った際、なんのかんのあってその日の ...
ホンダ GB250 CLUBMAN (クラブマン) ホンダ GB250 CLUBMAN (クラブマン)
GB乗り継いで2台目です。 空冷、単気筒、キャブという回らない要素満載なのに一万回転まで ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation