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（私のミャンマー 9からの続き）

さて、寄贈式典前になって、日本大使館の書記官の方から連絡が入りました。この日本大使館の書記官の方とは以前から寄贈について相談していました。私が人生で初めて接した（ミャンマーに限らず）大使館の書記官の方でした。

その連絡は、日本のNGOのAMDAが日本の草の根無償資金協力を使ってメッティラに小児病院を作るというプロジェクトがあり、その竣工式が我々の寄贈式典と同じ日になったというものでした。

このことはわかっていたので、そこと被らないように日程調整していましたが、AMDA側のスタッフの問題で被ってしまいました。草の根無償資金協力ですから、原則は日本大使がそちらに出席することになります。まあ仕方ないかと諦めていたのですが、ここでミャンマーNo.3のキュンニュン第一書記の出席が効いてきました。もしキンニュン氏が出席なら大使は我々の式典に出席しなくてはならないとなりました。

AMDAには私は少し恩義がありました。AMDAが作る小児病院には日本人医師が診療すると聞いていましたので、なぜそれが可能かをAMDAの日本人スタッフOさんに聞きました。（すっごく綺麗なお嬢さんでした！）答えは、AMADはミャンマー政府と M.O.Uを交わしているってことでした。

そこでド素人の私は、

私　　　M.O.U.ってなんですか？
O氏　　Memorandum of Understandingです。覚書書です。
私　　　そうなんですね。

ここで話は終わるのですが、まだそのM.O.U.についてはピンときませんでした（汗）。ただし、これはかなり後から分かるのですが、日本の医師免許の英語訳と必要な書類があれば日本の医師免許で診療は出来ました。看護師も同じです。

ちなみに、よく日本人医師の海外留学がマスコミに流れますが、多くの国はその国の医師免許がなければ、診療行為はできません、日本もそうです。つまり、手術もできませんから、横で見ているだけです。
途上国については、現地の医師が診療し、隣で日本人医師が指示をするということはあるようですが。まあ現地人医師はダミーってことです。

そんなことで、式典には朝海日本大使の出席も賜り、なんとか開催に漕ぎつけるのですがそれでも直前には日は同じでしたが開始時間の変更がありました（笑）。時間くらいなら驚かない体質になってました（笑）。

寄贈式典会場に寄贈品の一部は展示されましたので、まずはその一部の日本での写真を。

ベッドは使用済み品でしたが、マットレスは新品です。



分娩台



エコー



検査機器







やっとやっと準備してきた寄贈式典が始まりました。もう当時の心境は忘れてしまってますが、緊張でグチャグチャだったと思います。

寄贈式典会場へ入場される方々を。

ミャンマー保健大臣のケッセン准将と朝海日本大使



キンニュン第一書記（以下S1）と朝海日本大使



スピーチ前に並んで。





軍服の後ろは保健省の局長が。



保健大臣と理事長のそれぞれのスピーチが。どっちが先か忘れました（汗）





キンニュンS1は何もしゃべりませんでした。今思うと”なあ〜んだ”なんですが、そこにS1がいるってことなんですかね。

スピーチの後に目録を渡して保健省からは記念品をいただいたような覚えです（汗）。





その後は会場に展示された寄贈品をS1が視察されて、その説明はミャンマー側の人（国立衛生研究所所長、ヤンゴン第一医科大学放射線科教授）がされました。









最後に理事長はS1と握手を。



これでまずは、寄贈式典は終了です。

朝海大使のお帰りです。



この写真は最後だと思っていますが、間違いかも（汗）
保健省幹部との甘っまいコーヒーとミャンマースイーツを。私もいただいています。



この後は、夕方に場所を日航ホテルに変えて寄贈パーティになります。

寄贈式典とパーティと一緒に書こうと思ってましたが、写真が多かったりで、パーティは次項にて。

11に続く