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ロンバードのブログ一覧

2025年05月24日 イイね!

北海道&東北 極楽走4,600Kmの旅 Day 1 & Day 2


準備編に書きましたように、船中2泊分の食料の自宅近くでの調達からスタートです。

初日の夕食は冷凍品、2日目の昼食は西友の冷蔵のピザ、夕食は冷蔵品はセブンとファマミで購入です。2日分の朝食はセブン、ファミマで日持ちするホットドックとかを。

せっかく洗車したのですが、当初の天気予報は名古屋港での乗船時に降るか降らないかでしたが、それは前倒しになって自宅を出発する時から降りだしました(泪)。

名古屋港のフェリーターミナルについてまず乗船手続きです。



出港3時間前にメールでQRコードが送られてきます。



それを使って手続きでした。全くの初めてでおね〜さんの言われるままに。このスマホのQRコードで部屋のロック解除できるようですが、手続き時に発見される紙のQRコードでもできるので乗船中はずっと紙を使ってました。

乗船待ちの列では前から4~5台目でした。



この太平洋フェリーでは車で乗船できるのはドライバーだけで、カミさんは歩いてブリッジから乗船になります。ここで待っていたようです。



乗船待ちの90分は退屈で。それ対策の週間モーニング読んだりで。

車を停めて真っ先に車の雨を拭きました。二日間も雨がついた状態ではウォータースポットが付いてしまいそうで(笑)。

事前に言われていたんですが、車を停めて客室に上がる時にどのエレベーターを使ったかを覚えとけとありましたので、写真をパシリ。



乗船して直ぐに夕食の用意を。

船内のFirst Dinnerのメニューは、

1 ファミマのトルティーヤ
2 セブンのペペロンチーニ(大盛り)
2 セブンのグラタンとハンバーグ
3 セブンの焼きハンバーグ
と赤ワイン

食材を持ってチンの場所へ。チンは一箇所で一つしかありません。先客がいました。ただお好み焼きか何かの一つだけでしたので、こちらへの影響はさほどありませんでした。

我々のこれだけの食材を全部チンするには多分15分以上かかったと思います。
終わってチン室を出るとびっくり!長い列ができていました。



食事終わってカミさんは大浴場へ。私は部屋のシャワーで。私は多分部屋から出ることなく寝ました。翌朝はやはり雨でした。少し経って小やみになったので甲板で写真を。



朝食は持ち込みのパンで。

船内のTVは地上波はダメで衛星放送(BS)だけです。ドジャースのゲームを見て多分ずっと部屋に引きこもり。カミさんはフラフラと船内を見たようです。

昼食はピザです。出発前にチンでOKと知ったので持ち込みましたが、ラップを忘れました。そしてピザの梱包に使われているプラスチックの下敷きは熱に弱いから使うなとここで知りました。ただ幸い耐熱の使い捨て皿を持ってきていたので、それに乗せてラップはピザが入っていた袋で代用です。

前夜夕食の列が頭にあったので、11:00にはチン開始です。

写真の赤矢印のグリーンの板はダイソーのカッター用の下敷きです。ピザカッターを持ち込んでますので、それで切りました。
タバスコを忘れました。カミさんは唐辛子を持ってましたから、それで代用を(汗)。





この旅行期間中のお薬です(汗)。



14:00頃に同じ太平洋フェリーの姉妹船(仙台出港)とすれ違うとアナウンスが。まあどうでもいい話ですが、写真は撮りました。



夕食までは船内をブラブラと。

共有スペースです。



多分コーヒーショップ。何も注文してません(汗)。



客室は、5F、6F、7Fと三階建てです。



船内には映画館がありましたが、そこも足を入れませんでした。

ここでわかったことが。船内にはレストラン、売店、コーヒーショップがありますが、どれも営業時間がブツブツに途切れています。これは主に女性の接客スタッフは、この3つ以上の店のスタッフを兼任していて、同時に店を開けないのだとわかりました。例えば食事時間にカップラーメンを買おうと思っても閉店してるとか。食事の時間は多くのスタッフはレストランにいるはずです。このことを知ってないと、買いたい時に買えないことが起こるのでしょうね。私たちは何も船内で買ってないので不便はありませんでしたが。

船内に予定表のようなイラストがありました。でも船内ではwifiが使えません。私の部屋は陸側だったので、たまに陸に近づく時があってその時は電波を拾いますのでその時に現在地を確認してました。



16:00くらいには仙台港に入港します。





当初は仙台で一時下船しようかと思っていましたが、雨がはっきりしませんのでやめにしました。案内のおね〜さんにも確認したのですが、この仙台停泊中が一番人が少ないので、一時下船、仙台からの新客の乗船する18:00までにチンをするのがいいだろうとなって、17:30には2nd Dinnerのチン開始です。

メニューは、
1 ファミマのトルティーヤ
2 セブンのペペロンチーニ
3 西友のハンバーグ 2種
4 パン
と赤ワイン



食後にレストランを見せてもらいました。









19:00に仙台港出港です。仙台港は長方形になってます。船は頭から突っ込んで停泊してますから、どうやって離岸するかを甲板で見てました。
タグボートで船尾を時計回りに引っ張って180°向きを変えます。なるほど。



仙台港出てから揺れが大きくなったので安全のために酔い止めを飲みました。

シャワーして寝ました。



Day 3に続く


Posted at 2025/06/08 09:04:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | C5ディーゼルで北海道 | 日記
2025年05月20日 イイね!

北海道&東北 極楽走4,600Kmの旅 準備編(車をどうする)


北海道へのフェリーは名古屋港からの太平洋フェリーに決めましたが、走る車はどうするか?です。今はシトロエンC5 とカミさんの通勤とスキー用にスバルWRX S4を所有しています。
普通に考えたら、シトロエンC5です。ハイドロという特殊なサスペンションゆえに素晴らしい高速ロングツアラーなので。これは正規輸入では入っていないディーゼルですので、燃費もいいのです。

私の車関係の友人はほぼシトロエン所有の方ですので、昨日シトロエンC5(以下C5)で北海道へ行ってきたことの報告をFBに上げていますが、それを見た同朋は主治医にシトロエンでの北海道訪問はヤメロと言われているとか、シトロエンで北海道へ行く踏ん切りがつきませんとかのコメントをもらいました。



そうなんです、シトロエンで海を渡るなんて私がシトロエンに乗り始めた30年以上前では考えられないことです(笑)。

ましてやそれなりに今風の電子制御になって素人が手を出せないどころか専用のテスターがないと故障場所、理由がわからないブラックボックス化してます。

そして私の車にはディーゼルのNOxを還元するために尿素水を噴射するシステム(以下SCR)が載っています。プジョー・シトロエンのディーゼルでは定番のSCR故障があります。いつ爆発するか分からない時限爆弾です。一旦故障サインが出ると距離のカウントダウンが始まって1,000Kmで走れなくなります。つまりNOxをタレ流しで走るなってことです。私のC5は距離が42,000Kmでそれを交換しています。同じ42,000Km持つなら、今の距離が72,000Kmくらいですから時限爆弾は多分大丈夫となりますが、その補償はありません(汗)

そんな壊れるだろうC5で行くのか、スキーでそれなりの長距離使ってるスバルWRX S4(以下S4)で行くかで悩まみました。S4の場合は、足(サスペンション)はそれなりに締め上げてますから硬いです。スキーのように山の中を走るのにはまだ硬くてもいいと思ってますが、北海道で経験するであろうなが〜い真っ直ぐな道では固すぎるように思いました。

で、出した結論はC5です。溺愛のC5を今回に北海道に連れ出さねば今後こっちを向いてくれないかもしれません(笑)。昨年、自動車保険を積載車距離無制限になってるスバル保険に変更してますので、スバルの担当者に北海道で動かなくなったら額面通りに北海道から積載車で連れて帰ってくれんだろうねと確認もして。

昨年暮れから気になっていたクーラント(ラジエター液)の臭いも4月に自分の在庫のパーツ群にあるサーモハウジング、アッパーホース、ロアーホース等のクーラント関係のパーツを交換して対応もしてますし。

出発前には13日間の訪問地をナビに登録しました。今回は同じゴリラのナビですが、年式だけ新しいものを購入してましたので、古い方のナビにPCのGoogle Mapで細かい位置を確認して入力して最終的にそのデータをSDカードに書き出して、そのSDカードを車のナビに読み込ませる方法をとったので、1台の時よりは楽でした!
Posted at 2025/06/06 12:02:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | C5ディーゼルで北海道 | 日記
2025年05月20日 イイね!

北海道&東北 極楽走4,600Kmの旅 準備編(フェリーをどうする)


5/24〜6/5で、北海道、東北と旅してきました。

北海道は大学時代に友人2人と大祭の期間中に行きに1日、4日間でほぼ一周、帰りは敦賀までフェリーで回ったことがありました。友人の車(48年規制以前のソレックスの2TGのカリーナ)で名古屋を夜に出て、翌日に青森についてフェリーに乗って函館に。その後は、毎日行ける所まで走って予約無しでユースホステルに飛び込んで。食事は夕食以外は車中で湯を沸かしてカップヌードルを食べます。つまり、数カ所の観光地、給油以外は止まりませんし、運転は交代で。まさに貧乏地方国大生のまんまのただ走ってきただけの旅でした。覚えているのは宗谷岬くらいですかね。

その後は、スキーにニセコ、キロロ、富良野に1回づつの計4回北海道の地を踏んでいます。

今回北海道訪問を思い立ったのは、残すは北海道、沖縄、離島の神社のみとなった別表神社廻りの北海道分終了と、北海道の大地を感じてそれなりに美味いであろう海のものを食してみたくなったからです。結果としては約1年かけて予定を作りました。カミさんはフェリーを予約した3月末までは行くことを信じてなかったように思います。

最初のハードルはどこからフェリーに乗るかです。つまり、飛行機なり列車で北海道に渡ってレンタカーで廻るなどとは最初からありません。己の車で走り廻ることが旅の目的の半分以上を占めますから(汗)。

今から6年くらい前に東北6県を廻った時に、函館ー大間のフェリー便を知りました。気持ちとしては大間まで走ってそこでフェリーになるのですが、これほど時間をかけて作った予定を、フェリーに乗る前に事故なり、渋滞で台無しにしたくなく、フェリーに乗り前のリスク回避を考えると名古屋港で太平洋フェリーに乗ることになります。名古屋港以外にも敦賀、大洗、仙台等から北海道へのフェリーはありますが、乗船前のリスク回避を考えると名古屋港の選択になります。



その太平洋フェリーですが、船中2泊になってしまいますし、金額がカミさんと二人で車有りになると67,000円ほどかかります。この値段は、シャワー、ウォシュレット付きで窓ありのツインの値段です。私は直腸腫瘍のオペ後に軽い排便障害が発生しましたので、個室のトイレ付きはマストになりますので、カプセルホテルのような寝台室は選択できません。

う〜ん、67,000円に夕食2回、昼食1回、朝食2回の食事代もかかります。さあどうする?

比較として、高速道路がある八戸まで走ったとして、11時間、1,000Km、20,000円となり、軽油代は1000Km÷20Km/L=50L 50L×150円=7.500円となります。1泊は必要になりますから、宿泊代を13,000円、夕食代を7,000円として、総額は47,500円+αになります。
そう考えると、太平洋フェリーの67,000円は受け入れざるを得ませんとなりました(笑)。

太平洋フェリーに決めてからは、食事をどうするかでした。結果は全食持ち込むことに。船内にはチン(電子レンジ)が1台ですが、私が予約した部屋と同フロアでかなり近いことがわかりました。

計画は、冷凍品は乗船当日の夕食には問題ありませんから冷蔵のハンバーグ、グラタン、スパゲッティ、冷蔵品のトルティーヤで1日目の夕食にしました。2日目の夕食は冷凍品は無理ですので、冷蔵品のハンバーグはすぐに見つかりましたが、スパゲティ、グラタン等はコンビニの弁当コーナーの物で日持ちするのがあることがわかり、それらを買うことにしました。つまり出発日の午前中に購入することに。2日目の昼食は色々考えましたが、西友のピザにしました。これはチンで大丈夫なことがわかったので。朝食には2日くらいならもつパンにしました。

冷凍品は数日前に購入し、冷蔵品、パンは出発日の午前中に購入しました。

アルコールはワイン2本、ビール3缶(500ml)です。

コールマンのクーラーボックスはパンパンになりました(笑)。

でも色々困難が発生しました。それはその日のことを書く時に。

Posted at 2025/06/06 11:57:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | C5ディーゼルで北海道 | 日記
2025年04月23日 イイね!

JAXAと熊谷ラグビー場

4月に埼玉を再訪することになり、今度はつくば近郊に住む知人と一杯することになり、北関東に行ってきました。

たいして宇宙に興味があるわけではないのですが、何かにつけJAXAという名前を目に耳にするので、まずは筑波宇宙センターへ。正式名称は、”宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター”と言うらしいですが、通称の”筑波宇宙センター”で良いみたいです。

入口の広場にロケットがありました。



ガイドさんがつくツアーだと一般公開してないとこに入れるらしいですが、時間が合わずに断念しました。ツアーはガイド料が必要ですが、一般展示については無料でした。

一般入場で関係ないですが、ツアーの受付です。



一周するだけですから、時間は30分あれば良いですかね。

宇宙ステーション関係です。







ロケットエンジンのメカニズムはほぼ理解してませんからようわかりませんでした(汗)。



歴代のロケットです。



人工衛星にはやたらとアルミ箔が貼ってあります。



カミさんが何でと聞くので、断熱材だと思うよと。



帰りに受付で確認すると、係の人が現物を見せてくれました。アルミ箔の後には樹脂製の断熱材が貼ってありました。アルミ箔はやはり輻射熱対策のようで、宇宙空間ではマイナス100°C以下〜プラス100°C以上までの広範囲の熱対策がいるとのことでこれにはびっくりでした。

次に行くなら絶対ガイド付きツアーですね。

ホテルのチェックイン時間にまだあるので、筑波大学を見ました。筑波大学の写真は無しです。

私の大学受験の1~2年前に開学しています。元は東京教育大学となってますが、全く別物と思っています。そして多感な受験生にとって一番の問題は ”自治を認めない” 大学だってことです。生協すら無かったようです。
今はどうなっているか知りませんが、開学当時はその話題でいっぱいでした。

今のようなネットがない時代ですら、それを目にしてましたから今ならどうなったんでしょうね。そんなだだっ広い筑波大学を見ました。今はそこら中に家、アパートは建っていましたが、開学当時は何にも無かったと想像できました。

そしてグランド群へ。学内は車が入れました。

サッカーは中山ゴン、井原、三笘とかで最近は角ですか。ラグビーは、福岡、内田、山沢とか。

でもね、問題は筑波大学が国立ってことなんですよ。私立ならスポーツ推薦は認めるけど、京都のとあるラグビー有名高校から推薦なんて考えられません。いくら体育学部でもちゃんと勉強した受験生が可哀想で。

その点で言えば、ラグビーの福岡くんはすごいですね。まあ高校も福岡高校だから筑波大学に入っても当たり前だけどですが。

そんなことをブツブツカミさんに説明してホテルに向かいました。ホテルに入った後、すぐに知人が来てくれて酒宴でした。(写真無し)

翌日は帰るだけですが、通り道(?)の熊谷のワイルドナイツ(パナソニック)のホームグランドへ。パナソニックだとか、ワイルドナイツとか言われても、私の中では三洋なんですけどね。

サブグランドにあるクラブハウスです。



私はワイルドナイツ(以下WK)のファンではありません。私はコベルコ神戸スティラーズ(神戸製鋼)ファンです。何で行ったかですが、まあ通り道だったってのが一番の理由で、ラグビーファンとしては見とかにゃ行かんだろうと。

でも、ここはすごいかった。すっげいいグランドでした。



ラグビー専用グランドって、ゴールポスト後のトライゾーンが広く取れます。でもトラックがある所(国立とか)はそれの奥行きが無くなってしまいます。この日は何も無い日だってので、ちゃんとグランドは見れませんでした。

閉まった扉の上から。



するとWKのチーム職員の女性2人が出勤してきたので、少し話を聞きました。愛知だと言ったらベルブリッツ(トヨタ)ファンと思われたようでしたが、神戸ファンですと。愛知県人ですが、トヨタ自動車は嫌いなのでと理由もつけて(笑)。さらにサッカーはジュビロファンですが、ラグビーのジュビロは嫌いですとも。

いろいろラグビーファンとして興味深い話を聞きました。いつかこのグランドで神戸を見たいけど、雨が降ると嫌だしねって言うと、スタンドの上の方の席なら濡れませんよって言われました。う〜ん、どうしようかな(笑)。

WKのメンバー表がありました。



サブグランドメンバーが練習を始めました。



サブグランドの後に別経営のホテルがありました。



駐車場を出る前に一枚。



その後は北関東の延延と続く田園風景を田舎だなあと思いながら下道で走りました。

本庄児玉ICからは下仁田ICまで高速に乗りました。下仁田の道の駅でネギを買って、木曽福島の友人の饅頭屋まで下道で。

その後も春日井ICまで19号で。小牧ICで高速を降りて無事帰宅できました!
Posted at 2025/05/14 10:10:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | C5ディーゼルで関東 | 日記
2025年04月10日 イイね!

富岡製糸場


4月上旬に埼玉県に行くことになり、それなりに神社仏閣廻りの予定は立てていたのですが、もともとあまり興味のない所でもあり走行中に予定変更して冨岡製糸場に行くことにしました。

私としは下調べが全くない場所に行くことはまずありませんが、今回はその全く無しでした。なので駐車場をどこにするかで最初につまづきます(笑)。幸い世界遺産騒ぎも収まり平日ですから空きはありますが、どこまでガメって近くにするかはギャンブルなので、市営駐車場に停めました。まあ後から見ればもう少し近くでも停めれました。

12時くらいの入場だったので次のガイドツアーが15時ということでそれは諦めました。









赤レンガの建物ばかりで、最初の入った所は昔の倉庫だったようです。一通りの展示で説明がありました。









ここは製糸場です。紡績工場ではありません。この違いって分かりますか?

絹糸は切れ目の無いずっと繋がった繊維です。紡績とは羊毛、コットンのような短い原糸をねじって糸にすることです。紡ぐと言います。ただし、絹/羊毛混紡糸の場合は、絹を相手の原糸に合わせて切った物で紡ぎますが。これが製糸と紡績の違いです。

元繊維屋で旧紡織科出の私には、紡績工場でなくて製糸場がなんで先にできたんだ?という疑問がありました。これは私の想像ですが、明治政府は外貨稼ぎのために絹糸を使おうと考えたんだと思います。ここでの絹糸で稼いだ金で日清、日露を始めたとすると、ここはまさに軍事産業だったかもしれません。

そんな単繊維屋の対岸の製糸場を見ました。

繭から絹糸を取り出すので、製糸場になります。その取り出し方が私が一番興味があった所です。繰糸と呼ぶようです。繭はおカイコ体内の2つのところで作られた糸の元をセリシンという物質でコーティングして排出されてそれが丸まったものです。つまり2本がセリシンで固められて1本になった物をを丸めています。

そのため繭はセリシンの色のベージュ色してます。白い綺麗な絹糸にするにはこのセリシンを除去して1本を2本しなければなりません。そのセリシン除去(精錬)には苛性ソーダと私は思い込んでいました。でもこの製糸場では沸騰水でセリシンを溶かしていると書いてありました。ここが製糸場の見学で腑に落ちないところでした。後日調べると、効率が良くちゃんとセリシン除去には炭酸ソーダ溶液(苛性ソーダではありませんでした)のようなアルカリ下での作業のようです。工女さん(女工さんじゃないみたい)の安全には湯の方がいいのかというのが現時点での私の理解です(笑)。

簡単な機会がありました。



多分一番初期の繰糸機だと思います。



順番に見ていきますが、最初に説明動画にあった柱をなくすためにトラスの屋根って建物が出てきません。係の人に聞くと、今まで見たのは倉庫跡で、その建物は繰糸場だと。

繰糸場には繰糸機が並んでいました。でも今ある繰糸場の設備は明治時代の物でなく昭和に創業停止した時の設備でした。ですので、日産に吸収される前のプリンスの機械とか、日産の機械がありました。



繰糸機の駆動力を得るための動力は蒸気エンジンで、その展示もありましたが私は未だに蒸気エンジンのメカニズムを理解できないので、見ませんでした(汗)。

建物見てるのか、製糸業も見てるのかわからなくなりました。係の人に聞くと建物が国宝だと。
なまじ繊維屋であるがため、製糸のことばっかり気になってましたが、ここに来る人は明治時代にこんな工場が建てられ明治初期の殖産興行に寄与したんだあって感心すんですね(汗)。

もう一点の?は、初代群馬県令 楫取素彦の展示、説明が一つもありませんでした。彼は群馬県の発展のために絹糸産業を支援し、東京までの鉄道を交渉したとかがあるのにね。後でwikiで調べたら政府に製糸場の存続を訴えていますから展示くらいあってもと思いました。

繊維の太さの単位でもあるデニール(9000mで1gを1デニール)の記載があったのも良かったです。今の生活でデニールは出会わさないので(笑)。

そんな楽しい(?)時間でした!
Posted at 2025/04/22 10:53:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | C5ディーゼルで関東 | 日記

プロフィール

ロンバードです。 (2017年2月22日にニックネーム変更しました) 前に1988年CX GTI SeriⅡに乗っていました。黒のVISA GTも所有し...
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