今年のお盆も屁風の仲間で集まって間瀬サーキットの4時間耐久レース遊びをしてきた。

上は宮城県から下は岐阜県まで。
今年もチームの皆が遠くから新潟の地に集まっていただき、マジ感謝!
お陰様で大盛り上がりの二日間だった。
毎年思うのだけど、私にとってはシーズン中で一番の楽しみとなっている。
皆さんのお陰です!!
今年の屁風チームのトピックスは地元新潟の仲間が一人増えた事だ。
左側のイケメン、やし君。若い。ロード初めたて。イッコ下の地元ストラバ仲間からの紹介でチームに合流してもらった。

イケメンと野獣。お互いが際立っていいコンビだと思う(笑)
それから今年は私の長女も耐久レースに参加した。初めてのチームエンデューロであり、サーキットデビューでもある。

いよいよ娘と一緒に耐久レース遊びが出来ると思うと走る前から感無量であった。
今年の春に車坂峠HCレースにて、初めて娘と一緒にHCレース遊びをした時も走る前から大感動だったな。
子供の成長って早いですなぁ。写真見てるとホッコリしちゃうよ。
さて、レースの事を書く前に準備の話。
今年は間瀬の前にTNI号へ大規模なカスタマイズを施した。
シーズン途中でバイクの仕様変更はしたくないのだけど、なんせガーミンのパワーメーターがエラー吐いてばかりでなので仕方がない。
もう諦めて別のメーカーに替えよう。
って事で用意したのはコレ

プラクシスワークスのカーボンクランク。左クランクアームに4iiiiのパワーメーターが仕込まれたモデル。多分製品が発売された日に購入できたと思う。
チェーンリングは冷間鍛造だそうな。
ダイレクトマウントですな。
アームの歪を計測していると思うんだけど、マニュアルにはシャフトの歪を計測するって書いてあるんだよね。ホンマかいな?
バイクに取り付けるとこんな感じ。

予想通り!カッケ―!!
気になる重量はクランク長170mmにギヤ板が52/36Tで
206.3g+248.8g+180.2g=635.3g
でした。
今まで使っていたクランクは5700の105。クランク長170mmに52/39Tのギヤ板で

746.5g
って事で746.5g-635.3g=111.2g程の軽量化ができた。
練習用バイクなので軽量化したいとは考えていない。
あくまでもパワーメーターが目的。で、見た目のカッコ良さも付いてきた♪
クランクでパワー計測を賄える事になったので、今まで使っていたクソ重いパワメ内臓ペダルから軽量ペダルに交換できるのトコロも超利点。
って事でLOOKの最軽量ペダルを買った。

ケオブレードカーボン チタンシャフトモデル。
片側で94.6g

軽いね~♪
今まで使っていたガーミン vector2J

片側180.5g(笑)
まぁパワーメーター内臓で、通信用ペダルポット込みだから重いのは仕方ないけど。
今までお疲れ様でした。キミの度重なるエラーには心底疲れたヨ。
180.5g×2-94.6g×2=171.8gの軽量化ができた。
結構大きく軽量化が出来たが、そんな事よりも見た目がイイ。きにいりました。

カーボン製の板バネ方式なので、普通に金属スプリングを使わないトコロもすごく良い。
毎日練習しているとペダルのスプリングって結構錆びやすいのでいつも嫌な気持ちになっていたのだけど、これは錆るトコロがないから練習バイクに最高じゃあるまいか♪
板バネを交換すればクリートの固定力を変更できる。

最初ペダルに取り付けられていた16Nmの板バネはちと外すのに硬い。付属の12Nmに交換したらいい具合となった。
それから練習用ホイールを新調した。

リムカバーなんてものが付いていた。箱から出す時点でイイ物感が漂っている。
ヴィジョン トライマックスKB 35mm

今までTNI号には前後2kgの鉄下駄ホイールをずっと履かせてきた。
トレーニング用の機材は安い方がいい。と自分では考えていたからだ。
ではなぜ、今回練習用ホイールなのにイイ物を用意したかというと。。。
カッコいいから(笑)
バイク全体の見た目で黒基調に少しオレンジでバイクを作っていると、アルミリムのブレーキ面の銀色がめちゃ邪魔に感じていた。
購入したホイールはアルミリムだがブレーキ面がプラズマ電解ナンチャラ処理にて黒くなっているのだ。レーゼロナイトとかシャマルミレとかと一緒。
黒くて精悍でセミディープな超イカス見た目+アルミリムなのでカーボンホイールみたいに下りでブレーキ排熱に気を遣わないでいい。
なんて素敵!!
ちなみに自分で測ったワケではないが、ネット情報だと前後セットで重量は約1600gちょいとの事。
前後で約2000gの鉄下駄ホイールからの換装なので約400g程の軽量化となった。
付属のクイックも作りが良さそう。

純正品なので重い分ガッチリ固定出来る印象を受ける。いいね。
。
。
。
ここまできたら最後まで逝くか。
だいぶ支払いが厳しいが、あと一か所だけ交換したい部分がある。
そこを交換すればもうカスタムしたい場所が無くなる。
自分の理想のTNI号が完成する。
脳内の妄想にリアルが追いつく。
ってな事を自分に言い聞かせて勢い付けて、ポチっとな。
数日後に着弾した最後のカスタマイズはこれ。

KMCの黒×オレンジのチェーン。DLCモデル。
10速の物よりもパッケージにコストダウンが見て取れるが、それでもお金のかかった箱に納められていた。
んで、これ11速用。
ずっと知らなったのだけど、11速用のチェーンでも全く問題なく10速コンポに使用できる。
考えてみれば10速コンポでクランクだけ11速用に変更しても問題が出ないのだからチェーンも同じか。そりゃそうか。
私は練習バイクも決戦バイクも未だに10速コンポを使用しているので、10速用高品質チェーンの入手に困っていたのだけど、11速用で全く問題ないって知った時の嬉しさよ。
って事で、上記のパーツ群を取り付けたらこうなった。

ぐうカッコイイっ!!これが実売3万円の激安フレームの佇まいかっ!?
最初は激安フレームセットに余剰パーツで組み上げたお安い練習バイクだったのだけど、その走りとシンプルな見た目にすっかり惚れたらもっと良くしたくなり、少しづつ仕様を変更していき、今回ので遂にフレーム以外の全てのパーツを交換し終えた。
これで完成。
全てのパーツが自分の好みの物で構成されている。
私にとってはこれ以上の練習バイクは存在しない。
毎夜毎夜、汗と鼻水とヨダレを存分に降りかけ、嗚咽を吹きかけている。
汚した分、トレーニング後は毎回ワックスを掛けている。
大好き。
ぶっちゃけ決戦バイクのウィリエール号より愛着を感じている。
どこかのお金持ちからコルナゴC64と交換を持ちかけられても断る自信がある。
ってのはちょっといい過ぎた(笑)
チェーンのオレンジ色が素晴らしくイイ感じ。

親バカで申し訳ないが、ルックス最高!これマジ大好物ですわ。ご飯のオカズになりますわ。
ホイールもイイ!!エアロスポークにストレートプル。ベアリングはアンギュラコンタクトだっ!!申し分ないスペックだが、そういうのが霞む位、とにかくブレーキ面が黒いのがイイ!!そこに尽きる!!

タイヤはヴィットリアのコルサ。いいタイヤだな。
世間からしたら超今更だが初めての25C(笑)
ところで今まで使っていた鉄下駄ホイールには常に激安タイヤを履かせていた。
主にザフィーロ。
激安タイヤは重量も走行感も重ったるいので負荷が沢山掛かり練習に丁度良いと思っていた。
狙ったパワーをどれだけの時間維持する事が出来るかが練習では大切だと思うので、例えば峠を本気で一本登るとしたら、重くて遅い機材で練習した方がより長い時間体に負荷を与えられる。
だからトレーニング用機材は安い物に限ると思っていた。
んだけど、
カスタマイズ後に自宅裏山を走ったら一発で考え方が変わってしまった(笑)
下りがものスゴク安定していた。
いつも下る時に感じている恐怖心が全く感じられずに普通にスアーっと下山出来た。それが超気持ちよかった。
下りが気持ちいいなんて初めての感覚。
今までおっかなびっくり、常にブレーキ当て効きで下っていたのは自分がヘタレだからだと思っていたのだけど。
仲間と一緒に山を下ると、誰も彼もどうしてそんなに下りが速いんだ。怖くないのか。
脳みそのネジが飛んでいるんじゃないかw(失礼)と思っていたのだけど。
タイヤのせいだったのかも。
イイ物はイイって事で。
目からウロコだった。
なんでも使ってみなければ分からんね。自分の固まった考え方に反省です。
さて、いい加減長くなったので間瀬の話。
今年もレース前日に集まれる方は朝から集まってサーキット近くの弥彦山へヒルクライム遊びに行った。
近くの道の駅に集合。1Qさん、マリモ君、EVA、きむたこ?さんの4人で。おなじみって感じのメンバーですな♪

ちょっとした機材トラブルもあったが、まぁ通常営業。
きむたこ?さんが私の黒蛇ジャージに合わせて白蛇ジャージを着てくれた。

ホワイトマンバとブラックマンバ。
白蛇ジャージは涼しそうでいいな。もし次に購入できる機会があったら次は白蛇買いたいな。
さっくりと弥彦山登頂
この日は気温がめちゃ高かったが、山頂はまぁそれでも気持ちよかった。

天気が良くて佐渡ヶ島も見えた。
しかし山から下りたら下界は熱風が吹き荒れる灼熱の世界だった。
そんな中を爆走するきむたこトレイン。暑さは慣れなのかな?

新潟県も暑いと思うが岐阜県は盆地なので更に暑いそうだ。
仲間に入れてもらいたいサイクリングチームがあるので岐阜県関市にだったら引っ越ししたいなと思っていたが、そんな話を聞いたら私は住めないわ(^^;)
下山後は山でドロップしたマリモ君と合流してジェラート屋さんへ。

キレイめなおねえちゃん達がわさわさいる店内で、汗とほこりにまみれた我々が並ぶのはちと申し訳ないな。
外はどえらい暑さだったので。クーラーの効いた店内で食べるジェラート最高!

でも外で暑い暑いと言いながら喰うのもきっと美味いだろうな♪
その後はスーパーで買い出しして宿付近の浜辺でBBQ遊び。
今年も色々焼いた
最高の時間が流れる
夕日が暑い
宿では飲みなおしつつ恒例の腕相撲大会が始まりマッチョ組が大ハッスル。
今年もマリモ君に挑むが敵わず(笑)
飲みたかったのだけど私は早朝のサーキット試走に間に合うように自宅から娘を連れてこないとなのでホテルではノンアルで我慢。
とっぷりと夜が更けた2時頃、そそっと部屋を抜けて活動開始。
ホテルの外に出たら月明かりで海がキレイだった。
コーヒー飲みながら1時間程ドライブ。
自宅に戻ると当然ながら家族は良く寝ていた。
全然起きない長女にどうにかシャワーを浴びせて、さらに着替えさせてバイク2台積み込んだら再び現地へ。
ちなみに今回は妻の車を借りた。自分の軽と違ってバイク二台にタープやアウトドアチェア等の荷物が割と楽に乗った。こういう時いいなと思う。
サーキット駐車場オープンの少し後に到着。
今年は時間的な余裕をもってチームの受付とピット裏の補給基地設営を行えた。
今日もめちゃくちゃ暑そうだ。

楽しいレースが始まるぜぇ~
今年の屁風チームは3人×3チームに私&長女がファミリークラスで初参戦。
HEPP 森林組合

新メンバーで初心者のやし君を顔見知りのマリモ君と気配り神のサワデューさんが爆盛り上げ&ガッチリフォローで今後もレース遊びにどっぷりハマってもらう布陣。
やし君からはレース後に来年もやりたいという言葉が聞かれたので大成功です。お二方グッジョブ!!
HEPP 漁業組合

マキシ鬼監督と自転車紳士Fさんと暴走きむたこさんの屁風最速チーム。
3人とも二つ名があっていいなぁ。
HEPP トリプルH

ハイパーさんと1Qさんとヒロ君。
HEPP EVA家

私と長女。私の屁風ジャージはサイズチャートで腹回りを合わせたのでサイズが小さく丈が足りず、油断するとすぐ腹がでる。
屁風ジャージも流行りのエアロ効果を取り入れたレーシングワンピースで作りたいものだ。
いつもレース前は超バタバタなんだけど、今年はなんだか全てがスムーズに順ℬ出来たので、チームの皆でまとまって試走に出発できた。
とりあえず長女にはサーキットの走り方を説明しながらゆっくり1周。
コースの1/3は登坂になっていて登り終わる所では8%位の斜度になっている。結構キツそうに登るので、大丈夫かなぁとハラハラした。
そんなこんなでスタートはこんな感じ
森林組合組のスタートライダーはマリモ君。EVA家は娘に任せた。

二人とも頑張ってね♪
最後尾で並んでいたので、お気楽に3人でスタート前の記念撮影ができた。
スタートライダーは娘に任せたが、そもそも娘には随伴走行が必要なので、娘が走る時は私も一緒に走らなければいけない(笑)
今年はなぜか大会公式ページに我々屁風チームの写真が沢山採用されたので貼っておく。いつもカスリもしないのだけど今年はどうした。
スタート時の1Qさん
スタート時のEVA家
レース途中の1Qさん
さて、レースの話。
最後尾から他所のチームの邪魔にならない様にゆっくりスタート。
ゆっくり娘のペースで走る。
んが、一周目にしてかなりキツそう
なんとか登り終えたらコースの端っこでちょい休憩(笑)

まだ一週目だけどもね。
登りも大変だけど、下りもブレーキ握る手がくたびれるみたい。
これはなかなか苦しいレースになりそうだ。
ひとまず一周しただけでピットに入り、娘から私へ計測チップを交換。
娘には沢山水分を飲んで休む様に伝える。
娘と同い年位のキッズも走っているが、明らかにうちの娘が一番周回ペースが遅そう。
登り終えて休憩する位だからまぁ遅くて当然だけども。
しかし娘にとって初のチームエンデューロ。これをつまらない思い出には出来ん!
って事で今日のEVA家の目標はファミリークラスで最下位をとらないこと!
最下位を回避して今日を楽しい思い出とするにはパパ全開で頑張る必要あり!!
自分が走る時に他のファミリークラスの参加者を確実に抜いておく。
1スティントで2lapほどしておけばひとまずは安心か。
んで、7周程走ったところでボトルが空になったのでピットに入ってボトル補給兼娘に計測チップ交代。
娘と一緒にゆっくり1周走る。
登り終えたトコロでやっぱり休憩(笑)
この後も娘から私へ交代して7周走るってな感じでレースを進めた。
これだと7周頑張るごとに娘と一緒にゆっくり1周インターバルが入る事になり、かなりいい練習になったと思われる。
前日の弥彦山遊びでうっかりサイコンの電源を切らないでいた為かバッテリー切れでサイコンが使えずログが残っていないのが残念。
んで、順調に周回を重ねていたが自分の第3スティントが終ってピットに入った時点で持ってきたクーラーBOXの水分が全て空になった。
丁度半分の2時間が経過して娘が3周、私が21周したところだった。
そこで水分購入がてらピットの外へ出たらもう暑すぎてダメ。
レースの途中経過を確認するとEVA家は下から3番目の順位wであったが、最下位とは10lap以上の差がついていた。これなら安心して休める。
そう思って娘とかき氷食べていたらすっかりレースへの気持ちが切れてしまった。
娘と一緒に走る時はゆっくりペースとはいえ、2時間継続して灼熱のサーキット上で走り続けるのは、どえらい消耗具合であった。
その後はもう走る気になれず残りの時間はピットでダベったり、仲間の写真を撮って過ごした。
後で知ったが、この日の新潟は令和初の40℃越えを記録したそうで、野外での運動は原則禁止との事だった。
適切な判断でしたな。
HEPP 漁業組合
HEPP 森林組合
トリプルH
娘もくたびれ様子。
んで、のんびりとピットでだらけた後、レース終了まで残り10分くらい。
よし、そろっと最後の仕上げとするか。
途中は休んだけれども、最後のチェッカーは娘にキチンと受けさせたい。
娘と一緒にコースに入ってラストlap。
ゆっくり走っていたら最終コーナーの辺りできむたこさんとヒロ君が一緒にフィニッシュしようと合流してくれた。
4人で一緒にチェッカーを受ける事ができた。

これは嬉しかったな。ちょっと感動した。
お二方、ありがとうございましたっ!!
大会公式ページの写真にも我々のフィニィッシュ時の写真がアップされていた。
レース後、各賞の表彰があった。
娘がキッズ&レディース賞で何か貰った。
中身はお菓子の詰め合わせだった
レース後の自転車用品が当たるじゃんけん大会は仲間全員不発だった。
去年は確かマキシさんがイイ物当ててたっけな。
レース後は皆で近くの温泉へ。
私は最初の2時間で頑張りすぎた為か温泉の前後で全身攣りまくりで過去最高の疲労感だった。
痙攣が脚だけでは済まず、手のひらや首すじが攣るのは過去にも経験があるが、腹筋が攣ったのは初めての経験。
腹筋が攣ると全く動けなくてめちゃめちゃ痛いよ(笑)
そんな訳で最後は皆に醜態を晒してしまったが、今年も超楽しかった。
遠くから参加して下さった皆さんお疲れ様でしたっ!!

また来年っ!マリモ君と間瀬で待ってます(^^)/